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http://exdroid.jp/d/58352/ (EXドロイド)
自民党は6月20日、安倍晋三首相をメインキャラクターとしたスマホ向けゲーム「あべぴょん」(iOS、アンドロイド)を公開した。このゲームは安倍首相にそっくりのキャラクター「あべちゃん」をジャンプさせ、空の彼方に登らせて点数を競うもの。
到達できた高度により結果が表示され、100m達成で「新人議員級」、200m達成で「青年局長級」、300m達成で「国会対策委員会級」といった称号が与えられる。アベノミクスの「失速」といった見方も広がる中、あまりにお気楽な内容とも思えるが、ユーザーレビューでは
「単純でハマる(笑)」
「シンプルでなかなかおもしろい」
と、意外に好評な様子。「3335m達成! 総理大臣級」との結果を誇らしげにツイッターで公開するユーザーも現れた。
「一国の首相をメインキャラクターとしたゲームを、政府が発表するといった事例は、おそらく世界初と言えます。参院選を控え各党がネットでの広報戦略にしのぎを削る中、あまりにあざとい戦略にも思えますが、若年層に安倍首相の存在感をアピールする点においては、まずまずの成功と言えるのではないでしょうか」(政治部記者)
このアプリの制作の総指揮をとったのは、自民党でネットメディア局長を担当する平井卓也衆議院議員。iOS版「あべぴょん」のデベロッパー名には、リリース元が平井氏自身であることを示す“Takuya Hirai”との名前が掲載されている。
「自民党のネット戦略と言えば、安倍首相のフェイスブック活用が有名ですが、その背後にも平井氏が居ると言われています。政党のアプリ活用としては公明党も公式アプリをリリースしていますが、党の公式ページを閲覧するだけのお粗末な内容で、決して支持を得ているとはいえません」(同・記者)
しかし、気になるのはこのアプリの制作に一体どのくらいの経費がかかったのかという点。
「アプリの機能としては、いわゆる“登りゲー”と言われるシンプルなもの。元ネタとしては有名ゲームのSonicJumpのパクりとの説も出ています。アプリ自体の制作費は200〜300万円程度と思えますが、仲介する業者の利益も上乗せされた場合、1000万円程度にハネあがることも十分あり得ます」(都内のアプリ開発者)
流行りの“ゆるキャラ”風に安倍首相を仕立てたこのアプリは、成績に応じて「当選バラ」と呼ばれるポイントを獲得可能。スーツ姿の首相を「体操服」や「スーパーマン」にコスプレして楽しめる点も人気となっている。
一部のネッユーザーたちからは、
「アプリって“B層戦略”そのものですね」
「アベノミクス4本目の矢?」
「表現規制に熱心な一方、オタク釣りに必死な自民w」
「もう支持率上げるために何でもアリだな」
と揶揄する声があがる一方、
「ネットパフォーマンスはいつも自民党が先発だなー。民主党や共産党は何やってんのよ」
「狙ってこの同人ゲーム感を出しているのだとしたら、めちゃくちゃ有能だな、自民党広報部」
といった声もあがりはじめた。7月21日の参議院選挙まで1ヶ月を切った今、ゲームの中の「あべぴょん」と同様、果たして安倍政権は軽やかに空中に浮上できるのか。それとも失速して地面に叩きつけられるのか。少なくとも自民党がアプリで話題づくりに成功したことだけは確かなようだ。(EXドロイド編集部)
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