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2013/6/21 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
1人区なのに6人が立候補を予定し、大激戦必至の参院岩手選挙区。こうなったのは、元民主党の平野達男元復興大臣が、あろうことか、自民党からの出馬を画策し、結局、ご破算になるという醜態をさらしたからだ。
もともと、岩手は生活の党・小沢一郎代表の金城湯池。つまり、民主の鉄板だったが、その小沢が離れ、自民にフラれた平野が無所属で出ることになり、民主党も新人を立てて3分裂に。もちろん、自民も出すから、共産党を含めて、大混戦になったのだが、そんな中、またまた平野の錯乱ぶりが地元で話題だ。
今月14日、県議4人を擁する「地域政党いわて」との連携を発表したのだが、その際の政策協定の中で「TPPは断固反対」が入っているのだ。平野の政策パンフレットにも「TPPは断固阻止します」とか書いてある。これにはア然だ。
平野といえば、民主党政権の時に内閣府の副大臣として、「平成の開国」というシンポジウムに参加、TPP推進の説明役を担っていた。自由貿易推進の必要性を懇々と説いていて、その姿勢は復興大臣になってからも変えていない。TPP賛成を明言したこともある。
◆バッジをつけるためには何でもあり
それが選挙直前になって、「断固阻止」とはビックリだ。ま、民主党から自民党への鞍替えを模索するような男だから、「何でもアリ」なのだろうが、それにしたって、いい加減の極みである。TPPの危険性について、取材を続けるジャーナリストの横田一氏はこう言った。
「平野さんは大臣時代も『積極的に賛成していたわけではない』とゴマカすかもしれないが、本来であれば、復興大臣として、『断固反対、体を張って阻止する』と言わなきゃおかしいのです。なぜなら、TPPは東北の復興に決定的なダメージになるからです。放射能を含めて、あれだけの被害に見舞われた東北の農業が、世界との勝負に勝てるのか。TPP交渉参加国は漁業への補助金打ち切り、環境保全のためのフカヒレ漁の抑止なども訴えています。補助金がなくなれば、壊滅的な破壊を受けた被災地の漁港復興も遅れてしまう。フカヒレの水揚げ日本一の気仙沼も大打撃です。それなのに、平野さんは大臣時代に反対を唱えなかった。今さらなんだ、と言いたくなります」
平野が反対を唱えなかったのは菅、野田内閣がTPP推進だったからだ。つまり保身。こういう無節操男にバッジを与えてはいけない。
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