http://www.asyura2.com/13/senkyo149/msg/905.html
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オバマは内心において太平洋回帰を捨て、より実利が巨大な米・EU経済共同体(2年後締結)に重心を移した。平たく言えば、『太平洋はアジアも中南米も中国に任せます。代わりに北大西洋に米EU経済連合体に米国は賭けることにしました』というオバマに習主席が頷いたと推測する。
それは韓国の朴槿恵大統領にも、台湾の馬英九総統にも電話で伝えられ、ASEAN特にベトナムにも伝わり、『中越経済社会パートナー』条約を一気に締結させた。今、韓国の朴槿恵大統領が訪中し、習国家主席と朋夫人の家族的な接待を受け、『中韓経済社会パートナー』条約を締結した。
中越の心配事はフィリピンの餓鬼大将アキノ大統領であり、中越の条約には『南中国海問題の長期的な交渉による領土範囲定義と両国の経済社会パートナー関係を邪魔し、領海問題を複雑化・巨大化したい、如何なる外部の唆しにも両国は動じない』と宣言されている。
中韓の心配事は北朝鮮と日本の安倍晋三である。中韓条約では朴槿恵大統領の和平プロセスを中国が一緒に推進すると明記され、安倍晋三対策も来月の第二回中韓日FTA交渉で日本側を共同して説得することで合意された。日中韓首脳会談はそのFTA交渉に行ける日本側の態度如何であるとも。
1.中国の報道:
◆新華社「両国の元首は中韓の戦略的な協力パートナーシップを発展させ、朝鮮半島情勢などの重大な国際・地域の問題における協力の強化について突っ込んだ意見交換を行い、広範なコンセンサスに達した」
http://jp.xinhuanet.com/2013-06/28/c_132494350.htm
中国側は朴槿恵大統領が提案した『半島信頼プロセス』を歓迎し支持し、和解と協力を実現させ、最終的に朝鮮半島の自主的な平和統一を実現するための基盤を作ることで両国合意。
◆人民日報「習主席と朴大統領会談 戦略的協力パートナーシップ全面的に深化」
http://j.people.com.cn/94474/8303218.html
「今後の中韓関係の“基本精神”」
➊双方の社会制度と発展モデルを尊重しあい、互いの平和的発展を支持し合う、
➋強みによる相互補完とウィンウインの原則を深化さる、
➌朝鮮半島非核化プロセス推進に共に尽力する、
➍重大な国際・地域問題で両国は調整と協力を強化し、共にこれにあたる。
朴槿恵大統領『韓国は“国民幸福時代”を切り拓くことに尽力しており、中国国民は中華民族の偉大な復興の実現に努力している。中国側と戦略的協力パートナーシップを強化し、夢を分かち合い、共に発展し、手を携えて北東アジア地域の平和と繁栄を促したい』。
【中韓両国主席合意】
➊各分野、各レベルの友好的往来を強化。
➋互恵・ウィンウィンのハイレベルFTA協定をできるだけ早く締結し、相互貿易額を2015年までに3000億ドルにまで増やす。二国間通貨スワップ協定も規模を拡大し、国際金融リスクに共同で備える。
➌中韓人的・文化交流共同委員会を設立し、教育、文化、メディア、観光、青少年、地方分野の交流を拡大し、両国民の相互理解と友好感情を深める。
➍国連、G20、APEC、中韓日、ASEANプラス3(中韓日)などの枠組みでの調整と協力を強化し、グローバルな問題に共同対処する。朴大統領側の『北東アジア平和協力構想』に習主席はこれを称賛し、大筋で支持した。
➎朝鮮半島:
習主席『朝鮮半島の非核化を目指す朴大統領の『朝鮮半島信頼プロセス』構想を中国側は歓迎し、共に努力する』。
朴大統領『中国側の発揮している重要な役割を称賛する。中国側と戦略面の意思疎通や協力を強化し、6カ国協議を再開し、対話と信頼を基礎とする南北関係の改善に尽力し、朝鮮半島の平和的統一の最終的実現の基礎を固める』。
会談後、両首脳は「中韓未来ビジョン共同声明」「中韓戦略的協力パートナーシップ拡充行動計画」を共同発表した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年6月28日
◆「写真:中国の習近平主席、韓国の朴槿恵大統領と会談」
http://jp.xinhuanet.com/2013-06/28/c_132493373.htm
◆中国中央電視台(CCTV)「韩总统朴槿惠北京“秀中文”:先做朋友 后做生意」
中韓ビジネス協力フォーラム(北京釣魚台国賓館)での朴槿恵大統領の講演内容:
http://news.cntv.cn/2013/06/28/ARTI1372391711069574.shtml
原文:環球時報「韩总统朴槿惠北京“秀”中文:先做朋友后做生意」
http://world.huanqiu.com/regions/2013-06/4072906.html
朴槿惠说,
➊“有句话说,要走得快,就一个人走;要走的远,就要一起走。”
➋“我相信,韩中两国经济人士将成为这个进程的动力军。”
➌“现在,我们要把这样的成功事例拓展到其它领域。昨日,两国政府在诸多领域签署了谅解备忘暑,这样的合作渠道若能结合大家的创意,以及敢于挑战的精神,想必能为两国经济注入更多活力,乃至为全球经济作出贡献,我对此充满期待。”
➍“有句话说,没有人,什么都没法实现;但没有制度,什么都无法持续。”
➎“我相信,韩中自贸协定将成为我们所需的基础。”
朴槿恵は訛りが無い中国語で諺を引用した。
『“先に友となり、後に商い”。韓中両国は数千年の歴史の長い流れを過ごし、信用を蓄積し、良い友達になった。今後、韓中両国は“運命共同体パートナー”です』
『“歩く遠さを合わせて、いっしょに歩きます“。両国が共に進むことができるならば、両国の未来は更に明るく、更に繁栄する。“私は、韓中の両国の経済の人はこの過程の動力軍になると、信じます”』
『中韓が国交樹立した20年前、両国の貿易額はたっての63億ドルだけでした。2012年には2563億ドルと、40倍増加しました。中国は韓国の最大の貿易相手になり、韓国も中国の第3大貿易相手になりました』
『中韓は更に両国間の経済協力を拡大し強化し、互いの内需市場に進出し、持続可能で安定的な経済と貿易の構造を作ります』
『そのためには今後20年間は、高付加価値産業を育成する貿易と投資が必要です。中国政府は自主的革新の精神で新興産業を育成し、韓国政府も文化産業を融合させる創造的な経済を推進します。両国政府が更に協力を深めるなら、きっと巨大なシナジー効果を得ることができる』
『昨日、両国政府が多くの領域で締結した覚書を熱く理解し、協力遂行において皆のアイデアを結び付けることができるならば、そして挑戦する精神が、両国経済に更に活力を注ぎ込み、世界経済のために貢献できる、私はその期待に胸が満たされます』
『韓中の貿易は米欧地区に輸出する完成品に必要な中間材料と部品を造ることに集中していますが、このような貿易構造、容易く厳しく輸入国の経済情況の影響を受けます。ですから、両国は内需消費市場を拡大する必要に迫られています』
『韓中両国は相互の消費市場への進出度を強めることで、米欧経済の影響を受けない安定した貿易構造をつくることができます。特に、中国政府は沿海地区の経済発展に成功し、内陸部の西部大開発を推進しています。私達も共に努力すれば、双方にチャンスが生まれます』
『私、朴槿恵は同席する中国企業家が中国の夢を実現するために、良好な韓国のパートナが不可欠であると信じてくれると思います』
『“人材が無ければ、何も実現できません;しかし制度がなくては、何も続けることができません。”中韓両国はこのために堅固な制度の骨組みを提供しなければなりません』
『“韓中の貿易協定(FTA)が私達の必要な基礎になると私は信じています。”韓中は貿易協定に留まらず、多角的な経済社会体制の下で最も見事な二国家間協定を作り、国際模範的な全く新しい協力モデルにしたいと思います』
『昨日、両国の首脳はその重要性を認識し、この協定の締結のために共に努力することを決定しました。同席する両国経済界の皆様が韓中FTA協定に期待し、皆様が知恵を凝集してくださるなら、私たちは相互信頼できるパートナーになれます』朴槿恵大統領講演
◆環球時報「社评:中韩关系是战略的,也是婆婆妈妈的」
社説:中韓関係は過去の戦略に囚われて愚図愚図している。南北対立が利権者を産み、その彼等が見栄をはって譲ろうとしないからだ。
http://opinion.huanqiu.com/editorial/2013-06/4071063.html
韓国にも朝鮮にも南北対立を利権化した権力層が存在する。日米にも対共産主義戦争を利権化した権力者がいる。日本の代表は安倍晋三で、米国のそれはネオコン政治家と議会工作者達である。(オバマ政権の権力構造も、リベラルな長官とネオコン補佐官で成り立っている)
◆環球時報「中国高规格接待朴槿惠访华 习近平称其为老朋友」
http://world.huanqiu.com/exclusive/2013-06/4071231.html
韓国の朴槿恵大統領は6月27日に“史上最大規模”の代表団率いて中国を訪問した。中国は“史上最高の厚遇”接待。両国元首は会談に共同声明し、一気に八項の条約締結。これれは『中韓戦略的パートナー関係』と括ることが出来る。
国家主席習近平は27日午後北京人民大会堂と朴槿恵みで会談を行いました。
習近平主席『中国政府と人民は朴槿恵大統領を熱烈歓迎します。朴槿恵大統領は中国人民の古くからの友人で、何度も中国を訪問してこられた。今度の中国の旅があなたにすばらしくて深い印象を残すことを望みます』
27日の歓迎晩餐会。中国側は晩餐会の生演奏に朴槿恵の好きな歌謡《幸せな人に与える》を選びました。この歌は朴槿恵が去年の大統領選期間中に使ったテーマ曲で、自らも歌ったことがある。
そして最後の出し物は、朴槿恵の母、今は亡き(夫の身代わりに暗殺された)ファーストレディー陸英修が生前好きだった歌謡《故郷の春》合唱でした。
中国のファーストレディー彭麗媛は28日昼に単独で朴槿恵みを宴席に招待。青瓦台の関係者は、質素な女性大統領を、習夫人であるファーストレディーと親しくさせ、中国との友好関係を強化するだろうと、言っています。
両国元首の発表《韓中の未来志向型の共同声明》は韓中戦略的協力のパートナー関係を発展させる一里塚を打ち立てました。今回の韓中首脳会談は一気に経済の貿易、環境保護、人員の交流などの8項の合意に署名し条約化し、誠実で協力的な関係を体現しています。
2.韓国の反応
◆中央日報「<韓中首脳会談>中国側、朴槿恵大統領を破格の扱いで歓待」
http://japanese.joins.com/article/265/173265.html?servcode=A00§code=A30&cloc=jp|article|related
27日午後7時、北京人民大会堂の晩餐会場“金色大庁”。朴槿恵大統領の耳慣れた韓国語の歌が鳴り響いた。昨年の大統領選挙時、朴大統領の選挙ロゴソングだった歌手ヘバラギ(ひまわり)の『あなたは私に幸せをくれる人』だった。
晩餐会が終わる頃には韓国語を専攻する中国人学生たちが洪蘭坡作曲の“故郷の春”を合唱。朴大統領の母親である故・陸英修女史が好きだった歌だという。
中国では両国首脳が並んで座って対話をするのが慣例だが、今回は朴大統領と習近平主席がテーブルを間に置いて向き合った。習主席の“老朋友”として朴大統領を優遇したのだ。
朴大統領がこの日午前11時15分に北京首都空港に到着して中国に足を踏み出す時、出迎えにきた人々は長官級の張業遂・筆頭外務次官、張シン森・在韓中国大使らで、異例的だ。
◆中央日報「【社説】韓中関係の新しい出発宣言」
http://japanese.joins.com/article/266/173266.html?servcode=100§code=110&cloc=jp|main|top_news
朴槿恵韓国大統領と中国の習近平国家主席が新たな韓中関係「韓中未来ビジョン共同声明」を採択した。未来ビジョン共同声明の本文と付属書には、これを実現するためのロードマップとアクションプランが含まれている。修交21周年を迎え、韓中関係は新次元のパートナー関係に進化する。
両国首脳は高いレベルの包括的な韓中自由貿易協定(FTA)締結を目標に、交渉の進展に努力する。韓中FTAは『両国が経済的な同盟関係』を結ぶことを意味する。同じ文化圏にある両国の人文交流と協力は、心で接近する良いアイデアだ。
北朝鮮の核問題に関しては、韓半島非核化のために共同で努力するという原則的な立場表明にとどまった。オバマ米大統領との首脳会談で「北核不用」の立場を習主席が明確にしたのに比べると、やや物足りないが、北朝鮮の非核化のための韓米中3角協調の基本枠は用意された。
◆朝鮮日報「【社説】韓中首脳「北の核は東アジアの平和と安定に脅威」」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/06/28/2013062801155.html朴大統領が掲げる「韓半島信頼プロセス」に対する中国の支持が明確化し、両国首脳による疎通が常時強化された。
修好21周年を迎える韓中関係は、中国は韓国にとって最大の交易国となり、また韓国も中国にとって2番目の輸入国であると同時に4番目の輸出国と劇的に変化した。21年間で両国を行き来した国民の数も6000万人に達する。
今回の共同声明で韓中両国は、今年中に韓中日3カ国による首脳会議の開催とその成功に向けて共に努力することで一致した。その一方で両首脳は、歴史問題をめぐり北東アジアでの対立と不信が深まる不安定な状況が続いていることについて憂慮の意を示した。
(このあと朝鮮日報社説は、『そうは言っても、中国も海洋境界線問題と高句麗史で韓国を傷つけている』、と論難)
◆朝鮮日報「韓中首脳会談:朴大統領、中国語で5分あいさつ」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/06/28/2013062800808.html
習主席『8年前の2005年にソウルの(高層)63ビルにある『百里香』で会って以来で、まるで旧友に会ったようだ』と笑みを浮かべた。
◆朝鮮日報「韓中首脳会談:成熟した「政熱経熱」関係へ」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/06/28/2013062801008.html
◆東亜日報「「私の老朋友」 習近平主席が朴大統領への親近感示す」
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2013062839038
∞∞∞∞∞余録∞∞∞∞∞
◆中国国防部:日本の新版防衛白書が中国の軍事的脅威と海洋強奪を強調したことに対して『他人の顔に泥を塗るのではなく、鏡でよく自分を見ろ。ひたすら対立を鼓吹すれば、結局自らを損ない他人を害することになる』
http://j.people.com.cn/94474/8303367.html
◆環球時報「韩旭东:菲不断制造“热点”扰乱南海、在与中国岛屿争端上,菲日可谓志同道合」韓旭東:比は絶えず“紛争”を造って南シナ海をかき乱しますが、信念を同じくするのは日本だけです。
http://opinion.huanqiu.com/opinion_world/2013-06/4071061.html
フィリピンは最初に“黄岩環礁の危機”を造り(中国漁船長逮捕)、軍事的対峙になり冷静化したら、フィリピンはまた“仁愛暗礁の危機”を起こしました(老朽軍用船を座礁させた)。そして同国はまた米国を誘って黄岩環礁近くの海域で大軍事演習。それによって中間の利を貪っています。
フィリピンは米日軍事基地を要望し、米国Xバンドのレーダー建設に賛成し、フィリピンと日本は“志と信念が一致”しています。東アジア大多数の国が日本の“平和憲法”改正がアジア太平洋の平和と安定を壊すと反対している中で、フィリピンは日本という悪人を助けて悪事を働くのです!
フィリピンの執政者は私利の利のために自ら災いを招きます。フィリピンの執政者は自ら悪い結末を運命付けています。
火遊びに始めた仁愛暗礁への軍艦座礁。それを退去させる約束を果たさない。このような国際信用を守らない国家に、アジア・太平洋地域の平和を愛好する人民と国家はフィリピン執政者の約束は信頼できません。同国が徒党を組み続けるなら、平和と繁栄の袋小路に入るでしょう。(国防大学教授)
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