http://www.asyura2.com/13/senkyo150/msg/296.html
Tweet |
http://31634308.at.webry.info/201307/article_3.html
2013/07/03 22:58 かっちの言い分
参議院選挙における各党の公約が発表されている。
この中で、原発の各党の公約をしっかり比較したことはあるだろうか?今回の参議院選挙には、是非原発の公約も参考にして投票してもらいたいものだ。
自民党の公約は、原子力のインフラ輸出を最初に書いている。原発を止めるなどということは、どこにも書かれていない。昨年末の衆議院選挙で多くの候補者が脱原発を叫んでいたことから180度転じて、原発を推進している。再稼働もやりたくてやりたくて仕方ないようだ。
〔原発〕原子力技術などインフラ輸出の支援体制を強化▽20年に約26兆円の内外のエネルギー関連市場を獲得▽電力システム改革(小売り参入の全面自由化・発送電分離)を断行▽安全と判断された原発の再稼働は、地元自治体の理解が得られるよう最大限努力。
高市発言「原発事故によって死者出ていない」 怒る福島、声を震わせ「許せない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130619-00000002-asahik-soci
高市政調会長が、原発事故で死者は出ていない、などと平気で言える神経は普通ではない。自民党が進めてきた原子力行政の結果であるという反省の気持ちもない。こんな血も涙もないような議員が日本を動かしていると思うと暗澹たる思いがある。
以下が公明党の公約である。
〔原発〕新規着工は認めず、原発の40年運転制限制を厳格に運用▽可能な限り速やかに「原発に依存しない社会・原発ゼロ」を目指す
公明党の公約を見ると、一見、自民党と一線を画しているように見えるが、新規は認めないが再稼働については何も言っていない。また原発ゼロを目指すというが、いつゼロにするとも述べていない。つまり、あなた任せでまるで主体性がない。50年先、100年先かもしれない。基本は自民党にお任せしますということで、腰巾着ということである。
民主は、30年代に稼働ゼロを可能とするように資源を投入するということは、資源投入が十分でなければゼロにはならないことを意味する。また再稼働は原子力規制委員会がOKを出せばOKということである。こんな玉虫色の、確固たる意志を感じさせない公約は反故同然である。
〔原発〕再生可能エネルギーを拡大し、燃料電池など省エネルギー技術を飛躍的に普及▽発送電分離などの電力システム改革を推進▽「原発の40年運転制限を厳格に適用」「原子力規制委員会の安全確認を得たもののみ再稼働」「新設・増設は行わない」の三つの原則で、30年代に原発稼働ゼロを可能とするよう、あらゆる政策資源を投入。
みんなの党は以下の公約であるが、20年代に原発ゼロと述べているが、具体的な期限の明示はない。発電の小売りを完全自由化することは良い政策である。自分がエネルギーの素性を選べることで、原発の電気は多少高くても買いたくないと言える。
〔原発〕発送配電分離を実現▽発電・小売りを完全自由化▽再生可能エネルギーによる発電は30年に全発電量の30%、50年に80%を達成▽新規の原発設置を禁止▽40年廃炉を徹底▽20年代に原発ゼロ。
維新の会
〔原発〕既設の原発は30年代までにフェードアウト▽福島県内の原発全基廃炉▽最終処分地受け入れ先を5年以内に決定。
維新の会のスタンスは基本は自民党べったりと考えている。30年代までに既設の原発は消えると述べている。新設はどうかは分からないが、脱原発は一応主張している。
生活の党は、再稼働を求めないということで、実質今動いていない原発1基を除いて使用出来ない。2022年までに最終廃止を決めるとある。原発廃止の法案が国会を通過しているドイツにまで代表自ら調査に行った党である。「未来の党」のゴタゴタに懲りないで投票所に足を向けて頂きたい。
〔原発〕原発の再稼働・新増設を一切容認せず、遅くとも2022年までに最終的な廃止を確定する▽最新型火力発電などの推進で原発ゼロを早期実現▽発送電分離で地域分散型エネルギー社会を構築。
社民、みどりの党も、生活と再稼働については同じである。みどりは生活と廃炉時期は同じである。
社民党
〔原発〕再稼働に反対▽「脱原発基本法」を制定し、リスクの高い原子炉から順次廃止▽電力システム改革と再生可能エネルギーを促進。
みどりの党
〔原発〕原発再稼働なし、23年までにすべての原発の完全廃炉に着手、核のごみ処理確立−の三つのステップで脱原発を着実に実行。
共産党は、原発即時ゼロを唱い、輸出も中止と言う。生活、社民、みどりとも共通項は多い。しかし、野党にほとんど混じらないがもっと共闘すべきである。
〔原発〕再稼働と輸出を中止。「即時ゼロ」を決断▽再生可能エネルギーを大幅導入。
やはり、今の自民党を政権から引きずり下ろさない限り、また原発の3度目の事故に向かって歩き出す
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。