http://www.asyura2.com/13/senkyo149/msg/864.html
Tweet |
http://www.amakiblog.com/archives/2013/06/27/
2013年06月27日 天木直人のブログ
きょう6月27日の各紙が一斉に書いている。日本の調査捕鯨に関する口頭弁論が国際司法裁判所で始まったと。 初日の26日は提訴国の豪州が口頭弁論を行い、日本の調査捕鯨は商業捕鯨であり国際捕鯨取締条約違反であると主張したという。これに対し日本の反論は7月2日に行われるが、日本裁判団の代表を務める鶴岡公二外務審議官は記者団に対し、「いわれなき非難には十分な反論ができる」と自信を示したという。
果たしてこの裁判は今後どのように審理が展開していくのか。そして年内にも下されるという判決はどのような判決となるのか。結論から言えばこの裁判は日本の負け戦である。なぜならば日本の調査捕鯨はあきらかな国際捕鯨取締条約違反である事を外務省も認識しているからだ。それにもかかわらず、縦割り行政のゆえに、外務省は水産庁の利権優先政策の前に目をつむってきたのである。
調査捕鯨問題はカンガルーの肉を食う豪州が鯨の肉を食う日本人を訴える資格はない、日本だけが欧米の理不尽な環境団体から攻撃されるのは不公平だ、などという話ではない。日本の官僚が違法行為をごまかしているという深刻な問題なのだ。領土問題で日本が提訴するならともかく、初めての国際司法裁判所の訴訟に、調査捕鯨ごときで被告として負け戦に臨む羽目になった、その一事だけでも外交敗北だ。官僚主導の外交がいかに日本の国益を損なっているかの実例がまた一つ年内に明らかになる・・・
◇
調査捕鯨中止訴訟 口頭弁論開始へ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130625/k10015554231000.html
6月25日 4時18分
日本が南極海で行っている調査捕鯨について、オーストラリア政府が実態は国際条約に違反する商業捕鯨だとして中止を求めている裁判で、今月26日から両国の代表が主張を述べ合う口頭弁論が始まることになりました。
日本は国際条約で認められた調査捕鯨を南極海で行っていて、捕獲した鯨の肉は国内で販売しています。
これについてオーストラリア政府は「研究のための調査捕鯨とは言えず実態は商業捕鯨だ」としてオランダのハーグにある国際司法裁判所に中止を求める訴えを起こしています。
今月26日からは両国の代表が主張を述べる口頭弁論が行われ、この中で日本側は「科学的な研究であり、成果を挙げている」と、調査捕鯨としての正当性を主張することにしています。
また、肉の販売についても「条約に定められた有効活用であり、商業捕鯨との指摘は当たらない」としています。
判決は、早ければ年内にも出される見通しで、オーストラリア政府の主張が全面的に認められれば日本は南極海での調査捕鯨ができなくなります。
豪政府は期待示す
南極海での日本の調査捕鯨の中止を求めて国際司法裁判所に提訴したオーストラリアの司法長官は、口頭弁論が始まるのを前に自らの主張が認められることに期待を示しました。
オーストラリアのドレイファス司法長官は23日、記者会見で「オーストラリアは商業捕鯨の全面禁止を求めており調査捕鯨もこれに含まれる」と主張しました。
そして、国際司法裁判所への提訴について「日本とは長年、友好関係を築いている。だからこそ、国際司法裁判所の場がこの問題を解決するのに最適だと判断した」と述べました。
ドレイファス長官は「オーストラリアの望む結果が出ることを期待している。裁判所の出す結果には従う」とし、ことし12月にも始まる次の調査捕鯨を前に、判断が示されることに期待を示しました。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。