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★孫崎享氏の視点ー<2013/07/01>★ :本音言いまっせー!
同じ価値観を持っている国同士で仲よくしましょう、
こんなもの外交でもなんでもない。
同じ価値観を持っているもの同士が協力できるのは当然のことである。
異なる価値観を持つ国々と如何に関係を築くか、そこが外交の
一番重要なところである。
ところが価値観外交なるものがもてはやされている。
WIKIPEDIAは「もともとはアメリカ合衆国で新保守主義の立場から
提唱されたもので、日本の安倍晋三、麻生太郎らが共鳴した」と書いている。
この価値観外交には別の面がある。
つまり、価値観が異なっているとみられる国を包囲し、締め上げよう
という狙いである。
6月30日紀伊国屋新宿店で、鳩山、植草、孫崎著『「対米従属」という
宿ア』出版記念の対話をした。
ここで鳩山氏は次のように述べている。
「自分は今回中国で価値観外交というものをもうやめるべきだと述べた。
中国の周りの国で仲よくしよう、つまり中国を孤立させようとする
目論みは見事失敗した。
自分が中国に行っている時に、韓国の朴大統領が中国を訪問し、
習近平国家主席と会談している。
中国を孤立化させようとして、結果、日本だけが孤立しているのでないか。
今回中国での講演を行った後、聞いていたブレジンスキーが貴方は
「gutsy(ガッツのある人)」だといった。別にブレジンスキーに褒められた
と舞い上がっているわけではない。
この会議にはキッシンジャーも後から参加していたが、彼も自分の演説の
内容を聞いて注目しているようだ。」
「価値観の共通する国同士で仲よくしましょう」という台詞は米国に全く
何の意味も持たないことは安倍首相と習近平国家主席の訪米を
比較すればよい。
安倍首相の訪米では晩餐会はない、時間は昼食を含め一時間45分、
共同記者会見はないである。
他方、習近平国家主席は2日間会談し、会談時間が合計8時間。
誰の目にも厚遇しているのが解る。
そんな中で、価値観外交って、
米国から見れば「馬鹿じゃないか。米国が中国と日本の扱いに大きな差を
つけているのに、”米国は同じ価値観を有する日米関係を米中関係より
重視するといってる日本は何を見ているか」であろう。
幻想にすがりたい日本。病から脱せられない。
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