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産経新聞 7月3日(水)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130703-00000105-san-pol
民主党は2日夜、現職2人を公認していた参院選東京選挙区(改選数5)で大河原雅子氏の公認を取り消し、鈴木寛氏に一本化することを決めた。執行部は大河原氏に党推薦を打診したが、拒否された。公示を2日後に控えた土壇場でのドタバタ劇。民主党は大きなしこりを残したまま、事実上の分裂選挙に突入する。(楠城泰介)
【フォト】公認が取り消された大河原雅子氏
民主党は2日夜、党本部で幹部会を開催。会合後、海江田万里代表は記者団に「苦渋の選択をした。都議選の結果を受けて情勢調査も行って決めた」と鈴木氏への一本化を表明した。
◆大河原氏「悔しい」
これを受けて、東京・四谷の事務所で記者会見を開いた大河原氏は執行部の決定に反発。「納得できるものではない。私の存在が党にとって必要ないのかなと、すごく悔しい…」と涙を流した。大河原氏は無所属での出馬を選択した。
一方、大河原氏は離党を否定。選対本部長も民主党の小川敏夫元法相のままで、民主支持層から一定の票が大河原氏に流れることは避けられそうにない。
民主党は6月23日に行われた都議選で惨敗。2人を擁立した6選挙区のうち5選挙区で共倒れとなったことが響いた。ただ、2人の得票数を足すと当選ラインを超えていたことも事実。
候補者一本化の必要性を痛感した執行部は、週末に世論調査を実施。大河原氏は劣勢だった。執行部はこれを根拠に鈴木氏への一本化を強行したが、これまでの調査では鈴木氏が劣勢だったこともある。しかも、6年前の参院選で大河原氏はトップ当選している。
執行部は大河原氏に推薦を打診したが、“切られた”本人にしてみれば屈辱以外のなにものでもない。大河原氏が無所属での出馬に踏み切るのは、執行部への意趣返しといえる。
そもそも調整が難航したのには理由がある。ちらつくのは菅直人元首相の影。大河原氏は地域政党の東京・生活者ネットワーク出身。その生活者ネットと菅氏は「脱原発」などで良好な関係にある。菅氏が昨年の衆院選でギリギリ比例復活できたのも、生活者ネットの支援があってこそとの見方は強い。
執行部は大河原氏を比例代表に回すことも検討したが、菅氏が執行部の前に立ちはだかったことで、事態は混迷を深めたという。
「民主党らしいよね…」
党内から漏れる自嘲的な声。それは寄り合い所帯の宿痾(しゅくあ)ともいえる。
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