http://www.asyura2.com/13/senkyo149/msg/766.html
Tweet |
(画像と記事は、パロディストのマッド・アマノ氏です。)
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2013/06/post-8ba6.html
2013年6月24日 神州の泉
安倍政権が何を今さら「パロディー封殺?」と怪訝(けげん)に思うかも知れないが、実は水面下で確実に遂行されているということを、ぜひ知って欲しい。
文部科学省の文化審議会著作権分科法制問題小委員会というやけに長ったらしい名称の特別委員会がある。これを「パロディワーキングチーム」という。
パロディワーキンクチームが平成25年3月にまとめたA3・33ページからなる報告書の冒頭の「序」にはこんな記述がある。
「現行著作権法には、著作物のいわゆるパロディとしての利用を明示的に対象とする個別権利制限規定はないが、デジタル・ネットワーク社会の中で、多くの著作物が創作され、
また、流通されている現状等にかんがみ、著作物のパロディとしての利用について、著作権等の権利処理ルールの明確化を求める意見や、権利制限の対象とすることが必要ではないかとの指摘がなされている。」
さて、ここで注意すべきは「著作権等の権利処理ルールの明確化を求める意見」とあるが、一体、求めているのは「誰」なのか、ということだ。
一番肝心なところを曖昧にしているのはなぜか。
求めているのは、とりもなおさず「自民党政権」そのものだからではないのか、と私は推察する。
言い換えれば、こういうことだ。
「権力を茶化したり、コケにする、パロディー的表現は広く大衆受けする。理屈より感性や情緒に訴え、笑いを誘うため、権力にとっては不都合な表現手段と言わざるを得ない。」
広く著作権違反を取り締まる、ということなら分からないでもないが、あえて「パロディー」に絞ったところに裏があるのだ。
もう一度報告書を見てみよう。
「本ワーキンクチームは平成23年度に文化庁が委託研究として実施した「海外に置ける著作物のパロディの取り扱いに関する調査研究報告所を踏まえ、
パロディに係わる諸外国の現状について有識者よりヒアリングを行い、各国の法制度や議論の状況等整理を行った。」
さらに21ページには「関連する裁判例及び学説」の項目で私が被告となった「モンタージュ写真事件」の記述がある。
実名入りの記述ではないが、明らかに、これは私と原告の写真家・白川義員氏との間で16年間の長きに渡って行われた、いわゆる「パロディー裁判」である事は間違いない。
ここで重要なことが抜け落ちていることを指摘しておこう。
第二審の高等裁判所の判決は私の主張を認めて、批判された者はパロディーを受忍しなければならない、とし、パロディーに軍配を上げた。
さてさて、ここへきて、なぜ安倍政権は「パロディー封殺」の挙に出たのか?
それは2004年の参院選に遡る。自民党のポスターを私が茶化した。これに対して自民党は怒った。私宛に「通告書」という恫喝をかけてきたのが安倍晋三幹事長(当時)だった。
「パロディー封殺」は自民党政権を裏でコントロールする闇の権力の存在を抜きにしては考えられない。
今、我が国は徹底した言論弾圧の時代に突入した。
参院選で自民党・公明党が圧勝したら、私たちの権力に対する批判は不可能になる。
さて、どうする?
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。