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http://31634308.at.webry.info/201306/article_20.html
2013/06/21 22:05 かっちの言い分
自民党が参議院選挙の公約を発表した。
自民党の公約のWEBページを見ると、「日本を取り戻す」の言葉が飛び出してくる。この言葉を見ると、「昔の古い政治を取り戻す」と言っているように思われる。実際、その思いは政権を民主党に取られた前に戻したいと思っているのだろう。
昨年末の衆議院選挙の時は、古い自民党から脱皮したかのように、民主党が掲げた公約と競合にしないように擦り寄った公約を出していた。
今や日本の良識の見本となっている東京新聞が以下の社説を書いている。我々の言いたいことを書いてくれている。
自民の原発公約 「変節」は見過ごせない
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013062102000151.html
自民党の参院選公約は、原発再稼働に大きく踏み出した。昨年の衆院選で公約した、原子力に依存しない経済・社会の確立も、すっぽり抜け落ち、ほごにされた。変節を見過ごすわけにはいかない。よほどの状況変化が生じたならまだしも、一方的に変えることは許されない。
自民党がきのう発表した参院選公約はどうか。見過ごせない点がいくつかある。まずは原発だ。
公約は再稼働を前提に「地元自治体の理解が得られるよう最大限努力する」と踏み込んだ。安倍内閣の成長戦略「日本再興戦略」に原発再稼働が盛り込まれたため、それに合わせたのだろう。
しかも、衆院選で公約した「原子力に依存しなくてもよい経済・社会構造の確立を目指す」との文言は全く抜け落ちている。
再生可能エネルギー導入に死力を尽くした上での方針転換ならまだしも、舌の根も乾かぬうちに原発依存に転換するのは有権者を裏切る行為だ。二〇〇九年衆院選マニフェスト違反の消費税増税を強行した民主党とどこが違うのか。
「原発事故で死者が出ている状況ではない」として原発再稼働に踏み込んだ高市早苗政調会長に、脱原発を掲げる自民党福島県連が抗議するのも当然である。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の返還問題も同じ構図だ。
党本部は公約に名護市辺野古への「県内」移設推進を明記したが、基地負担の抜本的軽減を求める地元沖縄県連は「県外」移設を地域公約に盛り込む方針だという。
党本部はなぜ地域の事情や思いを十分くんで公約に反映しようとしないのか。それとも「二枚舌」で構わないと考えているのか。
選挙のときには甘言を弄(ろう)し、政権に就いてしまえば、あとはやりたい放題が続くのなら、有権者の政治不信は高まるばかりである。
社説にも書かかれているように、自民党の公約は全て先祖帰りで、衆議院選挙で政権を取ったときの公約の面影は全くない。全て騙した形になっている。原発については、地方では脱原発と訴え、中央でも2、3年掛けてじっくり考えて、出来る限り原発を使わないように考えると述べた。しかし、今や原発を日本の成長戦略の大きな目玉にしようとしている。
先日、東欧訪問で原発セールスを行い、それでも飽き足らず、今度はブラジルにも原発を売ろうとしている。日本が核不拡散の立場を忘れて、大地震で過酷事故が起こる可能性のある原発を拡散させるという。また、一度原発を使うと何万年も核廃棄物を管理しなければならない負の遺産を、将来の世代に残す運命も輸出しようとしている。まるで厄病神である。一時の日本企業の業績向上のために、未来永劫の負の遺産を輸出する愚行は、気が触れた安倍をトップとする自民党の悪行である。こんな自民党を、これ以上勝たせてはいけない。国民の良識が問われている。
沖縄の基地問題も、原発に目を逸らせることによって、うまく国民を騙した、地方では反対、中央では賛成という、公約とは言えない出鱈目も平気である。それを批判も出来ない野党のだらしなさである。こんな混乱した野党にしたのは、いかさま維新であった日本維新の躍進であった。その化けの皮が剥がれ、都議会選挙で敗れれば橋下代表は辞任するという。これで維新は瓦解して野党の再編が起こり、野党対与党のすっきりした構図が出て来るだろう。
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