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負けても辞めない維新の石原(左)、橋下両共同代表
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130624/plt1306241811007-n1.htm
2013.06.24 ZAKZAK
7月の参院選の前哨戦とされた東京都議選(23日投開票)は、自民党(59人)と公明党(23人)が候補者全員当選という完全勝利を収めたのに対し、第1党だった民主党は15議席と、共産党(17議席)の後塵(こうじん)を拝す、歴史的惨敗を喫した。日本維新の会も現有3議席から2議席に減らした。ところが、民主党の海江田万里代表や、維新の石原慎太郎、橋下徹両共同代表(大阪市長)は続投方針という。この“戦犯トリオ”が居座ったままでは、両党の参院選玉砕もあり得そうだ。
「(辞任は)全くない。(7月の参院選と)一体の選挙だ」
海江田氏は都議選が投票中の23日午後、那覇市内で記者団に対し、早々と続投宣言をした。細野豪志幹事長に至っては「考え方は受け止めてもらえたとは思う」と居直った。
そんなことを言える結果なのか。民主党の得票数は2009年都議選の約230万票から今回は約69万票で3分の1以下に激減した。
特に、東京選出の海江田氏の責任は極めて重い。地盤である東京1区は千代田、港、新宿区だが、ここで民主党候補は1人も当選できなかったのだ。投票直前に、わが国史上最大の消費者被害とされる「安愚楽牧場事件」で逮捕者が出て、経済評論家時代に海江田氏が同牧場の資産運用術を絶賛していたことが改めて注目されたことも痛手だった。
毎日新聞は24日朝刊の「社説」で、「海江田万里代表が著しく発信力を欠き、今国会で党が存在感を発信できなかったことの証明でもある」と断罪した。都議選の開票結果が分かった23日夜、報道陣の前に姿を現さなかった海江田氏に、説明責任を果たす姿勢は感じられない。
民主党では、憲法改正問題や、参院選をめぐって海江田執行部が小沢一郎代表率いる生活の党や社民党との連携を模索していることにも不満が高まっており、分裂含みだ。みんなの党の渡辺喜美代表は「民主党は崩壊過程に入って止まらない」とほくそ笑んだ。
一方、34人を擁立した維新は、現有3議席から2議席に減らした。
山田宏・東京都総支部代表が「橋下さんの発言が報道され維新らしさがアピールできなかった」と語ったように、橋下氏の慰安婦発言が直撃したことは明らかだ。
また、前都知事の慎太郎氏が威光を発揮できず、都議選中に3日しか街頭に立たなかったことへの不満も強い。慎太郎氏が選挙期間中、橋下氏を「終わった人」と批判したことについても、大阪サイドからは「早く出ていってくれ」との声が漏れている。
橋下氏は19日、都議選の結果を受けた自らの進退について「支持を受けられなかったら共同代表を継続するわけにはいかない」と述べ、松井一郎幹事長(大阪府知事)が「現状(3議席)維持だけでは勝ったとは絶対言えない。下回れば敗退だ」と勝敗ラインを設定していた。言葉通りなら橋下氏は辞任するはずだ。
しかし、23日夜、党本部で記者会見した平沼赳夫代表代行は「改選議席3を下回っても波風立てる必要はない。参院選へスクラムを組めばいい」と述べ、他の国会議員も同様の見解を述べた。橋下氏は「みんなが辞めろというなら」と防衛線を張っており、続投か。
政治評論家の浅川博忠氏は「どちらも参院選で再び惨敗するだろう。責任を取らないことで有権者は『反省していない』と考える。党内の人材難を露呈し、ショック療法にもならない。ズルズル行くのではないか」と話している。
逆風をハネ返す一手はあるのか。
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