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尖閣諸島の核心 日本固有の領土と見るか、日中間の係争地と見るか  孫崎 享 
http://www.asyura2.com/13/senkyo150/msg/172.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 6 月 30 日 21:50:01: igsppGRN/E9PQ
 

http://blogs.yahoo.co.jp/hellotomhanks/64039069.html
★孫崎享氏の視点ー<2013/06/30>★  :本音言いまっせー!


尖閣諸島の核心は何かー日本固有の領土と見るか、日中間の係争地と見るか
である。その中で最も重要な点は、ポツダム宣言、カイロ宣言という
歴史的背景を知ることである。

尖閣諸島の問題は複雑である。様々な要因を考慮しなければならない。

この中で、尖閣諸島問題の最大のポイントは、

@尖閣諸島は日本固有の領土であり領土問題はない。
従って日本は自己の領有権を更に強固なものにするために
粛々と国内法を適用するという立場を取るか、

A尖閣諸島を日中間の係争地と認識し、この地を基点にしての紛争を
避ける道を探るかのいずれかをとるかにある。

日本では、領土問題は「固有の島」という論理が展開される。

そして断固これを守る論が主流になりつつかる。
2012年10月16日日経新聞は「1ミリたりとも中国に譲らず」との
標題で次のように報じている。

「自民党の安倍晋三総裁は15日バーンズ米国務副長官と会談し、
領有権を主張する中国と“話合いの余地はない。尖閣については
領土問題がないのだから、我々は1ミリたりとも中国に譲るつもりはない”
と述べた」

これらの論には、極めて重要な視点が抜けている。日本の領土問題は、
日本が第二次大戦で敗れた戦後処理の問題が深く関与している。

 日本は1945年8月14日、米国、英国、ソ連、中国に対し
「天皇陛下ニオカレテハ“ポツダム”宣言ノ条項受諾ニ関スル詔書ヲ
発布セラレタリ」との通告を関連在外公館に発出した。
“ポツダム”宣言受諾が戦後日本の出発点である。
かつ1945年9月2日の降伏文書において、
「ポツダム宣言ノ条項ヲ受諾ス」としている。

 領土問題に入る前に整理しておこう。

 「我々はポツダム宣言や9月2日の降伏文書を順守すべきか。」

 戦後体制はポツダム宣言の受諾から始まっている。
日本が国際社会で生きていく以上、その順守は不可欠である。
日本国民の多くはこの考えに異論はない。

 ではそのポツダム宣言は、領土問題をどう記載しているか。

ポツダム宣言第8項は「カイロ宣言ノ条項ハ履行セラルヘク又日本国ノ
主権ハ本州、北海道、九州及四国並ニ吾等ノ決定スル諸小島ニ
局限セラルヘシ」と記載している。

ここには3つのポイントが含まれている。

@ カイロ宣言は履行する

A 日本が問題なく主権を及ぼすのは本州、北海道、九州、四国である、

B その他は連合国側が決めるものとなっている。

つまり、本州、北海道、九州、四国以外の地域について、
「固有の島であるから日本のもの」という主張が通用しないことに合意して
いるのである。勿論歴史的な背景は、連合国側が決定する際の一要件には
なる。しかし、それ以上のものではない。

 次にここに言及されているカイロ宣言に如何なる規定があるか見て見たい。

「満洲、台湾及澎湖島ノ如キ日本国カ清国人ヨリ盗取シタル一切ノ地域ヲ
中華民国ニ返還スルコト( all the territories Japan has stolen
from the Chinese, such as Manchuria, Formosa, and The Pescadores,
shall be restored to the Republic of China)となっている。

2012年9月27日楊中国外相は国連で演説し、
尖閣諸島(中国名・釣魚島)について中国固有の領土と主張し、
「日清戦争末期に日本が中国から釣魚島を盗んだ歴史的事実は変えられない」
と異例の表現で日本を非難した(9月28日付日経 新聞等)。
多くの国民は「日本が中国から釣魚島を盗んだ歴史的事実は変えられない」
との激しい表現に驚いたが、「盗取シタル(has stolen)」は
カイロ宣言で使われた文言である。

日本が尖閣諸島を自国領とした経緯は次のようになっている。

「日本は明治18年(1885年)以降沖縄県当局を通ずる等の方法により
再三にわたり現地調査を行い,これらの島々が単に無人島であるだけでなく,
清国を含むどの国の支配も及んでいないことを慎重に確認した上で,
沖縄県編入を行ったものです。この行為は,国際法上,正当に領有権を
取得するためのやり方に合致しています(先占の法理)。」
(外務省「尖閣諸島に関するQ&A」)。

では中国側はどう言っているか。
北京週報1996年no.34「釣魚島に対する中国の主権は弁駁を許さない」
を見てみたい。

「中国が最初に釣魚島を発見し中国の版図に入れた。
15世紀から中国の歴史的文献にはすでに釣魚島についての記載がある。
(中略)1556年明は胡宗憲を倭寇討伐総督に任命したあと、
彼はその編纂した『籌海図編』の中で釣魚島などを中国福建省海防区域に
入れている。1893年西太后は盛宣懐に釣魚島を下賜する詔書を出した。」

 こうしてみると、中国側は清時代尖閣諸島を領有しており、
「「満洲、台湾及澎湖島ノ如キ日本国カ清国人ヨリ盗取シタル一切ノ地域ヲ
中華民国ニ返還スルコト」の中に入っているとみなす可能性が高い。

 次いで、サンフランシスコ条約を見て見たい。

 尖閣諸島の問題に関しては、「日本国は、台湾及び澎湖諸島に対する
すべての権利、権原及び請求権を放棄する」としている。

 ここで、尖閣諸島が台湾に属するのか、沖縄に属するかの論点が浮かび
上がる。
 後、言及するが、今日国際司法裁判所で最も重要視するのは、領土問題が
条約との関係でどうなっているかである。

しかし、「尖閣諸島は日本固有の島である」の論を主張される人はほとんど、
ポツダム宣言、カイロ宣言、サンフランシスコ条約に言及していない。
尖閣問題についての米国の対応が何故重要か。それはポツダム宣言で
「その他の島々は連合国が決める」としていることによる。
そして米国は沖縄返還時に、領有権問題に中立の立場を表明した。
日中間に楔を打ち込む意図が見える。

ポツダム宣言では
@ 日本が問題なく主権を及ぼすのは本州、北海道、九州、四国である、

A その他は連合国側が決めるものとなっている。連合国の中心は米国である。
従って、米国の態度は、日本の領土の範囲を決める重要な役割を占めている。

 ではこの米国はどの様な対応をしているか。

 多くの日本国民は当然米国は「日本の領土である」という立場と思っている。
しかし違う。

 米国は中立である。

 米国は沖縄を施政下においていた時には、尖閣諸島を管轄していた。

 しかし、「1971年6月17日、沖縄返還協定が調印されたが、
プレイ国務省スポークスマンは、当日の会見で、尖閣諸島の『施政権』は
沖縄返還にともなって日本に返還されるが『主権』の帰属については
中立の立場をとるという態度を明らかにした
(尾崎重義著論評「尖閣諸島の帰属について」。外務省図書館に保管)。

 では何故、米国は、施政下の方針と異なり、敢えて、「中立」の立場を
とったのであろうか。

 原喜美恵著『サンフランシスコ平和条約の盲点』は次を指摘している。

・国務省の通信文に頻繁に出てくる説明は、米国が「板挟みにならないように」
というものであるが、これは恐らく両方の中国政府に配慮しての事であろう。
最初は明らかに北京の共産主義政権である。折しもグローバル・デタントの
最盛期、アジア太平洋の国際関係にも劇的な構造変化が起こりつつあった
時代であった。1969年ニクソン政権は中国との関係正常化を外交の
最優先課題に挙げて発足した。
ニクソン政権は沖縄返還合意を前のジョンソン政権から受け継いだものの、
その優先すべき中国政策を尖閣というちっぽけな島のために台無しにする
気はなかったと思われる。

・米国の配慮はもう一つの中国、台湾の中華民国政府にも向けられていたと
思われる。(省略)沖縄に現在格納されている戦術核兵器の幾つかを、
台湾をその一つとする他の格納場所に移すという提案に国務省が同意した
という報告があります。これが本当であれば、米国は台湾の協力が
必要だったはずであり、尖閣列島はそれを危険にさらしてまで立ち入る
問題ではなかったのであろう。

・米国の尖閣列島に対する政策については、日中間、とりわけ沖縄近辺に、
係争地が存在すれば、「米国の防衛」のための米軍駐留はより正当化される。

・尖閣問題はおそらく、時代の文脈に合わせて「最も好ましい結果を生じ
させるためのインセンティブと懲罰との組み合わせを作り出す」のに使い
得る、一つの「現実」にすぎなかったのであろう。

・一九五〇年代、日本の「四島返還論」と共に北方領土問題という楔が
日本とソ連の間に固定されたのと同様に、沖縄が日本に返還された
1970年代には、尖閣列島というもう一つの楔が日本と中国の間に
固定されたのである。

 原喜美恵氏は、尖閣諸島を日中間に埋め込まれた楔とみなしている。

 こうした論は、よくみると他の学者も展開している。

 五百旗頭真教授は2012年『選択10月号』に
「領土問題は米国が埋め込んだ『氷塊』」の標題の下、次の記述をしている。

「自助努力なしに、領土問題をプレイアップすることなど、愚かにも
氷塊を大きくして自ら凍死しそうになっているようなものだ」。
「尖閣列島というもう一つの楔が日本と中国の間に固定された」や
「領土問題は米国が埋め込んだ『氷塊』」という発想は通常、日本人には
出て来ない。よく吟味する必要がある。


 

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コメント
 
01. 2013年6月30日 22:15:56 : fusk7O2HqU
結局黒幕は米国。

尖閣を米国はずっと統治し、それをそのまま日本に返還したはずなのに、

「米国は領土問題に関知せず」、なんてどう考えてもおかしいだろう?

ウヨが、尖閣の領土主張すること自体はけっこう。

しかし、米国への懐疑や反発がないからバカなんだよ。


02. 2013年6月30日 22:32:09 : yJBTYRPmBo
日本は敗戦して無条件降伏したんだよ。終戦なんて言葉を使っている官僚・政治家・マスコミがいる限り救いは無いね。争議中の問題がある認識を示して、実質領有していれば、その内日本領に世界が認める。気長にやれば良い。
 太平洋戦争での市民を含めた戦死者の大部分200万人は、終戦間際の数ヶ月間に死んでいる。これは当時の支配階級の無責任、無作為の失態だよ。日本人はもっとこの敗戦処理の遅れについて責任追及しなければならない。戦後処理を誤ったので自民党の歴史修正主義などの馬鹿げた意識が出てくる。またTPPや原発などのやっかいなものをアメリカに押しつけられて、嬉しがる官僚組織が生き残ってしまった。

03. 2013年6月30日 22:55:10 : jSkEw5jdRI
そうなんですか?

日本固有の領土 = 日本の領土

日中間の係争地 = 中国の領土

ですよね。


04. 2013年6月30日 22:55:15 : W18zBTaIM6
昭和天皇がプルトニウム型原爆が完成する迄降伏させなかったんだろ。

05. 2013年6月30日 22:56:39 : gStomVnDHA
>>01
中国が東アジアの平和の為にあえて主張を取り下げればそこで終わる。
ついでに台湾チベットウイグルなども独立させれば中国は平和国家として称賛されるぞ。

06. 2013年6月30日 23:01:22 : bw9ERLntko
サンフランシスコ平和条約では、第二条(b)で、「日本国は、台湾及び澎湖諸島に対するすべての権利、権限及び請求権を放棄する」と規定された。他方、同条約第三条は、「北緯二十九度以南の南西諸島(琉球諸島及び大東諸島をむ)・・・・を合衆国を唯一の施政者とする信託統治制度の下におくこととする国際連合に対する合衆国のいかなる提案にも同意する」と規定されている。「尖閣諸島」はいずれの条文にも明示されていないが、この二つの条文の規定振りと、その後の条約運営の実態からして、第三条の下で扱われたことは、疑義の余地がない。米軍は旧沖縄県の行政地域をそのまま引き継ぎ、「尖閣諸島」についても、島名を列記して沖縄県の範囲としてあつかった。この間、戦争の結果勝者の立場に立った中華民国も中華人民共和国も、尖閣を日本の(潜在)主権下に置くことについていかなる抗議を行ったこともない。中国側は後になって、抗議をしたという論証をしているが、私の承知する限り、ここで紹介すべき説得力のある論拠は提示されていない(芹田健太郎「日本の領土」)。更にこのことを明確に示したのが、一九七一年の沖縄返還協定である。条約第一条二は、返還されるべき「琉球諸島及び大東諸島」の定義を設け、更にそれを法的に確定させるために「合意された議事録」が設けられた。そこに第一条二の沖縄の領土の範囲は「平和条約三条に基づく米国の施政下にある領土で、一九五三年十二月二十五日付の民生布告第二十七号に指定されているとおり」として、その範囲を緯度・経度で明確に確定した。尖閣諸島はその中にはいっているのである(外務省HP)。戦後処理の過程で、尖閣諸島が日本領として扱われたことには、疑義の余地がない。(東郷和彦、保阪正康「日本の領土問題」P120−121)

>>孫崎と鳩山の嘘に騙されないようにしましょう!!


07. 2013年6月30日 23:09:59 : fusk7O2HqU
>>06

投稿文をよく読めよ。

孫崎は、日本の領土主張がまちがっているとは一言も書いてないぜ。

沖縄諸島の領土範囲は、戦後、米国を中心とする連合軍によって決められたのだと彼はと書いている。

そして、尖閣は戦後、間違いなく米国の支配下にあり、そっくり日本に返還されたんだから日本領であるというのは正しいんだよ。

しかし、孫崎がここで非難しているのは、現在の、どっちつかずな米国の態度。

どうして米国は自身が直接関わったことなのに、どっちつかずなのか?

日本に領土問題を抱えさせ、近隣諸国とうまくいかないようにわざとくさびを打ったんだ、というのが孫崎の推理なんだよ。


08. 2013年6月30日 23:17:45 : t6YltpyKvs
>>07
鳩山も孫崎も根幹を曖昧にしているのは同じ。
中国が正式に返還請求をしてきた時にどうすべきかを明確にせずに曖昧にしている。
中国が棚上げで本当に満足するのか。
取に行くつもりがないなら中国こそ大局観であえて放棄する選択肢もあるはずだが。

09. 米犬 2013年6月30日 23:18:15 : PUHl6PtDGaXFs : 4Q80R8Zler
つまり孫崎は

チベット・ウイグル・法輪功・・などの人権抑圧
インド国境での中国の無謀な行動
南紗諸島でのベトナム兵の中国海軍による虐殺
フィリピン・ブルネイなどとの争い
当然尖閣

これらもアメリカが原因だということなんだな・・孫崎!

文化大革命・天安門事件・・きっと孫崎はこれらもアメリカと自民党のせいだとでも言いだすだろう


10. 2013年6月30日 23:28:22 : bw9ERLntko
中国が最初に釣魚島を発見し中国の版図に入れた。
15世紀から中国の歴史的文献にはすでに釣魚島についての記載がある。
(中略)1556年明は胡宗憲を倭寇討伐総督に任命したあと、
彼はその編纂した『籌海図編』の中で釣魚島などを中国福建省海防区域に
入れている。1893年西太后は盛宣懐に釣魚島を下賜する詔書を出した。」

>>。ハ胡宗憲の事跡)についてもむしろ、領域外における利益保護の性格を有する野田はないか、「釣魚島が倭寇の防衛対象の範囲に入っていたにせよ、粗て故に中国の支配がすでに確立していたとは断定できない(浦野起央「尖閣諸島・琉球・中国(増補版)82ページ)」ということになる。(西太后は盛宣懐に釣魚島を下賜する詔書を出した)にいたっては、この証書の信憑性に疑いがあるなどの反論が提起され、「こうした詔書が盛宣懐に付与されたということはありえないというのが定説である(浦野前掲書、85ページ)」と論述されている。(東郷和彦、保阪正康「日本の領土問題」p127)

と東郷和彦氏に孫崎説は論駁されています。また、孫崎氏は井上清氏の「尖閣列島」に依拠していると思われますが、井上氏の説は原田 禹雄の「琉球諸島 冊封琉球使録を読む」で完全に否定されており、佐藤優氏は「原田氏の著作を無視するのは学問的な誠実さがない」と孫崎氏を批判しています。学問的に否定された説まで使って中国に都合の良い牽強付会な論理をふりかざす孫崎氏は、中国の手先と言われてもしかたないでしょう。


11. 2013年6月30日 23:31:26 : fusk7O2HqU
>>08

棚上げっていうのは、日本にとって正しいか正しくないかはともかく、

田中・福田両元首相を責任者とする政府が、中国大陸との貿易などのメリットとの引き替えに、実質的に妥協したことなんだよ。

最近、急に中国が言い出したことではない。

地図を見よ。尖閣というのは、確かに台湾の近くだ。彼らがここは自分のものだと思う気持ちも理解できる。

もっとも、戦後の経緯から、中国はそれをアメリカに譲ったはずなのに、それを急に欲しがったのは確かに中国が悪い。

しかし、日本も中国との国交という果実を得るために、「棚上げ」で妥協したことは間違いない事実なんだよ。

今さら、そんなことはない、と突っ張ったって、中国も納得できないだろう。

お互い納得できなければ、最終的には戦争の可能性が高まる。

それでいいんですか? ということ。

アメリカも、守ってくれそうにないですよ、ということ。


12. 2013年6月30日 23:36:04 : jSkEw5jdRI
>>08
[取りに行くつもりがないなら中国こそ大局観であえて放棄する選択肢もあるはずだが]

見事に言ってくれちゃいましたね。
大人は子供の物をむきになって取りに行ったりはしない物なんですよ。
もしそんなことをする大人がいたとしたら、その大人の正体は言うまでもないということです。


13. 2013年6月30日 23:42:27 : XjwKyUWr4U
>>11
中国が棚上げで本当に満足するのかどうかこそ言えよ。
取に行くつもりがないなら中国こそ大局観であえて放棄すればいいんだよ。
中国の欲望は中国自身の問題だろうが。

14. 2013年6月30日 23:44:15 : yJBTYRPmBo
東郷和彦氏の論点は対アメリカの判断と日米間の書き物に過ぎない。中国から見れば関係ないって事だろう。ニクソン時代にアメリカ側が議論して曖昧にしたのが真相らしいから。故文書探すなら、中国の領土はモンゴルのものかもしれない。

15. 2013年6月30日 23:55:13 : fusk7O2HqU
>>13

中国が棚上げで満足するかどうかって、そりゃあ、彼らは満足しないだろうが、日本と戦争するデメリットとの天秤だろうね。

そして、日本と戦争するデメリットは確かに嫌だから、「棚上げ」復活を彼らは提案しているんだろうが。

日本も同じだろう? 中国と戦争するデメリットとの天秤で、考えるだけだろう。

鳩山らは棚上げ復活がいいと考えている。ぼくも同じ。

さっきも書いたように、戦後の経緯からすれば、間違いなく日本領だが、それを取り仕切ったアメリカが、ほとんど保障するつもりがない。

なら、対中国でどう対処するか、自主的に考えるしか仕方ないだろう。

相手は小国じゃないんだぜ。アメリカに次ぐ軍事大国で核兵器もいっぱい持っている。

ここは、時間稼ぎですむ問題なのか? ギリギリ国益を中心に考えなければならない。国益っていうのは、突っぱねるだけじゃあ守れないよ。

イラクを見よ、本当はアメリカが悪いのに、突っぱねたから、国民は塗炭の苦しみだろうが。


16. 2013年6月30日 23:55:55 : bw9ERLntko
「棚上げ」っていうんだったら、中国が尖閣諸島を自国領と決めた92年の領海法を廃止せんといかんが、中国がそんなことするわけないでしょう。

17. 2013年7月01日 00:06:11 : BjnleRyIyE
>>15
大局観で中国が手を引いたらアメリカに限らず入り込む余地など100%ない。
諦めるのにどんなつけ入る隙があるというんだよ。
中国自身の領土欲を他国他者の責任にするなよ。

18. xyzxyz 2013年7月01日 00:23:07 : hVWJEmY6Wpyl6 : JI2Seycs4s
>>11
最初に棚上げの妥協案を踏みにじったのは中国側ですよ。
日本はそれに応じて、じゃあ国有化しないとやばいねと動いたまで。

鳩山さんも小沢さんに完全にこの問題では切り捨てられたね。
孫崎さんも小沢さんのようにしっかりと筋の通った大局観をもつべきでしょう。
なんでもかんでも中国を持ち上げていてもいいことはない。
譲るべきところは譲る。譲れないとこはしっかりと突っぱねる。
孫崎さんは小沢さんの近くにいるんだから、その教えを乞うてはどうか?


19. Ryukyuan.isao-pw 2013年7月01日 00:41:02 : YrP2vZDuHZBQs : 2aTGJLMHxw
尖閣諸島の歴史的経緯からすれば日本固有の領土と言える根拠は無い。
Map林子平「三国通覧図説」付図
http://www.mahoroba.ne.jp/~tatsumi/dinoue16.html
三国通覧図説/琉球三省図
http://www.isao-pw-okinawa.ecweb.jp/isao-pw/sankoku.htm
私のFacebook
https://www.facebook.com/ryukyuan.isao.pw?ref=tn_tnmn
カバー画像
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=296358217162481&set=a.201898589941778.47743.100003649141742&type=1

20. 2013年7月01日 02:06:13 : mr96JqOETA
人民解放軍の副参謀総長といえば幹部だろう、その歳建国がここ何年かの一部幹部のタカ派発言を真っ向から否定した、棚上げ論を中共側幹部が、米中会談の直前に

小浜と習近平会談の直前に、ぶちかまして来た。
米国内戦争煽り屋に反対する強力な考えがあると見るべきだろう。

去年うpらしい中国側が作ったビデオ

55秒ごろから「日本の人民も軍国主義の被害者だった」と説明がされて
焼け跡の真っただ中でチャブダイ卓袱台を囲む一家がカット挿入。

こないだまで鉄砲担いで戦争やってた角栄も当時自民党の大臣たちもこの笑顔を見よ。トウケ小平もただものではなかった。言葉も表情も。さすが革命第一世代だ。口八丁手八丁、当時の中共幹部の戦術や恐るべし、日本の保守政治家の共産党嫌い(多分)ジジイ連中もこの笑顔だ。園田の親父も映ってないかw

http://www.youtube.com/watch?v=8UeM_N8Q8Ps

それに引変え今の中国の一部幹部はケ小平の言いつけを放擲して国連で蒋介石カイロ宣言当時の文言そのままに「日本が盗った」とかどうたら、完全に釣針に釣り上げられている者が何人か居る。嵌め利加と手を組んでどうたらこうたら、第三世界論は何処へ行ったか、資本家に成り上がった気でいる共産党患部じゃないか。愛想無いカオで豚首しか写真にばかり撮らせて。


嵌め利加の手羽先だと自覚してるだろうか、亡命する時ゃ嵌め利加大使館に駆け込むだろう$マチガイない。


こっちは日本側の録音だが、日本人記者の日本語が今のマスゴミ「エリート」とは全然ちがっている。人種が入れ替わってしまったのかも知れんね

http://www.youtube.com/watch?v=iS0Nu9ZClhM

「敗戦の詔勅とかで一切武器を捨てよと、捨てないと陛下の命令に逆らう抗命罪だぞと言われてなお、アジアの一部で何千人もの日本兵が植民地独立の戦中の方針のままにアジアのために戦った人達がいた、靖国には入れられない、戦後の日本はそういう人の御蔭でショウバイが出来たのだ」という人がある。ほんとにそうかもしらん。敗戦後を想定したヤケクソ作戦だったかもしらんが。

(「軍国主義」の被害者ではなく、本当はわざと敗ける戦争詐欺の被害者だったんだけどな。見よ、広島の原爆B29 には空襲警報がだされなかった、見よ、軍が立ち上がれなくなるまで停戦交渉は先送りだった、戦後の226の如き革命が怖かったのだ、彼らは)


日本人の手羽先
これをひとりづづどうにかせんとな


21. 2013年7月01日 10:06:35 : FZgGiDbYMh
孫崎先生、ありがとうございます。
「米国は領土問題に関知せず」、歴史よく判るようになりました。

22. 2013年7月01日 13:01:31 : o4xa7l0AMY
日本は正しい歴史を教えてないからな

23. 2013年7月01日 14:28:33 : 5uvl0AM6Ng
固有の領土論自体、アメリカも中国も領土問題に対する正論として受け入れられないというお国柄による事情があると思います。

歴史的事実から固有の領土論を言えば、アメリカも中国も国家を解体して本来の民族である地元民に領土を返さなければいけないことになってしまいます。
まして中国は共産党なのですからなおさらです。

ポツダム宣言、カイロ宣言のみに視点が固着している孫崎氏は、歴史的背景の認識がアンバランスだと思います。


24. いしゐのぞむ 2013年9月05日 17:50:10 : 4p8BaJ5oSykqE : EiEUkqO8fm
10番の方。
「15世紀から中国の歴史的文献にはすでに釣魚島についての記載」
とは誤りです。1403年と稱する史料「順風相送」は1570年です。リンクご覽下さい。
http://ishiwi.iza.ne.jp/blog/entry/3052854/
http://ishiwi.iza.ne.jp/blog/entry/2922653/
「1556年『籌海図編』の中で釣魚島などを中国福建省海防区域に」
も誤りです。リンクご覽下さい。
http://ishiwi.iza.ne.jp/blog/entry/3059943/
http://ishiwi.iza.ne.jp/blog/entry/3047155/
「1893年西太后は盛宣懐に釣魚島を下賜する詔書を」
も誤りです。リンクご覽下さい。
http://ishiwi.iza.ne.jp/blog/entry/3054624/
なぜこれらのトンデモ説がいつまでも流布してゐるのか。
孫崎さんも惡いが東郷さんを始め他の皆さんも惡い。

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