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2013年06月29日 世相を斬る あいば達也
以下の時事の記事ではないが、笑うほど感受性の乏しい国民だとつくづく思う。TPP参加しなければ“世界の孤児になる!”なんて発言もあったが、今や日本は世界の孤児どころか、アジアの孤児になりかけている。中韓の蜜月は一層強まり、オバマ大統領からも毛嫌いされている安倍晋三しか選択できない政治は、末期的状況に陥っている。今日、明日の繋がりを最重要視した選択が、未来という芽を摘んでしまう事実を想像できない国民は哀れでさえある。
≪サラリーマン小遣い、月3.8万円=バブル後最低−アベノミクス恩恵なし
「サラリーマンの1カ月の小遣い平均額は3万8457円、バブル崩壊後で最低」。新生銀行は 28日、20〜50代の会社員ら男性約1000人を対象に行った小遣いの調査結果を発表した。調査は4月下旬で、小遣い平均額は1年前に比べ1299円減少。安倍政権の経済政策「アベノミクス」は株高を演出したが、サラリーマン家庭に恩恵は及んでいないようだ。
日々の昼食代は518円で、 2010年以降の「ワンコイン(五百円玉)化」が定着。弁当持参派は3割強に増えた。1カ月の飲み代は7689円で、調査を始めた1999年以降で2番目 に低かった。飲み会を月2回に切り詰める40代や自宅で飲む「宅飲み(たくのみ)」に切り替える20〜30代が目立つという。≫(時事通信)
株価は意味なく乱高下し、東京とNYだけに世界の資金が流れ込んでいるようだ。アジア、EU市場は青息吐息状態から脱する気配は見られない。ここ数日の流れだけを見ると、日本が世界の金融相場を牽引している錯覚に陥るほど、元気な株式相場である。しかし、これは変だ、と気づくのが一般的で、経済の原理原則が判っていれば、この金融相場を訝しく思わない方が奇妙だ。TPPで日本の産業が恩恵をほとんど受けない事実が判りかけても、TPPで未来が拓けると感じている人が多いのは困ったものである。
株が上がり、電気ガス料金が上がり、生活費が上がり、給料は横ばいか下落傾向にあるのに、なぜ日本人は怒らないのか。おそらく、その原因の第一は、NHKらマスメディアの誤誘導報道に見事に嵌っていると云うことがいえる。次に、日本人の富の蓄積がまだまだ健在という事実もある。次に、日本人は、余程の被害が自分の身に降りかかるまで、次に何が起きるかと云う想像力に欠けている。或いは、誰が考えても怒るべきだ、と思える頃になって、目立たずに反旗を挙げるのかもしれない。また、政党政治でありながら、政党政治に望みを抱けなくなっているのかもしれない。
いずれにしても、日本のあらゆる側面における危機を、幾ら声高に語っても、現状は“馬の耳に念仏”なのに違いない。早い話、放置するしかないのが事実である。消去法で選んだ政党が、自民党と共産党と公明党では、あまりにも芸がなさ過ぎる、と投票を棄権する人々が多くても非難は出来ない。選挙における消去法が覆るためには、国民が相当の範囲で痛めつけられなければならない、と云う条件が必須だ。現状は、まだまだ痛みの実感が足りないのだろう。安倍晋三は、もっと生活者を直撃する政策を矢継ぎ早に繰り出すべきである。筆者はそれを希求している。
流石に、余程の天変地異でも起きない限り、参議院選も自公が勝ち、国会のネジレ現象も解消するだろう。それで良いのだ。現時点で、アホノミクスがイイの悪いの論評しても意味はない。安倍晋三君に、思う存分リーダーシップを発揮して貰える環境を整備した方が、国家としても賢明な選択なのである。晋三君に力を与えれば与えるほど、日本と云う国家のズタボロ度を増進させるのだから、その方が正しい選択である。生半可な抵抗など意味がない。経済・企業優先、官僚温存、米国一国主義、TPP参加による日本文化の崩壊、アジアの孤児になる道をまっしぐらに疾走し、名誉白人と呼ばれ歓べばいいのだ。
もっともっと国民を虐めなさい。そうすることで、国民を覚醒させることが、安倍晋三に与えられた、お天道さまからのミッションなのである。調子に乗ってイザ進め!民主も、維新も、生活も、社民もズタボロだ。みんなは、アンタらのお仲間、伸びても伸びなくても結論は同じ。まぁ今回の参院選、共産党が野党第一党にでもなるかもしれないのが、筆者の唯一の小さな愉しみ。今度の参院選は、共産党が伸びるのが、日本にとって逆説的に一番いい。そうすることで、インパクトある野党が誕生すれば、自公政権をストップ出来る、と政治家が動けば、国民も多少考え出すだろう。
ひたすらオバマ政権に頭を垂れ、意に染まぬ右翼色を出し、日本を取り戻すと言いながら、日本市場をハゲタカの餌食にし、アジアの成長を取り込むと言いながら、中韓といがみ合い、日本の伝統文化を断固守ると言いながら、グローバル化を目指す。このようなヒッチャカメッチャカな論理がまかり通るとは、誰が考えても異様だろう。つまり、異様な世界が、今の日本の状況なのだから、小沢一郎じゃなくても、安倍自民は壊れるだろうが、壊れても選挙は忌避するだろうから、国民生活がボロボロになるのは必定。日本民族にはマゾヒズムの性癖があるのかと疑うほどだ。筆者は、民族の性癖云々は別にして、ショック療法が国民の覚醒にまで及ぶ激烈なものであることを、敢えて望む。
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