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2013年07月04日 天木直人のブログ
きょう7月4日の毎日新聞が共同を引用して次のような一段の小さな記事を掲載していた。
すなわち7月3日付の中国英字紙チャイナ・デーリーが、「複数の中国商務省筋が中国はTPPに参加するだろうと述べた」と報じたというのだ。
これが本当なら面白い。
中国の報道官が「中国もTPP参加の是非を検討したい」と発言したのは5月だった。
あの時、すべての報道が書いていた。
完全自由化を義務付けるTPPに、日本よりもはるかに国際化が遅れている中国が入れるはずはない。これは中国の揺さぶり作戦だと。
しかし、あの時、中国はTPP参加を米国から打診された事も明らかにした。
その事を裏づけるように、米国は中国の求めに応じてTPP参加を検討するための関連情報を与えたという報道がなされた。
日本に対しては情報を与えなかったにも関わらずである。
果たして中国がTPPに参加する日が来るのか。
中国が例外なき自由化の原則を認めて参加する事はありえない。
米国がそれを一蹴してTPPの完全自由化を貫くなら立派だ。
米国のTPPの目的はやはり完全自由化だということになる。
日本に対する完全自由化の要求は強いものになる。
もし米国が中国の例外要求を認めてまでも中国の参加を歓迎するのなら、TPPは中国包囲網だというこれまでの説明が嘘だったということだ。
さもなければ米国が方針転換をしたという事だ。
米国は中国のTPP交渉参加を認めるのではないか。
もはや米国にとってTPPの完全自由化はどうでもいいのではないか。
日本との二国間交渉で既に米国は目的を達成した。
TPPはその目的達成のための日本に対する道具でしかなかったのではないか。
今後中国がTPP交渉に参加するようなことになればそう思ったほうがいい(了)
◇
中国、TPP参加可能性を示唆 積極論が拡大
http://www.47news.jp/CN/201307/CN2013070301001265.html
2013/07/03 12:43 共同通信
【北京共同】3日付の中国英字紙チャイナ・デーリーは複数の中国商務省筋が環太平洋連携協定(TPP)に「中国は参加するだろう」と述べ、TPP参加の可能性を示唆したと報じた。ただ「参加には長い時間がかかる」としているという。
中国商務省の報道官が5月末、「TPP交渉に参加する可能性を分析する」と発言した後、TPP参加への積極論が拡大中である。
同紙によると、TPP問題に詳しい関係者は「中国はまだ(参加の可能性を)研究している段階だ」と指摘した。当局者の一人は「以前は(参加への)反対が多かったが、TPPの重要性については統一見解に達している」と述べたという。
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