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2013-07-04 陽光堂主人の読書日記
ガス輸出国フォーラム首脳会議のためロシアを訪問していたボリビアのモラレス大統領は、スノーデン氏の亡命を「受け入れる用意がある」と表明していましたが、帰国する際、欧州各国から大統領専用機の領空通過や着陸を拒否されるという前代未聞の事態に際会しました。
ボリビアのヨレンティ国連大使は、記者会見でポルトガルとフランスが給油目的の着陸などを拒否したと指摘し、「元職員エドワード・スノーデン容疑者が搭乗していたとする根拠のない疑いにより、大統領の生命が危険にさらされた」と述べ、両国の姿勢を厳しく批判しました。
国際法違反として国連総長に抗議文を提出するそうですが、当然の対応であり、両国には恥を知れと言いたい。オランド大統領は、「フランスは、フランスや他のEU諸国の外交官・代表者に対する諜報活動が停止されたとの保証がない限り、米国とはいかなる交渉も行わない」などと威勢のよいことを述べていますが、その一方でこの有様です。
米国とフランスなどEU諸国は協力関係にあって、情報提供し合う中です。国民の手前、米国に反発する姿勢を示しているだけで、同じ穴の狢に過ぎません。スノーデン氏を敵視して上空通過の疑いがあるというだけで国際法無視の暴挙に及んだのですから、大したアメポチ振りです。
欧州各国の権力者たちも酷く腐敗しており、国民の権利は蔑ろにされています。自分たちの権力基盤を盤石にするために共謀して情報を融通し合うなんて、到底許されません。エジプトで政変が起きていますが、どこの国でも同様の事態が起きても可笑しくないほど腐敗が進んでいます。
この点は日本も同様で、最も酷い部類に入っていると言えます。暴走を続ける米国の属国ですから無理もありませんが、安倍自民党のハチャメチャ振りは看過できません。
周知の如く、安倍内閣は改憲を目論んでいますが、昨日行われた党首討論会で、生活の党の小沢一郎代表が自民党の改憲草案の問題点を見事に指摘しました。以下、本日付の「マスコミに出ない政治経済の裏話」から一部引用します。
小沢一郎代表が憲法第97条[基本的人権の本質]が自民党草案で消えたと質問、安倍晋三首相はシドロモドロ
(前略)
生活の党の小沢一郎代表が7月3日、日本記者クラブ主催の「党首討論会」で、安倍晋三首相に「自民党憲法改正草案には、日本国憲法第97条の規定が消えている。それはなぜか」と質問した。
日本国憲法第10章 最高法規 第97条【基本的人権の本質】は、こう規定している。
「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試練に堪え、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである」
これに対して、安倍晋三首相は、シドロモドロで、「ほかの規定のなかに取り込まれているのではないか」と意味不明の答弁をするのが精いっぱいであった。
「人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果」というのは、「権利のための闘争」が多大の「血の犠牲」を伴って行われたという意味であり、これからも「権利のための闘争」(ドイツの法学者ルドルフ・フォン・イェーリングは「権利のための闘争は権利者の自分自身に対する義務である。と同時に、権利のための闘争は国家共同体に対する義務である」と提唱)を永久闘争として続けなくてはならないという宣言でもある。これを知らないで憲法改正に政治生命を賭けようとしている安倍晋三首相の貧弱な憲法観に呆れ果ててしまう。
安倍自民党は、基本的人権など不要だと考えているのでしょう。国防軍を創設して若者を戦場に送り込む際には足枷となりますから。
看板のアベノミクスの結末は、超格差社会の到来です。金融緩和でより格差が広がり、99%の人々は底辺に追いやられ、人権もろくに認められなくなります。上位1%の人たちの人権さえ認められればよいわけで、資金力に比例して権利が行使される仕組みが出来上がることでしょう。(既にこうした傾向が見られますが、より顕著になります)
本来なら、安倍内閣の支持率は1%であるべきですが、どういうわけか6割もの人たちが賛意を示しています。世論調査が操作されていないのであれば、自分たちの首を絞める政策を支持していることになりますが、それでよいのでしょうか?
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