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締まりがなさすぎる!自民党 参院選また公認取り消し
http://gendai.net/articles/view/syakai/143111
2013年6月26日 日刊ゲンダイ
26日で通常国会が閉じ、永田町は参院選モード全開。そんな中、自民党にとっては幸先の悪いニュースだ。安倍首相夫人の「アッキー案件」とされる候補者のひとりが、公認取り消しになることが分かった。参院選の比例代表に立候補予定だったドッグトレーナーの田辺久人氏だ。
「昭恵夫人の関係ということで安易に公認してしまったのですが、週刊誌で教え子に対するパワハラやセクハラが報じられた。過去には暴力団との交際もあったとされる。党が調査したところ“どう考えてもアウト”ということになり、出馬辞退を勧告しました。ところが本人がどうしても応じないため、公認を取り消すことになったのです」(自民党関係者)
自民党は、つい先日も比例候補の田島みわ氏が出馬を取りやめたばかり。暴力団関係者との交際報道が原因だった。参院選まで1カ月を切ったこの時期になって、マル暴がらみで2人も公認取り消しなんて異例の事態だ。
政治アナリストの伊藤惇夫氏が言う。
「それだけタガが緩んでいるということです。高支持率に浮かれて何でもかんでも擁立し、身体検査もろくにしていないから、今になって公認取り消しなんてことが起こる。昔の自民党でも、ここまでヒドイ公認候補選びはありませんでした。有権者をナメているとしか思えませんね」
25日の閣議後会見では、「(都議選に)勝って兜の緒を締めよという気持ちが重要」(古屋拉致担当相)、「そのまま参院選に行くほど選挙は甘くない」(麻生財務相)、「即座に参院選の圧勝に結びつくわけではないので気を引き締めないといけない」(田村厚労相)などと慢心を警戒する発言が相次いだ。裏を返せば、それだけ党内が浮かれているということだ。
<党内は派閥争い>
自民党の中堅議員が言う。
「党内は『参院選で勝つのは当たり前、それより選挙後の主導権争い』という雰囲気です。秋の党役員人事や内閣改造をにらんで、派閥の綱引きが始まっている。麻生派と大島派は合流を模索しているし、谷垣さんも自分のグループを立ち上げた。参院選では新人議員の大幅増も予想されるため、各派は公認候補の囲い込みに躍起です。中でも強引なのが二階派。『国土強靭化計画』の公共事業バラマキをエサに衆院1年生を取り込み、所帯は29人にまで増えています。参院選の比例候補に田島みわ氏をゴリ押ししたのも二階さんだし、比例区の70歳定年制も無視して71歳の大日本猟友会会長を公認候補にネジ込みました」
守れないなら何のためのルールなのかという話で、さすがに党内からも批判の声が上がったが、二階は素知らぬ顔。内輪の会合では「トシが1つ多いくらい何なのか。本当にバカバカしい」「敵は党内にいる」などと拳を振り上げていたという。
「結局、自民党は何ひとつ変わっていないということです。すっかり昔の派閥政治が復活し、くだらない派閥争いを始めている。公認取り消しや定年制の形骸化で分かるように、自民党の参院選戦略だって内実はガタガタなのです。それでも、野党が分裂したままでは自民党が勝ってしまう。それで痛い目に遭うのは国民ですよ」(伊藤惇夫氏=前出)
こんな党に参院選で大勝させて本当にいいのか。有権者はよーく考えた方がいい。
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