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自民党で衆院山形3区の公認候補予定者の座を巡り、元党幹事長の加藤紘一氏(74)が後継指名した三女の鮎子氏(34)と、加藤氏を破って当選した無所属の阿部寿一氏(53)が争っている。
次期衆院選の公認がかかっており、両氏は参院選で党への貢献度をアピールしようと、活動を活発化させている。
鶴岡市で26日夜に開かれた鮎子氏の後援会発足式。約200人の支持者を前に鮎子氏は、参院選山形選挙区に党公認で立候補を予定している新人の大沼瑞穂氏(34)の名を挙げ、「支援をよろしくお願いします」と呼びかけた。
鮎子氏は4月の後継指名以降、県連大会など党関連の行事に積極的に出席。大沼氏と共に3区の支持者回りをしたり、父の事務所を大沼氏の後援会支部に提供したりするなど、支援に努めてきた。
ただ、加藤氏を支えた秘書が全員去ったほか、支持者も加藤氏の現役時代とは温度差があり、「鮎子氏が支援に力を入れても、組織が弱体化しているので広がりは限定的」(鶴岡市議)との見方もある。
一方、現時点で党員ではない阿部氏。22日、来賓として出席した酒田市議の後援会の会合で、大沼氏のパンフレットを出席者に配りながら、「大沼さんをお願いします」と訴えて回った。
酒田市で同日行われた大沼氏の事務所開きでは、阿部氏に近い県議が「(参院選で)阿部氏をすり切れるまで使ってほしい」と訴える場面もあった。
阿部氏は、4月下旬に大沼氏から、6月上旬には遠藤利明県連会長から選挙支援を要請された。県連は酒田市長選で阿部氏を推薦した経緯もあり、もともと近い間柄だ。阿部氏側は支持者に「阿部を自民党に入党させるため、大沼氏を頼む」(後援会幹部)と働きかけを強める。
県連の野川政文幹事長は「勝利のため、保守系無所属の国会議員に支援を要請するのは当然」と話す。両者のアピール合戦は熱を帯びるが、野川幹事長は「参院選と3区の公認問題は無関係」と強調する。県連は参院選終了後、党員投票などで3区の公認候補予定者を選ぶ方針を示している。
ただ、県連内には「2人の公認争いが、伸び悩んでいた3区の票の掘り起こしにつながれば」との期待感も出ている。
参院選山形選挙区にはこのほか、みどりの風現職の舟山康江氏(47)、いずれも新人で共産党の太田俊男氏(59)、幸福実現党の城取良太氏(36)の3人が立候補を表明している。
(2013年6月27日10時06分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/20130627-OYT1T00296.htm
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