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自公、過半数の勢い 民主、改選議席半減か 参院選・朝日新聞社の序盤情勢調査
朝日新聞 朝刊(2013年07月06日)
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201307050806.html
21日投開票の参院選について、朝日新聞社は4、5日、全国の有権者を対象に電話による情勢調査を実施した。取材で得た情報と合わせて分析すると、自民党は改選議席を倍増させ、公明党と合わせて与党で参院の過半数(122)を確保する勢い。民主党は不振で、改選議席から半減する見通し。日本維新の会とみんなの党はやや伸び悩んでいる。共産党は改選議席を上回り、都市部の選挙区での議席獲得もありそうだ。▼2・11・12・13面に詳報
投票態度を明らかにしていない人が選挙区で5割、比例区で4割おり、今後、情勢が変わる可能性もある。
与党が参院で過半数を獲得し、ねじれを解消するには63議席が必要。自民は消費税が導入された1989年の参院選で大敗し、参院で過半数を失ったが、今回、72議席に達すれば、24年ぶりに単独過半数を回復することになる。
自民は今のところ、70議席に迫る勢い。10議席程度を見込む公明と合わせると、与党の過半数はクリアしそうだ。
自民は31ある1人区のうち、28選挙区でリード。複数区で各1議席確保しそうで、東京、千葉では2議席目が視野に入る。比例区でも、小泉ブームで大勝した2001年の20議席を上回りそうだ。
公明は選挙区で立てた4人の全員当選の可能性もある。比例区では前回並みの6議席程度になりそうだ。
民主は20議席を割るおそれがあり、98年の結党以来、最低の議席となる見通し。1人区では三重で追い上げをはかっている。複数区でも取りこぼしがありそう。比例区も、最低だった01年の8議席を下回る可能性がある。
維新は、選挙区は大阪での議席獲得が有力で、兵庫でもわずかにリードしている。ただし、昨年の衆院選では比例区は民主を上回ったものの、今回は勢いが弱まっている。
みんなは神奈川で1議席が有望なほか、東京、埼玉、愛知でも競り合っている。比例区は4議席程度にとどまりそうだ。
共産は東京、京都の選挙区で当選圏をうかがう。選挙区で議席を得れば01年以来。比例区では前回の3議席からの上積みをめざす。
生活の党は選挙区、比例区で各1議席程度、社民は比例区の1議席程度にとどまりそう。みどりの風と新党大地は議席獲得の可能性を残している。
<調査方法> 4、5両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、全国47選挙区と比例区の情勢を調査した。作成した番号のうち、世帯用と判明した番号は全国で計7万6286件、有効回答は4万2157人。回答率は55%。
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朝日新聞社が実施した参院選の序盤情勢調査では、自民党の強さが際立っている状況が改めて示された。参院選の勝敗を分ける1人区では大半の議席を占める勢いで、複数区でもすべてリードを保っている。一方、参院第1党だった民主は1人区での不振に加え、これまで1議席は確保していた複数区でも議席をとりこぼしそう。維新が昨年の衆院選の勢いを失い、みんなも伸び悩むなか、共産には勢いがある。