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まずは議席を守るところから。(「民主党HP」より)
スキャンダル続発で有権者の怒り爆発! 民主・維新が都議選で大惨敗の理由
http://biz-journal.jp/2013/06/post_2386.html
2013.06.25 Business Journal
夏の参院選の前哨戦となる東京都議会議員選挙が23日に投開票され、自民党と公明党が候補者全員を当選させる完勝をおさめた。さらに、共産党が第三党に躍進。その一方で、前回第一党の民主党は第四党に転落する惨敗を喫し、衆院選に続いて躍進を狙った維新の会も議席数を減らした。民主党と維新の会の凋落を各メディアが報じている。
自民党に次ぐ「都議会第二党」を目標に定めて選挙戦に臨んだ民主党は、現職が次々に落選。改選前の43議席から15議席へと大幅に議席数を減らし、公明党、共産党を下回る第四党に転落した。朝日新聞は24日の朝刊で、落選した現職議員の声を伝えている。
菅直人元首相の地元、東京都武蔵野市で敗れた松下玲子氏は「大逆風の中で僅差だったが悔しい」「離れた人の心を動かすのは難しいと痛感した」とコメント。また、北区で落選した和田宗春氏も「4年前は波が高まった状態での選挙だったが、今回は波が下がった中での戦いになった」と語り、いずれも、今回の敗因に有権者の深い民主党不振があったことをにおわせた。
この民主党の歴史的な敗北に対して、ジャーナリストの門田隆将氏は自身のブログで23日、「民主党政権のあまりに愚かな『3年3カ月』は今、自民党への過剰な期待を呼び起こそうとしている」と発言。民主党政権の外交や経済政策、震災・反原発への対応を批判し、「有権者は民主党に『愛想尽かし』というよりも、今も『怒り』が抑えられないのだろう」と、支持者の民主党離れを分析している。さらに、これまで民主党に流れていた反自民の票が「共産党に流れた」とも指摘する。
同様の見解を示すのは、慶応義塾大学教授の小林良彰氏だ。小林氏は24日の朝日新聞朝刊で、「民主党が惨敗したのは、民主政権への批判とともに、都議会での築地市場の対応がぶれるなど、自公のお目付け役としては心もとないと思われたからだ」とコメント。その一方で、反アベノミクスや原発ゼロ、憲法改正反対を明確に打ち出し、「スタンスがわかりやすかった」共産党とみんなの党は議席数を伸ばすことができたと分析している。与党である自公との違いをどれだけ打ち出すことができたかも、野党で明暗を分ける一因となったようだ。
そして、議席数を減らしたもう一党が維新の会だ。選挙協力を解消したみんなの党が議席を伸ばす一方、維新の会は3議席から2議席に減らしている。MSN産経ニュースは23日配信の記事で、橋下徹共同代表の従軍慰安婦をめぐる発言で、既存の政党ではすくい取れない無党派層を中心とした「ふわっとした民意」が一気に離れたことが敗因だと分析している。
橋下氏の発言は、知名度の高い候補者にも影響を及ぼした。三鷹市で敗れた、行政ジャーナリストの若林亜紀氏は「発言のタイミングがまずく、ボディーブローのように効いてきた」と、24日配信の読売オンラインの記事で語っている。さらに、産経ニュースでは、橋下氏の発言をめぐり、橋下・石原慎太郎両共同代表の亀裂が表面化したとも伝えている。大阪維新の会系、旧太陽の党系、民主党系などの「寄り合い所帯」である党内部の信頼関係回復は難しいとの見方だ。
過去には、都議選が直後の国政選挙の結果を先取りすることもあった。門田氏の言によれば国民の失望以上に「怒り」を買い、また反自民の受け皿としても期待されていない民主党、頼みの無党派層が離れてしまった維新の会は、参院選でも苦戦を強いられそうだ。
(文=blueprint)
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