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2013-06-19 陽光堂主人の読書日記
G8首脳会議では、日本側は日米首脳会談を懇請していましたが、米国にすげなく断られています。「新華経済」(新華社系)は、17日付で次のように報じています。「ざまを見ろ」というところでしょうか?
(http://www.xinhua.jp/socioeconomy/photonews/349919/)
安倍首相、オバマ大統領にG8での首脳会談をキャンセルされる―中国メディア
台湾・中広網によると、安倍晋三首相が主要国(G8)首脳会議での日米首脳会談が「オバマ大統領からキャンセルされた」ことを認めた。オバマ大統領は「他国首脳との会談を優先させたい考え」だという。17日付で環球網が伝えた。以下はその内容。
G8は日本時間の17日と18日、英国・北アイルランドで開催される。米中首脳会談の終了直後であることから、安倍首相は同期間中にオバマ大統領と日米首脳会談を開き、強固な同盟関係を示す予定だったが、オバマ大統領からこれを断ってきたという。
これは安倍外交にとって大きな打撃。「安倍首相とはもう話すことはない」というのがオバマ大統領の本音というところか。
政府は、直前に安倍とオバマとの間で電話会談が行われたので不要だったとしていますが、この電話会談も日本側のたっての要望によるものとされていますから、米側に相手にされていないことは間違いありません。
我国の政治権力の源泉は主に米国にありますから、今の状態は政権にとって非常に深刻です。このままでは安倍政権は持たないのではないでしょうか?
安倍政権は一所懸命に米国に尻尾を振って来ましたが、オバマ政権の意向とは全く合致しておらず、ちぐはぐになっています。米国は今のところ、東アジアで事を構えるつもりはなく、中東情勢で手一杯の状態です。
日中首脳会談で中国側にサイバー攻撃を止めるよう要請するやいなや、そのタイミングを待っていたかのように米国によるハッキングが暴露され、オバマは大恥をかいています。G8で安倍と会談して尖閣問題を持ちだされたら厄介ですから、遠ざけられたと見られます。
安倍はKYな男なので会議でも浮いていたようですが、中東情勢は深刻で、各国の関心は専らシリア情勢に向けられています。プーチンがアサド政権に肩入れして譲らず、明確な方針は示されませんでした。
アサド政権側が化学兵器を使ったとして、米国は反体制派に武器を供与することにしました。化学兵器を使ったのは反体制派という見方もあり、確たる根拠があるわけではないのですが、イスラエルに脅されたのか、米国は武力介入に足を踏み入れつつあります。
シリア情勢が深刻なのは、その裏でイスラエルとロシアが対立していることで、下手をすると両国の戦争に発展する可能性があります。G8ではロシアに圧力がかけられましたが、プーチンは怯みませんでした。
プーチンはG8の会場に水と食料を持ち込んでおり、暗殺の危険を察知していたようです。安倍のようなKYイエスマンには出る幕はありません。単なるお飾りで、G8に向かう途中で東欧諸国に原発を売り込んでいる始末で、そのノーテンキ振りには呆れるばかりです。
このところタカ派には逆風が吹いているようで、日本維新の会も分裂の危機にあります。慰安婦に関する橋下発言を巡り、石原慎太郎が橋下に謝罪を要求しています。石原は橋下発言を容認していたはずなのに、態度が豹変しています。どこかから圧力がかかったのでしょうか?
興味深いことに、CSISのマイケル・グリーンが来日中で、参院選が終わるまで日本にいるそうです。政局を監視・コントロールするためですが、グリーンが石原に対し、橋下を切るように命じたのかも知れません。このままでは選挙で惨敗しますから。
参院選での自公の圧勝というシナリオが崩れて来て、今の状態では憲法改正も覚束なくなります。何とか日本維新の会に頑張ってもらって、選挙後の協力体制を構築しようという目論見なのでしょう。
オバマ政権は戦争経済に軸足を移しつつあるようで、今後どうなるか懸念されます。極東情勢は中東のスペアとして位置付けられていて、中東情勢が収まると、極東が騒がしくなってきます。今はやや小康状態ですが、火種は燻っていますから気を抜くことはできません。
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