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2013年07月01日 天木直人のブログ
新聞記事がまったくつまらなくなった。
今度の参院選で自民党の一人勝ちがわかっているからだ。
最近の大手新聞がいかに受け身であるかがわかる。
みずからの手でより良い政治を作ろうとせず、すべては政治状況に合わせて報道してきた結果、政治がつまらなくなったとたんに政治記事もつまらなくなるのだ。
そんな中で、インターネットで流れる報道の中に重要なニュースを見つけた。
きのう6月30日に行なわれた神奈川県横須賀市長選で無所属現職の吉田雄人氏(37)が元副市長の広川聡美氏(61)=自民・公明推薦=を振り切り、再選を果たしたという。
私が注目したのは自民党の小泉進次郎議員が死に物狂いで応援したがそれでも負けたというところだ。 「横須賀の政治史に残る激しい戦いになるが、必ず奇跡を起こし、勝利する」とげきを飛ばしてきた小泉氏は選挙期間中、“ベタ張り”となって広川氏の応援に明け暮れたが敗れたという。悔しさのあまり小泉氏は涙まで流したしたという。
変革と脱官僚を掲げ、財政再建の実績をアピールし、自転車で遊説を行う選挙戦を繰り広げた吉田氏が、横須賀という小泉王国で勝ったのだ。
衝撃的な出来事だがきょうの新聞各紙はこれを大きく取り上げない。
私がこのメルマガで書きたい事はここからだ。
この吉田市長は最近私が面談したある市長を思い出させてくれた。
私は民主党が国民を裏切って政権を失った時から、この国の政治に未来はないと思った。
だから既存政党をすべて否定した新党を立ち上げ、参院選に殴り込みをかけようと同志を求めて奔走した事があった。
結局はただの一人も同志を見つける事ができずに新党構想はまぼろしに終ったが、その時、私が目をつけた候補者の一人に某市の市長がいた。
その市長が私に語った事は衝撃的だった。
彼は私に言った。 私は国政にはまったく関心はない。大臣や副大臣になって政策を担当させてくれるなら別だが、一国会議員となって政局のコマに過ぎない議員ではまったく意味がない。市長として市民と一緒に町づくりを行なうことこそ政治だ、などと熱く語って私の国政の誘いを一蹴した後、彼が述べた言葉が衝撃的だった。
彼は言った。 市長(つまり首長)として、できないと思った事はなにもない、住民と一緒に市政を行なおうとした時、国政はこれに反対することは出来ない、と。
これこそが私が考えてきた「地方から国を変える」ということである。
私は今度の参院選において自民党の一人勝ちが見えている中で、相も変わらず多くの党首が雁首をそろえて同じような主張を競い合っている不毛な光景を見て、そしてそのような不毛な報道を繰り返すメディアを見て、もはや国政は不要だと確信した。
新しい政治は、地方から日本を変えるということでしか道はない・・・
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