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何故か知らないが、NYも東京も、こう着状態の株価、為替、金利、原油価格等々が続いており、まったく面白味がない。日米共にFOMC待ちと云うことなのだろうが、日経は13,000円台、NYダウは15,000ドル台キープと申し合わせたような展開、色々疑惑だらけの権力側の姿を見せられると、株価操作も国絡みで、と疑いたくもなる。野党の幹事長相手に興奮したり、元外務官僚相手にケチをつけてみたり、なんとも情けない総理大臣が出てきたものである。一の女子分と言われる、鼻の下が嫌に長い高市早苗とか云う知ったかぶりが、とうとう国民の感情を逆撫でするような発言をしてしまった。多分、更迭しないとおさまりが悪いことになるだろう。小泉進次郎に諭されるようでは、安倍も終わりだね(笑)。
今夜は大したネタもないが、以下のような日経新聞の解説記事を目にしたので、恥晒しの意味で掲載しておく。この解説記事の問題点は、日本政府又は外務省記者クラブ情報と米国メディアの拾い読みで、日米の言い分を都合よく纏めたものであり、中国側からの情報にアクセスした気配すらない。謂わば、米中の問題を論ずるのに、米国側の情報だけを掻き集めて、ああだこうだと解説している。この秋田と云う人は、中国側とのアクセスを試みることもなく、一方的に歪んだ中国像、習主席像を捏造している。ほとんど馬鹿と罵るべきだ。
朝日、日経、読売を読んで解説記事を書いたと白状しているが、目くそ鼻くそ情報でしかないだろう(笑)。目くそ鼻くそをまとめても、“仁丹、正露丸”は作れないぜ!単に「G2論」が消えた〜と歓んでいるだけだ。筆者などは、まったく「G2論」が消えたとは思っていない。歴史的スパンでみれば、G2が中国とロシアと云う事もあり得ると思っているくらいだ。喧嘩をしているふたり、或いは抗争を続ける暴力団における解説を書くにしても、両者の情報を取ってから解説するだろうに、何と云うノーテンキなジャーナリストなのだろう。
オバマと習が、最終的に太平洋を二分しようぜ、と言ったとは思えないが、習の話を聞いたオバマが、中国がアメリカと対峙する気は、今のところなさそうだが、何時の日か力をつければ、弓を引くに違いない。それまでに、日本と云う面倒な国を早目に根こそぎ支配してしまわなければならないと、逆に思ったかもしれない。一方の情報だけを掻き集めて解説など書くのなら、解説員などいらないだろう。最後の方で、ちょっと心配風の表現をしているが、いずれにせよ、妄想する場合でも、双方側の思惑と云う立ち位置で、妄想しなければ、なんの意味もない。早期退職を奨励する!
≪「米中談合」の誘い、受け流したオバマ大統領 編集委員 秋田浩之
習近平国家主席がアジア太平洋の秩序をめぐる「米中談合」を持ちかけ、オバマ大統領が受け流した。
6月7、8両日、米カリフォルニア州で8時間超におよんだ米中首脳会談をざっくり総括すると、こうなるだろう。
「広い太平洋には米中両大国を受け入れる十分な空間がある」
「新しい大国関係を築いていきたい」
習主席はオバマ大統領にこう呼びかけた。何の変哲もないこの2つの発言に、彼の思惑が隠されている。ヒントは「新しい大国関係」という提案だ。
習主席はその意味について「対抗しない、相互に尊重する、協力する」関係である、と説いたという。
■いがみ合うことなく一緒に
アジア太平洋は広いのだから、いがみ合うことなく、米中で一緒に仕切っていこう。中国は米国に対抗せず、協力する用意がある。ただ、それには米国がこちらの利益を尊重してくれることが条件だ――。
習主席の発言を意訳すると、こう言っているに等しい。これはとりもなおさず、「米中G2論」だ。米中が互いを最重要のパートナーとして認め、米中主導で世界秩序を仕切っていく路線である。
世界経済に占める中国の重みが増し、米欧がリーマン・ショックに沈んだころ、いったん米国内でG2論がささやかれた。しかし、それもつかの間、2010年以降、南シナ海や東シナ海で中国が強硬に振る舞うにつれ、一気にしぼんだ。
「もはやワシントンでG2路線を真剣に論じる政府当局者や外交専門家はほとんどいない」(米政府当局者)。ところが、習主席は再び、「新しい大国関係」という看板を使って、オバマ大統領にG2路線を持ちかけたのである。
オバマ大統領がもし、ここで前向きな反応を見せたら、日本や他のアジア諸国には深刻なしわ寄せがきただろう。特に、尖閣 諸島で中国の攻勢にさらされる日本、南シナ海で受け身にたつ東南アジア諸国は、窮地に追い込まれる危険があった。
「『米国と握ることができた』。中国がこんな自信を深め、尖閣諸島や南シナ海でさらに強気になっていたかもしれない」(日本政府の外交当局者)からだ。
さすがに、オバマ大統領もそこまでお人よしではなかった。一連の報道によると、首脳会談の席上、尖閣諸島や歴史認識問題で日本をけん制した習主席に対し、オバマ氏は次のように言ったという。
「日本は民主的な国家なので信頼している。日米は重要な同盟だ」(6月14日付、日経新聞朝刊)
「同盟国である日本が中国に脅迫されることを見過ごすことはできない」(6月15日付、読売新聞朝刊)
「(中国の海洋進出に)周辺国が懸念を持っている。戦略的な自制が必要だ」(6月14日付、朝日新聞朝刊)
■日本との同盟関係を重視
いずれも、日本との同盟関係を重視し、尖閣諸島での中国による挑発を認めない姿勢を示した発言だ。オバマ大統領は先週、安倍晋三首相への電話でも、こうしたやり取りを説明したもようだ。
米中首脳会談の内容を知る日本政府筋は解説する。 「習主席はオバマ大統領と親密な関係を築き、米中でアジア太平洋を仕切る足がかりにしたかった。だが、オバマ氏はそれには乗らず、米国とアジアの同盟国のきずなの深さを説明した」
もっとも、オバマ政権としても中国とケンカしたくはない。北朝鮮問題などでは全面的に協力を得る必要もある。このため、習主席のG2路線を真正面から、露骨にはねつけたわけではない。オバマ政権としては日米同盟を重視する原則などを示し、やんわり断ったというのが実態だろう。
問題は当の習主席が、そうしたオバマ大統領の真意をどこまで正確に理解したか、である。カリフォルニアでの異例の厚遇に喜び、「米国は本音では中国と組みたがっている」と、勝手に思い込んだかもしれない。
オバマ大統領は全体会合とは別に、習主席と2人だけで散歩しながら、約50分、話し合った。ここでの機微に触れるやり取りについては、日本側に米側が知らせていない可能性もある。 泊りがけの米中首脳会談によって、アジア周辺国の懸念は習主席にどこまで伝わったのか。その答えは、尖閣周辺や南シナ海における中国の今後の行動をみれば、おのずと分かる。≫(日経新聞)
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