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共同記者会見を終え、アイルランドのケニー首相(右)と握手を交わす安倍首相=19日、ダブリン(共同)
http://www.amakiblog.com/archives/2013/06/20/
2013年06月20日 天木直人のブログ
きょう6月20日の産経新聞に見逃せない記事があった。
その記事は安倍首相はサミット後にアイルランドを訪問し、19日午前(日本時間19日夜)ケニー首相と首脳会談し、日本と欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)の早期妥結を目指す事で一致したという記事だ。
そこまではきょう6月20日の主要各紙が一様に報じている事だ。
しかし産経新聞だけが次のような驚くべき解説記事を書いていた。
すなわち安倍首相のアイルランド訪問にはTPP交渉で米国の要求を牽制する思惑があるというのだ。
日本とEUが組んでアメリカンスタンダードのTPPに反撃する局面も予想されるというのだ。
はたしてこの産経新聞の記事は、産経新聞が勝手にそう思い込んで書いている記事なのか。
それとも安倍側近から得た情報に基づいて書いている安倍首相の戦略なのか。
しかし、そのいずれであっても、このような記事が表に出る事は安倍首相にとって決して得策ではない。
なぜならば米国に不要な警戒心、不快感を抱かせるからだ。
米国の安倍不信は更に強まるだろう。
米国とはそう言う国だ。
絶対服従しか認めない。
ひょっとして安倍首相はその本心において、米国に言いなりにはならないぞという反発心があるのではないか。
もしそうなら安倍首相は対米自立外交へと舵を切るほかはない。
米国に反発心を抱きながら対米従属を進めるなら必ず行き詰まることになる・・・
◇
日・アイルランド首脳会談 EUとのEPA早期妥結へ協力
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130620/plc13062000210000-n1.htm
2013.6.20 00:19 産経新聞
【ダブリン=赤地真志帆】アイルランド入りした安倍晋三首相は19日午前(日本時間同日夜)、ケニー首相と首都ダブリンの首相官邸で会談し、日本と欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)交渉について早期妥結に向け協力していくことで一致した。アイルランドはEU議長国。
安倍首相が日本の首相として初めてアイルランドを訪問するのは、EUとのEPA交渉を加速させることで、日本が7月に参加する環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉で米国の過度な要求を牽制(けんせい)する思惑がある。
安倍首相は、EPA交渉について「早期妥結は重要だ。EUの旗手、アイルランドと協力しよい結果を出したい」と述べた。
また、アイルランドが誘致を進める製薬分野での日本企業の進出や投資を後押しする考えを説明。留学生受け入れなど学術・研究分野の交流強化を確認した。
ケニー首相の来日も決まり、安倍首相は共同記者会見で「アイルランドは平和中立外交の伝統を堅持する極めて重要なパートナーだ」と述べた。
会談後のワーキングランチでは、国際問題で意見交換した。アイルランドはEUによる対中国武器禁輸措置の解除に前向きだが、ケニー首相は「アイルランドの立場はEUの立場と同じだ」と強調した。
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