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2013-06-24 陽光堂主人の読書日記
昨日の都議選は酷い結果でした。自公合わせて82議席の獲得で、過半数を大幅に上回っています。日本維新の会の惨敗は当然として、自民党が擁立した59人全員が当選したのは出来過ぎです。
投票率が低かったので、固定支持層の動向が反映された結果と思われますが、昨年の衆院選のこともありますから、不正選挙疑惑が再び取り沙汰されることでしょう。決定的な証拠が出て来ない限り、何事もなかったかのように終わってしまうでしょうが…。
意外な点は、日本共産党が議席を伸ばしたことです。この政党は表向き反体制的ですが、実際には自民党の補完勢力となっています。国会がオール与党では可笑しいので、万年野党の役割を引き受けているのです。
日本共産党が本当に改革勢力なら他の野党と連携するはずですが、選挙戦では独自候補を必ず立ててきます。こうして改革勢力を分断し、自民党政治を支えて来ました。
今時「共産党」を名乗るなんて時代錯誤もいいところで、普通なら党名変更をしてイメージ一新を図るものです。敢えて共産党と名乗ることで人々に警戒心を植え付け、多数派を形成しないようにしているのでしょう。
今回の都議選の争点は、どういう訳か「アベノミクスの是非」ということにされています。都政とどういう関係があるのか判りませんが、参院選を見据えて強引に争点としたようです。自公が圧勝したことで、アベノミクスは信任されたとして、自公の幹部連は皆ドヤ顔となっています。
日経平均株価1万3000円が攻防ラインとなっていますが、今の相場は官製相場で、年金資金を突っ込んでいます。今後はゆうちょやかんぽの資金も注ぎ込む予定で、こんなことが許されてよいはずありません。
現在株価は、昨年の衆院解散時点と比べて約1.5倍となっていますから、多くの投資家たちが支持していることは間違いありません。ただ、今の相場は国民の犠牲の上に成り立っており、この点を忘れてもらっては困ります。
大多数の有権者は投資とは無縁ですから、そうした人たちがしらけて今回投票しなかったため、結果的に与党の政策が信任された形となりました。予想通りの展開で、自公としてはしてやったりです。
都議選で与党圧勝の実績を作り上げたので、来月の参院選でも同様の結果となる公算が大です。自公とみんな、それに共産党が躍進するという展開です。都議選で印象操作していますから、不正工作があったとしても誰も怪しみません。
日本維新の会の橋下共同代表は、都議選での惨敗にも拘わらず、責任を取らないようです。有耶無耶のまま参院選に突入ということになりそうですが、結果として与党勢力を利する形となっているので、まだ使えると思われているのでしょう。懸案の憲法改正を行うには必要な存在ですから、ある程度の議席を確保すると思われます。
不正選挙疑惑が出されても支配者たちは意に介していないようで、この国の腐敗堕落振りは相当なものです。参院選で与党が勝利し、3分の2を制するような結果となれば、国民の思いとは真逆の亡国の政策が次々と繰り出されることでしょう。
このままでは、最悪の事態となる公算が大です。トルコやブラジルと同様の大規模デモでも起きれば別ですが、そんな兆候はありません。金融市場の急変も、起きるとしたら秋口と考えられています。独裁体制が築かれてからでは遅いのですが、このまま選挙を迎えそうな雰囲気で、やりきれない思いです。
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