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2013年06月18日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆フランスのオランド大統領が来日中、とんでもない「大チョンボ」をやらかしていた。日本では全く報じられなかったが、フランスのマスメディアでは、盛んに報じていたという。著名なクゥオリテイ・ペーパーであるLe Monde、Figaro等が大きく報道し、お騒がせ新聞Parisienは、オランド大統領の事実婚の女性の服装が、およそ正式晩餐会にそぐわない服装だったと言わんばかりにこき下ろして、面白おかしく書いていたという。日本では全く伝えられることのなかった話であるが、フランスで報道されたオランド大統領の「大チョンボ」の詳細は以下の通りであった。
「大統領訪日の目的は日本のアベノミクス効果を学ぶとかいろいろだったが、大統領が中国と日本を間違えてスピーチしてしまった。それは、安倍晋三首相との会談後の各国取材陣を前にしたスピーチであった。
『日本とテロ対策に関し合意を得た。日本もアルジェリアでテロ事件に遭い、死傷者が出たことを忘れてはならない。改めて、中国人の皆様に 哀悼の意を表します』
この重大な誤りに、フランス語を聞き取れない各国取材人の大半はほとんど気がつかなかったのか、静かにスピーチは続いた。さらにこの時、日本の女性通訳は、『中国の皆様』とは訳さず、『日本の皆様』と咄嗟の機転を効かして「誤訳」したこともあり その場にいた日本人の大半も何ごともなく、騒ぎは起きなかった。そこまでフランス語が分かる日本人はいなかった。素晴らしい世紀の誤訳である。しかし、フランスでは、ばっちりフランス語でのスピーチがそのまま紙面に掲載されてしまったので、大きな顰蹙を買ってしまった。もしも中国で「日本人の皆様に」なんてやっちゃったら大変な事になっていたであろうと。しかし、だから日本は甘く見られている…ともいえるのだ。それにしても立派な通訳だった。 激賞! 激賞!
大統領は日本に行くまでの間、何も知らない日本のことを2時間かけて、レクチャーを受けた。そして、日本に着いてからは、いかにも文化人らしく振る舞い美術館を2つも訪れた。それでも、日本と中国とを取り違えてしまった。ちなみに、同棲相手の晩餐会のドレスはクリスチャンディオールのレンタルだ。さらに出席した女性文化省大臣のお衣装はネット通販! オランドは薄っぺらだ。なんと恥ずかしいことか」
◆一方、この女性通訳は、親しい人にこう淡々と話したという。
「私は通訳としての職業規範より完全に逸脱しております。通訳としてはやってはいけない事を致しました。記者会見という半公式の場でもありましたので、あえて 誤訳を致しました。いけない事ですが・・・」
オランド大統領のピンチを救った女性通訳は、確かに立派である。
ところで、各国の首脳陣がしでかす「外交上での最大の失態」は、国名の取り違い・言い間違いであり、人名の間違いはザラだという。
◆それにしても、オランド大統領が、日本と中国を取り違えたというのは、ある意味で深刻である。「もしかしたら、認知症が始まっているのか?」とさえ疑いたくなる。それは、フランスの旧植民地アルジェリアの天然ガス関連施設で、イスラム系武装勢力による人質拘束事件が1月16日起き、日本企業「日揮」の従業員10人が殺害されて、まだ5か月しか経ていないからだ。
イスラム系武装勢力は、アルジェリアの隣国マリにフランスの空挺部隊が侵攻して、一般市民を大虐殺した報復として、反撃に出てきた。フランス軍は、アルジェリア軍とともに、人質事件を起こしていたイスラム武装勢力に対して、武力攻撃して鎮圧、この間に、日揮の従業員が犠性になっていた。
このことをしっかり念頭に入れていれば、訪問先の日本で、国名を取り違えるはずはなかった。
なお、在日フランス大使館が、「フランソワ・オランド大統領が国賓訪日」という見出しで、次のように発信している。
「フランソワ・オランド共和国大統領は、日本政府の招待を受け、6月6日から8日まで国賓として日本を訪問しました。フランス大統領の国賓訪日は1996年以来です。オランド大統領は数人の大臣を含む大勢の代表団とともに、明仁天皇、美智子皇后両陛下により皇居に迎えられました。大統領は安倍晋三総理大臣と会談し、その成果として日仏共同声明、ロードマップ、文化に関する共同声明などが発表されました。国会で開催された歓迎会では、参議院本会議場に集まった衆参両院議員の前で演説を行いました。大統領は日仏の経済・文化界の代表者と意見交換を行いました。日本に在住するフランス人の若者やフランス語を話す日本人の若者とも面会しました。最後にフランス大使公邸で在日フランス人コミュニティーのレセプションに出席し、今回の訪日を締めくくりました」
朝日新聞DIGITALが6月8日午後2時11分、「両陛下、フランス大統領にあいさつ 東京の迎賓館」という見出しをつけて、以下のように配信した。
「天皇、皇后両陛下は8日、東京都港区の迎賓館を訪れ、フランスから国賓として来日したオランド大統領と、パートナーのトリユルバイレールさんへのお別れのあいさつをした。宮内庁によると、大統領が『フランスでは科学やビジネスの分野で日本留学を希望する学生が増えています』と述べたのに対し、天皇陛下は『うれしく思います』と応じたという」
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