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2013年07月06日 天木直人のブログ
今度の選挙は日本の政治を左右する重要な選挙であるという。
だから棄権せずに投票に行こうとメディアが流す。
建前はその通りだ。
しかし、そのメディア自身が、これほどつまらない選挙はないという顔をしながら選挙報道を繰り返している。
私は今度の選挙ほど無意味な選挙はないと思っている。
棄権はしないが、これほど棄権したくなる選挙はないと思っている。
その理由はひとえに政権交代を果たした民主党の失敗がこの国の政治を台無しにしたからだ。
民主党の失敗によってこの国の政権交代が無意味になった。
近い将来において二度と選挙による政権交代が難しくなった。
その危機感から、私は既存の政党、政治家とはまったく別の新しい政党、政治家が出て来ないと日本の将来はないと確信した。
その考えを、私が期待する人たち一人一人訪れて伝え、ともに行動を取ろうと呼びかけた。
残念ながらだだの一人もその危機感を共有する同志を見つけることができなかった。
それどころか彼らの多くは、今度の選挙で既存の政党から、あるいは無所属で立候補し、既存の政治の枠の中で政治家になろうとしている。
具体的な名前をあげれば選挙妨害になるから書かないが、党首を含め今の選挙で戦っている人たちの多くだ。そして彼らを応援している人たちだ。
政治家にとどまりたい、生き残りたい、あるいは、あらたに政治家になりたい、政治家になって政治家の利権を手にしたい、そしてそういう人たちを応援して彼らを通じて政治にかかわりたい、そういう本音を見てしまった。
いま必要なのは、そういう政治家による政治の排除である。
日本が直面する諸問題はそういう政治家では解決できない。
安倍自民党の問題は、それが圧勝して独裁政権になるという危険性ではない。
たとえ圧勝して政権基盤を強化できても、日本を良くする正しい政策を打ち出せないことである。
野党の問題は、この期に及んでも一つになれないエゴだけだはない。
たとえ一本化しても安倍自民党政権に勝てるような国民政等になれないことだ。
たとえ政権を取っても、安倍自民党政権より正しい政策を実現できる保証はないことだ。
それを民主党の政権交代で我々は嫌と言うほど知った。
私が今度の選挙について、選挙期間中に書くことはないだろう。
安倍自民党が圧勝しても、野党が健闘しても、大差はない。
選挙後の日本はいよいよ困難な問題に直面する。
その時に政治がどう正しく対応できるかだ。
その時国民が本当の危機意識を持つかだ。
私の関心は選挙後にしかない。
はやく選挙は終ったほうがいい。
そのような無駄な時間とエネルギーを費やしている余裕は今の日本にはないはずである(了)
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