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原発再稼働に悪用される東京灼熱地獄
http://gendai.net/articles/view/syakai/143229
2013年7月3日 日刊ゲンダイ
気温40℃超も
<「史上最悪」の3年前を上回る酷暑>
原発事故の反省もそこそこに、東電が新潟・柏崎刈羽原発の再稼働に向けて突っ走り始めた。広瀬直己社長は2日の会見で、6、7号機の安全審査を、できるだけ早く原子力規制委に申請する方針を表明した。
「東電の経営を圧迫しているのは、火力発電の燃料費。原発を1基稼働すれば、年1000億円前後の燃料費が浮くとされます。そのため、〈電気料金の再値上げもやむなし〉と利用者に脅しをかけ、運転再開にこぎ着けようとしている。安倍政権が成長戦略で〈原発の活用〉を後押ししたこともあって、再稼働の流れができつつあります」(霞が関関係者)
さらに今夏の猛暑が、嫌な流れを加速しそうなのだ。今年は「史上最悪」といわれた3年前の酷暑を超えるという予想もある。
「今夏は例年より太平洋高気圧の勢力が強まる上に、西からチベット高気圧が張り出す見込みです。高気圧が二重に日本を覆い尽くし、記録的な猛暑になるとみられています」(気象予報士)
09年に東京では最低気温25度以上の「熱帯夜」は20日しかなかったが、史上最悪の10年は56日。09年にはゼロだった35度以上の「猛暑日」も10年は13日にハネ上がった。全国の熱中症の死亡者数は09年が236人で、10年は1718人に。当時は東京でも練馬で最高気温38.2度を記録。113年の観測史上で最も暑いとまでいわれた10年を超えるかもしれないのだ。40度近い灼熱(しゃくねつ)地獄を覚悟すべきで、「節電の夏」にも限界がある。
「電気の使用量も増えることは間違いありません。そうなると、火力発電の燃料費がさらにかさむ。猛暑に乗じて東電が〈経営再建のためには再稼働〉と言い出しかねません」(経済ジャーナリスト・岩波拓哉氏)
再稼働には新潟県の承認も必要で、泉田裕彦知事は「(福島原発の)事故の責任を果たしていない中で申請するのは、国民の理解を得られない」と強く批判していた。それに柏崎刈羽原発は、複数の原子炉建屋の真下に活断層がある可能性も指摘されている。酷暑に屈したら、東電の思うツボだ。
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