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「小沢一郎はどういう政治家なのか」(EJ第3582) (Electronic Journal) 
http://www.asyura2.com/13/senkyo150/msg/315.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 7 月 04 日 08:00:00: igsppGRN/E9PQ
 

http://electronic-journal.seesaa.net/article/368164281.html
2013年07月04日 Electronic Journal


 小沢一郎を「謀殺」しようとしている仕掛け人について述べる
前に、小沢一郎という政治家がどういう政治家であるかについて
述べることにします。小沢氏について知っていただくと、現在の
政治家のレベルの低さがよくわかると思います。
 小沢一郎という政治家の政治活動の原点は、次のことを実現す
ることにあります。
―――――――――――――――――――――――――――――
      戦後民主主義の誤った内容を正したい
               ──平野貞夫著/ビジネス社刊
     『新説/小沢一郎謀殺事件/日本の危機は救えるか』
―――――――――――――――――――――――――――――
 要するに、小沢氏は真の民主主義社会を作りたいのです。その
ためには、戦後の民主主義の誤っていることを正す必要がありま
す。この誤った民主主義では国民は不幸になるし、国家社会は滅
亡する──小沢氏はそう考えているのです。
 小沢一郎という政治家は、この原点から一度もぶれることなく
現在でも政治活動をやっているのです。小沢氏が政界に進出した
のは1969年12月27日のことです。父親の突然の死によっ
て、第32回衆議院総選挙に岩手2区から初出馬したのです。そ
のとき、小沢氏は次の公約を掲げて選挙戦を戦い、トップで初当
選を果たしています。
―――――――――――――――――――――――――――――
 現代の社会は多種多様化した欲望が生まれ、政治がこれに応え
 きれず、国民生活と遊離している。このために政治不信が生ま
 れ、社会的に大きな混乱が起きている。さらに政治が無力化し
 て官僚に政策決定を任せているため、生き生きとした政治が行
 われていない。このままでは日本の行く末は暗澹たるものだ。
 こうした弊害をなくするため、まず官僚政治を打破し、政策決
 定を政治家の手に取り戻さなくてはならない。政治に新しい考
 えを取り入れ、浄化と刷新を行う。
                ──平野貞夫著の前掲書より
―――――――――――――――――――――――――――――
 これを見て驚くことは、小沢氏の公約が現在とまったくぶれて
いないことです。小沢氏が初当選した翌年の3月には大阪万博が
開催されており、日本は高度成長の最盛期にあったのですが、小
沢氏は早くも高度に成長した資本主義の矛盾に気が付き、その修
正が必要だと考えたのです。
 1972年には、読売新聞社が安倍晋太郎(現安倍首相の父)
代議士を含む自民党の代議士の論文を集めて掲載した次の書籍を
上梓したのです。
―――――――――――――――――――――――――――――
    『自民党改造案/明日の保守政権を考える』
            1972年/読売新聞社刊
―――――――――――――――――――――――――――――
 実は小沢氏は新人代議士ながらこの企画に応募し、「保守政党
体質改善案」というテーマで論文を書き、本への掲載が認められ
ているのです。その論文において、小沢氏は次の4つの提案をし
ています。
―――――――――――――――――――――――――――――
  1.組織面における改革
    ・党員拡大と党組織の整備
  2.資金面における改革
    ・政治資金の大衆化による財界依存からの脱出
  3.政策立案面における改革
    ・党政調各部会の改組による官僚依存の改善
  4.総裁選挙の改善
    ・米大統領選の予備選方式の導入
                ──平野貞夫著の前掲書より
―――――――――――――――――――――――――――――
 既にこの時点で小沢氏は政治資金の「財界依存からの脱出」を
説き、政策立案面において「官僚依存の改善」を指摘し、政治主
導を主張しているのです。明らかにこの時点で、小沢氏は政治家
として一頭地抜けた存在になっていたのです。
 1972年5月には沖縄が返還され、7月には第1次田中角栄
内閣が発足しています。そして、9月には田中首相は中国を訪問
し、日中国交正常化を実現しているのです。
 小沢氏は、田中角栄首相の下で政治修業をすることになり、い
わゆる「金竹小」(金丸、竹下、小沢)の金権政治の枠内に入れ
られ、いわゆる田中流政治のよい面と問題点を身をもって体験す
ることになります。しかし、世間は小沢氏を「金竹小」の1人の
金権政治家としてみるようになるのですが、小沢氏自身はその金
権政治の実態を知ることによって、その金権政治からの脱却をそ
の時点で決意するのです。それが、それから約20年後の小沢氏
の自民党離党につながるのです。
 しかし、新人代議士の改革案を受け入れるほど自民党は甘くは
なかったのです。1974年には田中金脈騒ぎで田中首相が退陣
し、三木内閣が発足します。そして、1976年にロッキード事
件で田中前首相は逮捕されましたが、自民党の田中派は最大派閥
であり続けたのです。
 しかし、小沢氏の党内での出世は年齢が若いということもあっ
て意外に遅かったのです。1975年に三木内閣で科学技術政務
次官、1976年に福田内閣で建設政務次官、1981年に鈴木
内閣で自民党政調会長になり、1985年に第3次中曽根内閣で
自治大臣・国家公安委員長に就任したのです。はじめての大臣就
任です。その年に田中元首相が脳梗塞で倒れています。
 1987年に竹下内閣が発足し、小沢氏は内閣官房副長官に就
任します。そして1989年7月に第15回参院選挙で自民党は
大敗し、参院の与野党議席数で逆転され、ねじれの状態になって
しまったのです。その年に発足した海部内閣で、小沢氏は幹事長
に就任するのですが、自民党としてはじめて党運営の困難なとき
の幹事長就任です。    ――─ [自民党でいいのか/04]

≪画像および関連情報≫
 ●「金竹小」の関係はどうだったか
  ―――――――――――――――――――――――――――
  もともと、竹下と金丸は国対族として野党とのパイプを築い
  ており、自民党が参議院で過半数を割りねじれ国会となった
  局面でその重要性を増し、党幹事長の小沢をして公明党・民
  社党との折衝に当たらせ、自公民路線を固めて政権運営の道
  筋をつけた。この野党両党とのつながりと、当時他派より結
  束力が強いと言われていた最大派閥の経世会を背景に、政権
  の死命を制する位置にあった。3者は縁戚関係で結ばれ相互
  扶助の関係によって日本の政治を動かしていたが、再登板を
  狙う竹下と小沢を会長にして更なる世代交代を見据える金丸
  ・小沢との間に次第に隙間風が吹くようになる。また、海部
  内閣退陣表明後に金丸が小沢に後継出馬を強く勧め、小沢が
  断ると当時一般人気の高かった派内の橋本龍太郎を差し置い
  て他派の宮澤喜一を推すことを金丸・小沢主導で決定するな
  どしたことから、両名に反発する機運が派内にも生じた。そ
  して金丸が東京佐川急便事件で議員辞職すると、竹下側近の
  橋本・小渕恵三・梶山静六らと金丸側近の小沢・羽田孜・渡
  部恒三・奥田敬和らの間で派閥の実権を争って、経世会は遂
  に分裂に至った。          ──ウィキペディア


 

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コメント
 
01. 2013年7月04日 09:39:14 : 4qR1cQybBQ
>要するに、小沢氏は真の民主主義社会を作りたいのです。
>小沢氏について知っていただくと、現在の政治家のレベルの低さがよくわかると思います。

  ↑
投稿文の前半を読んでいて涙が出てきました。
今では、革新派の政治家なら誰でも一度は口にすることを、
小沢さんは巨大な自民党政権下の若手でありながらも今日の日本社会の危うさを予言するかの如き主張に驚きを覚えました。


02. 2013年7月04日 09:49:19 : e9xeV93vFQ
【阿比留瑠比の極言御免】目立ったのは小沢氏の抗議だけ…党首討論会、さながら首相の独演会
2013.7.4 08:55
 3日の日本記者クラブ主催の党首討論会は、参院選公示直前にもかかわらず、どこか盛り上がりや熱気に欠けていた。各党首や記者の質問も自民、公明の連立与党勝利を前提に安倍晋三首相に集中し、さながら首相の独演会か参院選後を先取りした所信聴取のようだった。

 「今度の参院選、まさに日本の国のこれからがかかっている」

 民主党の海江田万里代表は冒頭、こう参院選の意義を強調した。ところが、これまでに比べてマニフェストに数値目標が少ないと指摘されると、こんなあけすけな本音が飛び出した。

 「はっきり言って、参院選は政権を取りに行く選挙ではない。与党の暴走を止める選挙だ」

 参院選が政権選択選挙でないのはその通りである。とはいえ、民主党をはじめ野党が現時点でのメディアの予想を大幅に上回る議席を獲得して首相を衆院解散に追い込めば、政権交代に直結するかもしれない。その可能性すら、はなから諦めているように聞こえた。

 海江田氏は物価上昇など安倍政権の経済政策「アベノミクス」の副作用も強調した。ただ、これも首相に「それでは民主党はどうやって経済を成長させていくのか」と問われると、こんな具体性に乏しい一般論でかわすのがやっとだった。

 「経済の成長にとって大事なのは持続可能性だ。やっぱりこれは国内の内需で、健康的な健全な消費を拡大しなければいけない」

 平成21年9月の民主党への政権交代前後には、耳にたこができるほど聞いた「政権交代可能な二大政党制の実現」について、この日は誰も口にしなかった。

 6年前の参院選で民主党を率いて安倍自民党を大敗させ、政権交代への道筋をつくった生活の党の小沢一郎代表も、もはや存在感は薄い。注目を集めたのは、日本記者クラブの質問者にこう抗議した場面だ。

 「さきほどの質問で私のことを例に出して、しかも事実をちょっと曲解した言い方だ。これは公正じゃない。不適切だと思う」

 小沢氏が自由党党首時代、自民党に「連立離脱カードをよく出した」という片言隻句をとらえたものだ。だが、質問者は「決して不適切ではない。時間がないので続けてください」と相手にせず、かつて権勢をほしいままにした小沢氏の●落(ちょうらく)ぶりを見せつけた。

 そんな中で、やはり絶好調に見えたのが公明党の山口那津男代表だ。最初の質問では、首相に「公明党の持ち味を連立政権で生かすことが重要だ」とちゃっかりアピール。その一方で、これまで公明党が反対してきた、首相が意欲を示す集団的自衛権の政府解釈見直しにこう含みを持たせた。

 「これを変えるのであれば、なぜ変えるかをしっかり主張し、国民の理解を得る必要がある。新しいルールを作りたいのであれば、しかるべき手続きも必要となる。よく見守りたい」

 参院選後に丁寧に説明し、手続きを踏めば解釈見直しを認めようという含意が読み取れる。選挙戦本番前に気が早いが、当面は自公連立体制が続くのだろうと印象付けた討論会となった。(政治部編集委員)

© 2013 The Sankei Shimbun & Sankei Digital


03. 新自由主義クラブ 2013年7月04日 10:05:07 : 41xQYjMxutK66 : FUviF2HWlS
>小沢氏が自由党党首時代、自民党に「連立離脱カードをよく出した」という片言隻句をとらえたものだ。
 
 
中曽根康弘、亀井静香等は小沢の復党を認める方針であったが党内の反小沢勢力は「小沢の復党は認められない、小沢抜きでの復党は認められる。」とし、

小沢自身も「復党が認められなければ連立解消だ。」と応酬し両者は2000年(平成12年)4月1日に会談するが、合意に達せず結局連立を解消。

Wikipedia「小沢一郎」より
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%B2%A2%E4%B8%80%E9%83%8E


04. 2013年7月04日 10:10:59 : 4qR1cQybBQ
>>02
>>小沢「さきほどの質問で私のことを例に出して、しかも事実をちょっと曲解した言い方だ。これは公正じゃない。不適切だと思う」
 小沢氏が自由党党首時代、自民党に「連立離脱カードをよく出した」という片言隻句をとらえたものだ。だが、質問者は「決して不適切ではない。時間がないので続けてください」と相手にせず、かつて権勢をほしいままにした小沢氏の●落(ちょうらく)ぶりを見せつけた。

  ↑
そうかなあ?
私は、3年後の政権交代に向けた内なる熱い闘志を感じました。

以前の小沢氏なら、
「君は、何処の新聞社かね?」
「選挙戦の共同記者会見なら、その公平さ、公正さ、についてもっと勉強しなさいよ!」
と、あからさまに諭したと思いますが・・・。

それにしても、最強権力者・記者クラブの傍若無人な振る舞いと、彼等による日本社会支配の構図を誰も指摘しないのは何故でしょうか?



05. 日高見連邦共和国 2013年7月04日 12:27:55 : ZtjAE5Qu8buIw : mFuG9qQlTk

>>03 『新自由主義クラブ』=『米犬』

ほんと、オマエの文章(主張)は、ごまかしと欺瞞なかりだな〜

自自連立の“基本合意(政策)”を、自民党が履行する姿勢をまったく見せないから、
“政策の(実施の)基本”に鑑みて、小沢一郎は連立解消を決断したんだ。

自由党を離れ、恥ずかしげもなく連立を継続した“保守党”がどのような末路を辿ったのか、
またそうなってしまった理由は何か、オマエが知らずに“それ(コメント)”を言ってるとはとても思えない。


06. crites 2013年7月04日 14:27:50 : Lb4g7GWIhFnZM : z11BXA5ha2
>>02
そうそう、この「アヒル」さんが書いてる党首討論ていうのは、板垣ナントカさんが書いている次の記事と同じ党首討論なの?

>小沢一郎代表が憲法第97条[基本的人権の本質]が自民党草案で消えたと質問、安倍晋三首相はシドロモドロ

とても同じとは思えないよねえ。記事の書き方って難しいねえ。でも読み方は、もっと難しいねえ(笑)。


07. 2013年7月04日 15:09:09 : Ad6VW5IQWo
1番ビシバシ突っ込んでたのは谷岡だろ

小沢・しい・福島は同じことばっかり言って
最後は時間の関係で却下とかされてたな


08. 2013年7月05日 00:27:02 : plsk27d8TE
みんな釣った魚に
餌はやらないのはわかっているはず
下痢ぞうのねじれの解消とは
釣れた国民を蔑ろにして
アメリ蚊様をつる為に
日本を餌にすること
いちいち言うことではないよな
ベイ犬新自由両氏よ

09. 2013年7月13日 09:03:20 : MiMKeQiJaU
「裏工作」「壊し屋」と呼ばれていますが、おそらくその通りでしょう。
今の何とかという党にしても昔の仲間がついて来ないのはどういうことでしょう?
おそらく「信用できない人間」と思われる何かがある(あった?)から人は集まらないんだと思う。(あくまでも私観)

盛んに政策をブチ上げてますが、実現不可能な国民の耳にオイシイ話ばかりですね。
もちろん支持を広げるための方策ですが、実行責任の無い立場でのリップサービスを
どこまで信用するかは多くの善良なる国民はわかっています。それが今度の選挙の
投票結果にもシビアに反映されることでしょう。

その政策にしても選挙前に一気に吐き出されてきたわけですが(もちろん政党としての
立場を明確にすることは必要ですが)それ以前にその政策について政治家として
動いていた証がありますか?(一般国民が知り得る形としてのね)
そして選挙で負けた後もその政策に向けて動くと思いますか?

政策を語るなど政治家として大した要素ではありません。実行することが「第一」です。
この掲示板でも「政策が全てじゃ〜」と気炎を上げるアホがいますが、お門違いです。
そういう輩に限って『自分』の政策に酔いしれるだけの存在です。
政策など名刺程度の価値しかありません。選挙ではぜひその政治家の「政治姿勢」に
注目して投票に向かいたいもんです。



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