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2013/07/06 17:18 日々雑感
安倍政権は隷米政権の最たるものだ。その証拠に駐米大使館の盗聴が暴かれた折に、フランスやドイツはブチ切れたのに対して日本政府は「事実を確認して、」と、出来もしない確認をするとのたまう始末だ。
オバマ氏は安倍氏との会談はおざなりに一時間程度で済まし、前夜ホワイトハウス近辺に投宿したにも拘らず、安倍氏を宿舎にハプニング訪問すらしなかった。それに対してワシントンに足をはこばない習主席にはカリフォルニアまで出向いて二日に亘り計8時間も話し合う歓待ぶりを示した。
しかし日本に対しては米国は要求すべきことはしっかりと要求している。TPP参加の条件で自動車関税は30年間温存して米国内企業を保護すると抜かしている。だが日本の農業に対しては妥協をしない覚悟のようだ。早くも牛肉などのBSE検査基準に対する米国の引き下げ要求に応じて、日本政府は国民への説明もなく勝手に緩和してしまった。
中身のないカスカスの第三の矢に対して、経済効果の数字の提示もないまま、突拍子もなく10年後には国民一人当たり150万円所得を増やすとGDPではなくGDIの数字マジックを根拠に国民総数で割り算して算出したという実態のない数字を掲げているだけだ、との批判をマスメディアは少しもしない。
その反面、小泉政権下で幅を利かせた新自由主義者たちが復権し、新たにブラック企業経営者たちが安倍政権に顔を揃えようとしている。IT企業経営者やコンビニ企業経営者や居酒屋企業経営者たちの基本経営理念は社員への厳しい規律と企業忠誠心を要求する半面、企業利益の労働分配率の低さが特徴だ。
一握りの人たちが富み、大勢の労働者の雇用環境が悪化するのが新自由主義の社会だ。米国の現在の姿を見れば一目瞭然だ。それでも無批判に安倍政権を支持し、中・韓に譲歩しない姿勢だけに強く共感する人たちには困ったものだ。
民主党は未だに党首が「民主党は一枚岩だ」と間抜けな談話を発表している。それでは「消費増税」で反対して、党内に留まった人たちは菅・野田政権下で消費増税を推進した人たちとナアナアで仲良くやっているというのだろうか。
今度の参議院選挙でも、またも民主党は解党的な大敗をするだろう。衆議院選挙であれほどの大敗を期しても一切の反省もなくダラダラと党運営している政党にどのような将来展望が拓けるというのだろうか。なぜ2009マニフェストへ回帰して民主党の旗印を再び掲げようとしないのだろうか。
マスメディアに散々叩かれたが、マスメディアは民主党を潰したかっただけだ。未来への投資の「子供手当」は間違っていないし、最低年金一律支給も社会保障の理念として間違っていない。ただ菅・野田政権でさっさと民主党の2009マニフェストの旗印を勝手に下ろしたに過ぎない。そして官僚の掌で踊らされて奈落の底へ突き落された。
奈落の底に落ちても、未だに「落されたのだ」と気付かない民主党の議員たちに未来があるはずはない。海江田氏よ、敵は安倍政権だが、党内にいる政権病に取り憑かれた連中を党外へ摘まみ出さなければ民主党の再生はあり得ない。その覚悟がないなら、さっさと党代表を退いて元の経済評論家に戻るべきだ。政治理念なき政治家は日本の民主主義にとって邪魔だ。
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