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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130627/plt1306271539007-n1.htm
2013.06.27 ZAKZAK
参院選(7月4日公示、21日投開票)の号砲まで1週間、永田町は臨戦態勢に突入した。自公与党が完勝した東京都議選や、株価の乱高下、日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)による慰安婦発言は、選挙戦を左右するのか。選挙プランナーの三浦博史氏による政党別獲得議席予測では、安倍晋三首相率いる自民党が改選過半数の68議席を獲得する圧勝で、民主党は少し息を吹き返し、維新は1ケタに低迷した。
「株価の乱高下とはいえ、昨年末の衆院解散前の8300円台の1・5倍近く高い。内閣支持率70%前後、自民党支持率40%台が続いている。1986年7月に中曽根康弘首相が行い自民党が圧勝した衆参ダブル選のときでさえ、支持率が上がったのは直前だった。自民党は極めて強い」
三浦氏はこう語り、選挙区48、比例区73の計121議席をめぐる、各党の獲得議席を別表のように予測した。
自民党は「選挙区47、比例区21の68議席」。与党過半数を達成し、ねじれを解消するのに必要な「63」を大きく上回った。31ある改選1の1人区は岩手、沖縄を除いて全勝。森まさこ少子化担当相(福島)、山本一太沖縄・北方担当相(群馬)らは盤石だが、岩手の平野達男前復興担当相の壁はまだ厚い。改選2以上の複数区では、東京(改選5)と千葉(同3)で公認候補2人が当選し、ほかは1人が当選するとみる。
比例では、自民党は2007年参院選で圧勝した民主党の20を上回る21議席を獲得。三浦氏は「自民党比例の20位は07年が約16万票、10年が約8万票だった。今回は8〜9万票がボーダーになりそう」と話す。
元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏、ワタミ会長の渡辺美樹氏、元格闘家の佐竹雅昭氏ら有名人候補は滑り込めるか。
公明党については、三浦氏は「弱者に優しいイメージがあり、支持率が上がっている」といい、都議選と同じく選挙区で全勝し、比例も手堅くまとめるという。
これに対し、低迷が続いているのが維新で、「選挙区2、比例区4の6議席」にとどまった。
三浦氏は「橋下氏の慰安婦発言で女性の支持を失った。みんなの党との選挙協力が減り、第3極の票が分散した。組織もない。参院選は最低でも全県下での選挙なので、選挙の手足がないのは致命的だ」と語った。
選挙区では、お膝元の大阪(改選4)と、地元局の元アナウンサーが出馬する兵庫(同2)は有望だが、他は苦戦している。衆院選では比例で40議席を荒稼ぎしたが、今回は苦しい。「アントニオ猪木氏や中山恭子氏は強いが、他は横一線」(三浦氏)。
渡辺喜美代表率いるみんなの党は「選挙区2、比例区5の7議席」。選挙区は、神奈川(改選4)と愛知(改選2)。三浦氏は「維新と差別化して都議選での勝利を踏み台にしたいが、第3極全体のイメージが落ちているのが懸念材料」という。
第3極の共倒れを受けて相対的に浮上しそうなのが、民主党と共産党だ。民主党は3年3カ月の政権運営が批判され、都議選でも大敗を喫したが、「選挙区15、比例6の21議席」とした。1人区は全滅だが、複数区では兵庫以外で議席を確保すると分析。
都議会第3党となった共産党は、東京で1議席を獲得し、前回を上回る4議席とした。
三浦氏は「民主党や共産党は組織と固定票がある。自民党の1人勝ちと投票率が下がりそうなので、当選ラインが下がると堅い」と分析。
選挙後について、三浦氏は「野党再編という声もあるが、むしろ野党から自民党に移ろうとする動きがあるのではないか」と語っている。
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