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2013年07月03日 天木直人のブログ
新潟県の東電柏崎刈羽原発再稼動問題が日本の原発政策の将来を左右しかねない大きな問題となって浮上してきた。私は泉田裕彦知事の判断を期待と不安をもって注視している。
期待とは、もちろん彼が柏崎刈羽原発再稼動に最後まで反対する姿勢を貫くという期待である。
そうすれば東電の存続はもとよりこの国の原発維持政策に大きな衝撃を与えることになる。
不安とは、途中でもっともらしい理由をつけて承認の方向に舵を切るという不安だ。
なぜ私が疑問を払拭できないのか。
それは泉田知事の原発に対する基本的な考えが不明であるからだ。「事前の説明が何もない」、「地元軽視だ」、こういう怒りで再稼動に反対するだけでは原発を止めることはできない。
すかさず、東電も、そして茂木敏光経済産業大臣も、「立地自治体と関係者の理解を得るよう最大限の努力をしたい」と語った。
これは沖縄辺野古移転とまったく同じ構図だ。
しかし、「丁重に説明してご理解を頂くように努力する」という言葉がいかに詭弁であるかを我々は沖縄の辺野古移転で嫌というほど知っている。
かつて私は斉藤健治福島県会議長を訪れて話したとき、斉藤議長は本物だと思った。
福島にはもはや原発は無理だと言い切ったからだ)。
泉田知事はそこまでまだ言い切っていない。
その意味で沖縄県の仲井真知事のほうがまだ進んでいる。かつて辺野古移転容認派であった仲井真知事は、辺野古移転はもはや無理だと明確に言うようになった。
果たして参院選で安倍自民党が圧勝した後も泉田新潟県知事は反対し続けることができるのか注目したい(了)
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