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WJFさんの魂の訴えを聞こうではありませんか!今読んでも
迫ってくるような文章です!安倍晋三は姑息です。愛国心に訴えながら、
日本解体の「道州制」のフレーズを選挙後の増補版にこっそりと入れていく。
せこくて、いやらしい。おぞましい。これが安倍晋三なのである!!!
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2013年1月26日 (土)
安倍売国政権とバカ国民(WJF含む)
安倍晋三氏は、「美しい日本」とか「日本をとりもどす」とか「戦後レジームからの脱却」とか美辞麗句を並べながら、
●千年に一度の大災害の後にも関わらず、復興予算はたったの19兆円、しかも増税をして国民の税金をあてがうなどという前代未聞のばかばかしいやり方で使うことしか財務省(アメリカ)に許してはもらえないのに、短期国債を発行して50兆円もの大金を調達し、二度と取り戻すことのできないことが分かっていながらアメリカに献上する。
●「戦後レジームからの脱却」を実現して、対米従属の戦後史に終止符を打つどころか、TPPだの道州制だのを、国民の目をごまかしながらこそこそと押し進め、日本をアメリカの一部に組み込もうとしている。
●「日本をとりもどす」どころか「日本をうりわたす」ばりばりの新自由主義者たちで閣僚を固める。
●デフレ脱却や円安というおいしそうな人参を国民の前にぶら下げながら、同時に再び大量の自殺者を生み出すことが手に取るように明らかである消費税率の倍増などというムチを背後で着々と準備する。
●中国とはいたずらに緊張を高めるかわりに、韓国の親しい友人のため、またアメリカの指示通り、竹島問題を取り下げ、国際司法裁判所単独提訴の絶妙のチャンスを反古にする。
●2007年のアメリカ下院による慰安婦決議では、外務省の役人や麻生外相を送って外交力を駆使して裏で火消しに務めれば済む話を、有効な策をとらずに、世界中が見ている記者会見の場で、日本の総理大臣自らが謝罪して日本の名誉を決定的に損ない、結果として世界中の議会の抗議決議の採択を招く。
なぜこの人物が「愛国者」として教祖のように救世主のように祭り上げられているのか、私にはさっぱりわかりません。誰も事実を見ようとしない。臭い物にふたをし、カルト信者のようにこの人物を盲信し、事実を都合良くねじ曲げて解釈し、日本が実際にはどんな状況に追い込まれてようとしているのか、誰も自分の頭を使って考えない。責任を取らない。今の日本は異常です。
最近、増補された『新しい国へ 美しい国へ 完全版』の中で安倍晋三氏は、道州制について次のように述べています。
「瑞穂の国の資本主義」
特に総理を辞めてからの五年間、公園やミニ集会などで地方の窮状を実感する機会が数多くありました。例えば私の地元である山陰地方の場合、新幹線もなければ高速道路もない。人件費は東京に比べれば安いですが、中国のミャンマーなどに比べれば高い。つまり企業を誘致しようにも来てくれないのです。
しかしながら、日中関係が不安定な中で、日本の地方に眠る質の高い労働力に注目が集まりつつあります。交通や道路などのインフラを整備し、国内におけるヒト・モノ・カネの移動の速度を上げることで、こうした国内資産を活用できるはずです。
あるいは、私の地元や九州の場合、地理的な距離でいえば、東京よりも中国の都市の方が近い。場合によっては日本の高品質な農産物の中国への輸出、労働力の交流も直接行った方が双方に利益があるかもしれません。
私は長期的には、東京一極集中を解消して道州制を導入すべきだろうと考えています。日本を十ぐらいのブロックに分けて、そこに中央政府から人を移して、州政府のようなものをつくり、その下に基礎自治体が有るイメージです。そうすることで、いちいち中央を通さなくても、各州が独自の判断でスピーディに動くことができる。東京だけでなく、日本全体が活力を取り戻さない限り、日本の再生はありえないと私は考えています。
日本という国は古来、朝早く起きて、汗を流して田畑を耕し、水を分かち合いながら、秋になれば天皇家を中心に五穀豊穣を祈ってきた、「瑞穂の国」であります。
自立自助を基本とし、不幸にして誰かが病に倒れれば、村の人たちみんなでこれを助ける。これが日本古来の社会保障であり、日本人のDNAに組み込まれているものです。
私は瑞穂の国には、瑞穂の国にふさわしい資本主義があるのだろうと思っています。自由な競争と開かれた経済を重視しつつ、しかし、ウォール街から世間を席巻した、強欲を原動力とするような資本主義ではなく、道義を重んじ、真の豊かさを知る、瑞穂の国には、瑞穂の国にふさわしい市場主義の形があります。
安倍家のルーツは長門市、かつての油谷町です。そこには棚田があります。日本海に面していて、水を張っているときは、ひとつひとつの棚田に月が映り、遠くの漁火が映り、それは息をのむほど美しい。
棚田は労働生産性も低く、経済合理性からすればナンセンスかもしれません。しかしこの美しい棚田があってこそ、私の故郷なのです。そして、その田園風景があってこそ、麗しい日本ではないかと思います。
市場主義の中で、伝統、文化、地域が重んじられる、瑞穂の国にふさわしい経済の有り方を考えていきたいと思います。
「私は瑞穂の国には、瑞穂の国にふさわしい資本主義があるのだろうと思っています。(中略)道義を重んじ、真の豊かさを知る、瑞穂の国には、瑞穂の国にふさわしい市場主義の形があります。」とか「瑞穂の国にふさわしい経済の有り方を考えていきたい」と、うっとりするような愛国心を吐露しながら、その一方で「瑞穂の国」の歴史や伝統とは何の脈略も関係もない、アメリカの州制度を日本に導入し、日本をばらばらに切り刻むべきだと書く。閣僚は「ウォール街から世間を席巻した、強欲を原動力とするような資本主義」を推進するばりばりの新自由主義者で固める。このような恥知らずなほどに自己矛盾した正反対のことを平気で書き、行うことのできる感覚は、私にはまったく理解できないものです。
地方分権が必要だというのなら、長い封建制の時代を経た日本には、江戸時代に幕藩体制という完成した地方分権制度が存在しました。地方分権の度合いを強めることは、現在の都道府県制でも十分に実現することができます。アメリカの州制度を日本に導入して、日本を切り刻む必然性なんかこれっぽっちもないはずです。
姑息なのは、道州制に関する上の文章は、選挙前に出版されていた『美しい国へ』の中に掲載されていなかった。選挙が終わった後に、増補という形で上の文章を追加し、しかも本のタイトルを『新しい国へ』と変えて再刊する。愛国的な文章の中に、こっそりと道州制をしのばせる。規定のシナリオの実現に向けて、国民の目を欺きながら、着々と事を進めていく。国民は愛国的な文章にうっとりと騙されたまま、その中にしこまれた毒に気づくことなく、売国が押し進められていく。小泉政権のときと全く同じ手法、同じパターンの繰り返しです。安倍政権は、小泉政権の焼き直しです。何一つ変わってない。
「保守・愛国」と「新自由主義」。この相矛盾する二つのものを、同時に語って悪びれないのが安倍氏(あるいは自民党や維新)の特徴ですが、安倍氏の「保守・愛国」的な言葉に魅了された人は、彼の「新自由主義」的な発言や行動は、目に入らない、耳に届かない。あるいは故意に目をそらして見ようとしません。おかげで、安倍氏は、信奉者たちが寄せる熱烈な拍手喝采の中、「新自由主義」的な政策を粛々と進めることができるわけです。小泉純一郎がそうしたように。
一体、自民党は「保守政党」なのか。本当に「保守政党」であるならば、一体自民党が何を20年間「保守」してきたのか、一つでもいいから挙げられますか。一つでもそんなものがありますか? 日本の名誉も、財産も、経済も、領土も、権利も、何一つ守ってきてないではないですか。逆に、自民党が、アメリカや、中国や韓国・北朝鮮や、財務省の圧力に屈して、譲り渡し、破壊し、損ない、だめにし、放置し、悪化させてきたものなら、いくらでも挙げることができます。
保守政権を擬装し、TPPだの道州制だの消費税だのと、あいも変わらぬ「新自由主義」的な政治を推進し、日本を根底から作り替えようとしているアメリカの傀儡政権に乗っ取られてしまったこの国は、これから4年間どこに向かうのでしょうか。4年後の日本は一体どうなっているでしょうか。
激しい怒りと焦りに体が震えています。
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