http://www.asyura2.com/13/senkyo149/msg/548.html
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高市早苗の発言が昨日から一部で話題になっていますが、「原発は廃炉まで考えると莫大なお金がかかるが、稼働している間はコストが比較的安い。エネルギーを安定的に供給できる絵を描けない限り、原発を利用しないというのは無責任な気がする」というのは、ホンネ丸出しと言えるでしょう。
原発はいずれ廃炉にしなければなりません。これに莫大なカネがかかることを認めているのに、稼働している間は比較的安いという。たとえばもし東京電力がどこかの原発を稼働しているとしても、すでに福島で有史以来最大の事故を起こしてしまったわけだから、その処理に莫大なカネがかかる。それを計算に入れれば原発ほど高いものはありません。
「原発を利用しないと無責任」といいますが、福島第一の処理費用、各原発の廃炉にした場合の費用の算出をしないのこそ無責任です。さらに低レベル、高レベルの放射性廃棄物を万年単位で管理する最終処分地を早急に決めるべきで、それをしないのこそ究極の無責任です。要するにこの発言は、「原発を動かさないと今のような享楽的な生活はできないからとりあえず動かし、後のことは知ったことではない」という意味です。
私はそもそも原発などやるべきではなかったと思っています。しかし、国を挙げて手を染めてしまった。かつ、後世にまで重大な影響が残る事故を起こしてしまったのだから、少なくとも後世の人々の負担を少しでも減らすことが最優先の課題だと思います(どんなことをやっても、今の技術ではそれでも大変な負担をかけることになりますが)。
それには、はっきりいえば、もはや享楽的な生活というのを、少なくともある程度の年齢以上の人間は諦めければならないのではないでしょうか。「自分たちさえ良ければいい」という考え方を根本的に転換しなければならないと思います。
http://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2013/06/post-8ad8.html
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