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ブラック企業大賞ノミネート社発表〜ウェブ投票開始(レイバーネット日本)
http://www.labornetjp.org/news/2013/0628black
ノミネート社が正式発表されて一夜明けた6月28日のウェブ投票では、ワタミフードサービス株式会社がダントツ一位。「365日24 時間死ぬまで働け」と理念集に書いてあるように、実際の労務管理がずさんであること、そして2008年過労自死した正社員の遺族と真摯に話し合おうとしない態度などがノミネート理由としてあがっている。これは多くの人が共通認識としているようだ。その他、日本全国幅広い業界の大手企業や大学などが40社近くの候補社から厳選され、全7社1大学法人が第二回ブラック企業大賞を競い合うことになる。発表は8月11日。
この趣向の変わった企画は二年目になるが、今年はより注目度が高い。昨年はウェブ上の投票でも2万票が集まった。実行委員の一人である佐々木亮弁護士は、「どの社が一番ひどいか順番をつけるのは気持ちのよいものではない」と前置きをしたうえで、人件費を削らなければならない業界に多く見られる傾向があると記者会見で話した。
会見には、大手メディアや独立系メディアを含む記者30名以上が集まったが、「自社もブラック」と吐露する人から、会見の場ですら企業名を伏せて「某外食店」などと言う記者までもいた。ノミネート社発表の取材はしても、記事にはできないという新聞社も複数あった。企業の不正を告発したり追跡取材したりする報道機関に対して逆ギレし、企業側が高額の賠償請求をするSLAPP訴訟が横行する中で、メディア会社が慎重にならざるを得ない状況もある。
労働運動とは別の観点から社会的関心を高めて、労働環境を改善させることを目的としているこの企画。昨年実施から、即、問題ある各社の労務管理に影響することはなかったとしても、企業にとっては相当のプレッシャーになっていると、同じく実行委員の河添誠さんは言う。また、大学生が就職先を探す際の判断基準となっていることも重要だと続けた。
これだけ関心が高まる中では、広告主との関係抜きに、深刻な労働問題を抱える企業や事例について広く告知することに協力してもらいたいものだ。(松元ちえ)
プレイベント 7月5日@阿佐ヶ谷ロフト HP http://blackcorpaward.blogspot.jp/
*写真=ブラック企業大賞のHP
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