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2013年6月18日 日刊ゲンダイ
<ナント、欧州基準の500倍>
世界中でミツバチが消えているのをご存じか。しかも、その原因は日本人が欧州に比べて500倍も摂取している農薬だった。
問題となっているのは、国内外で広く使われているネオニコチノイド系農薬。金沢大の山田敏郎教授らのチームが17日までにまとめて、発表した。それによるとセイヨウミツバチの成虫と幼虫にネオニコチノイド系農薬を投与したところ、濃度を100倍に薄めても約1万匹の成虫が投薬12週間後に消滅。10倍に薄めた場合は、投与直後に死ぬハチが見られたという。
「ミツバチの消滅は以前から、ネオニコチノイド系農薬が原因ではないか、と疑われていました。大ざっぱに言うと、神経がやられて外に出ると巣が分からなくなるのです。この農薬で北半球のハチの4分の1が消えたといわれています。欧州連合(EU)などは使用禁止を進めていますが、日本はユルユル。例えば、欧州のブドウは残留濃度基準が『0.01ppm』に定められていますが、日本はその500倍の『5ppm』です。欧州の人が1年半かけて摂取する量を、日本人は1日で取ることになるのです」(化学ジャーナリスト)
ネオニコチノイド系農薬は植物だけに使われているのではない。日本では、シロアリ駆除剤やゴキブリ駆除剤のほか、家屋のフローリングの防虫剤にも使われている。コワイのは、こうした大量に使われているネオニコチノイド系農薬が人間にも甚大な健康被害をもたらすのではないかということだ。一部の医師からは、子どもに多く見られるようになった「ADHD(注意欠陥多動性障害)」の原因ではないか、と指摘する声もある。
ネオニコチノイド系農薬問題の取材を続けているジャーナリストの横田一氏はこう言う。
「ネオニコ系農薬による健康被害が報告されているにもかかわらず、日本では使いやすいように残留基準がどんどん緩くなっています。(DDTなどの化学物質が生態系を壊していることを指摘した)『沈黙の春』の悲劇が、再び繰り返されようとしているのです」
農水省は何をやっているのか。
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