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2013年06月17日00:00 カテゴリ安倍晋三コラム
アベノミクス完全崩壊
株価急落で大騒ぎしているらしい昨今だが、もしかすると予想以上に早い超ミニバブル崩壊が起きているのかもしれない。もう少しバブルが続くものと思ってはいたが、こういう崩壊はいつどこで起きるかなんてことは誰にもわかるものではなく、時間がある程度過ぎてから、やっぱりあれは崩壊だったと気づくものである。
一時は国債価格も乱高下を繰り返していたが、あれもちょっとしたきっかけさえあれば、雪崩を打つように一気に崩壊することになる。ただでさえ多くの金融機関が国債を大量に高値掴みしている状況下であるのだから、金融機関が国債をあまり抱えていなかった過去の金利上昇局面なんか全く参考にならないぐらいのことがいつ起きても不思議ではないのである。
あの銀行が売った。あの保険会社が大量の売り注文を出した。そうやって、わずかな売り注文で金利が上昇していけば、含み損がどんどん膨らんで自分の会社が破綻してしまう。三橋の馬鹿は、会計ルールを変えればいいとか恥知らずなことを書いていたが、固定金利の国債を満期まで抱えていたら預金金利が上がって銀行は破綻してしまうのは目に見えていて、ここに会計ルールもくそもないことは思考停止しているネットウヨク以外は誰にでもわかることだろう。
補正予算10兆円や株価が上昇している間だけの特別ボーナスの資産効果による一時的な嗜好品や不動産への消費や投資などで、一時的なGDPの上昇を見て一部の現実逃避しかしていない連中は狂喜乱舞しているらしいが、こんな一時的な現象を見て大喜びしている目先筋の言い分ほど滑稽ないものはない。需要の先食いとしか思えない消費税増税前の新築住宅への駆け込み現象などを見ても、到底長続きするものではないことは想像できるだろう。
そもそもアベノミクスなんてものは当初から完全に崩壊している内容で、完全なる机上の空論の現実逃避に陥っている典型的なパターンだったのは今更説明する必要もないだろう。物価だけを参考に金融政策を行うための指標とすることの愚かしさなんかはアベノミクスの盲点で、完全に日本の80年代後半の超巨大バブルや2000年代のアメリカの住宅バブルに見られる金融政策と視点が全く同じで、デフレだから金融緩和してインフレにしようとすることの愚かしさは目に余るものがある。
現実逃避したがる連中の特徴として見られるおかしな点は、数字にばかり気を取られて現実から目を逸らすことに重点を置いていて、これに加えて妄想に等しい目標ばかり掲げて夢ばかりを追いかける。安倍の成長戦略なんて自民党を過去に戻したかのような地方への土建バラマキでしかなく、民間の力を活用するとか言いながら、ただでさえ世界でも類を見ないほどに高い所得税の最高税率を引き上げて、リスクを取ったり頑張った者ほど馬鹿を見る税制にするのだから滑稽でしかない。
税制なんかを見ると、まさに官僚の操り人形と化しているのがよくわかる。いつだったかWBS(ワールドビジネスサテライト)に甘利が出ていて、小谷に法人税についての質疑応答が完全な官僚答弁だったのは記憶に新しい。法人税率の引き下げについて聞いているのに、設備投資減税するだの復興増税が終わると3年後に30%から25.5%に下がると話を誤魔化し、更に日本は38.5%の法人税は世界的に見てもかなり高いみたいなことを投げかけると、また同じように30%から3年後には25.5%になると地方税を無視して数字を小さく印象付けることに躍起になって、それでいて話も逸らす。話を逸らすものだから、小谷が話を元の鞘に納めるために税率の引き下げの話に戻しても、同じことの繰り返しで投資減税の話ばかりする。
設備投資減税なんてものは、完全に特定業界だけを優遇する制度で、こういう特別優遇が度を過ぎれば天下りが横行して公務員様に民間が牛耳られることになるのは誰でも想像できることだが、残念ながら政治家にはそういう発想もなく公務員様の操り人形になって楽をすることしか考えない思考停止が与野党全てに蔓延っているようだ。
ようするに、官僚の操り人形となっている安倍は法人税を真剣に下げることを検討する気はさらさらないということがよくわかる一例だろう。そして投資減税なんて意味不明な官僚の天下りを増やすだけの制度改革にばかり注視する。最近の若者の起業家の多くがシンガポールに行っている現状すら理解しようとせずに、いつまで経っても現実を見ることなく思考停止のまま官僚に従う政治家達のおかげで人材の大脱走は今後も加速していくことだろう。
そこで三橋みたいな馬鹿に洗脳されている安倍みたいな頓珍漢政治家は、相変わらず国土狂人化計画などの旧来型のバラマキで経済成長などとほざいているのだから失笑ものだ。三橋含めてバラマキが好きな奴らは公共事業をやるとどうして成長するのかを曖昧なくぜひとも答えてほしいが、しょせんは希望的観測の妄想で塗り固められた結論しか返ってくることはない。
バブル崩壊後に土建屋にばら撒いても成長してこなかった理由は単純で、常に足りなかったからと言い訳を繰り返して思考停止。それが三橋とその信者達の結論である。
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福助です。
出鱈目なんてことは決まりきった事でした。論理矛盾の継ぎはぎパッチワークでした。
日本国内に退蔵されている国民と企業のマネーの価値を下げてバブルを無理に引き起こして崩壊した米国金融秩序と米国財政を少しでも支えようとの思惑でしかないのです。
さすがに日本人はかつてのバブルに懲りていて安屁の下痢ノミクスの嘘の臭さに論理ではなく感覚で鼻が感じたようなのです。のめりこまなくて結構でした。
日本人は頭で考えるのではなく感覚で感ずるようですね。さすが花鳥風月はまだ生きて居るようです。
- コラムと特集記事 > 安倍政権 アベノミクス崩壊? …経済も政権も下痢化して動けなくなってゆく〜〜… 福助 2013/6/28 03:39:09
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