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★孫崎享氏の視点ー<2013/07/05>★ :本音言いまっせー!
今度の参議院選挙は、今の日本だけでなくて、日本の将来を根本的に
変える極めて重要な選挙である。
安倍政権は憲法を変えようとしている、「自主憲法」の名の下に、
対米従属と、人権などの国民の権利を擁護する憲法から、国民の義務を
求める憲法にしようとしている。
柱は集団的自衛権である。これは日本を守ることと関係がない。
日米安保条約第5条は日本国の施政の下にある領域における、
いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくする
ものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従つて
共通の危険に対処するように行動することを宣言する」としているから、
「日本の施政下の地に」、「武力攻撃があった時には」共同で対応する
規定がある。
集団的自衛権は日本の自衛隊を海外に展開させ、相手の攻撃だけ
でなくて、先制攻撃するのに利用しようとする。
日本の在り様を根本的に変える。国民の権利の抑制と義務の協調には
おどろくべきものがある。
TPPでは、TPP加盟によって、国家主権が侵される。
日本の法律で、生命や健康や所得格差の是正や地域格差の是正への配慮で
米国企業の利益を減ずる事態が起きたら、企業は保証を求められる。
日本の法律や、最高裁判決より、ISD条項(投資家が国家を訴える制度)
が上位になる。
参議院選挙後にTPPへの参加が動く。
今度の選挙で自民党が明々白々、国民に実体と間違ったイメージを
与えるのはTPPだ。
「守るべきものは守り、取るべきものは取る」
何が守るべきものなの。何がとるべきものなの。
さらに、自民党は原発の再稼働を意図している。
間違いなく、憲法、原発、TPPが今度の選挙で方向が定まる。
本来最大の選挙の争点であるべきだ。しかし、マスコミはそうしていない。
意識的に争点をかえている。
アベノミクスを前面に出してきている。
じゃー、アベノミクスと参議院選挙とどう関係があるか。
今のメディアの焦点はずしが露骨である、
7月4日付・読売社説は次のように報じた。
まず標題「9党首討論会 アベノミクスに対案はあるか」
そして書き出し:参院選で最大の争点となる安倍政権の経済政策
「アベノミクス」に対する与野党の見解の相違が浮き彫りになった。
誰が、「アベノミクス」を参院選で最大の争点にしたのだ。
読売新聞、貴方でしょう。
そして日経新聞。4日付夕刊一面トップ「アベノミクスに審判」
せめて、今度の選挙で何を争点とすべきか位自分で決めたい。
◇
9党首討論会 アベノミクスに対案はあるか(7月4日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20130703-OYT1T01502.htm
参院選公示、アベノミクスに審判 21日投開票
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS04003_U3A700C1000000/?dg=1
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