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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130617/plt1306171547004-n1.htm
2013.06.17 ZAKZAK
自民党が地方の首長選で連敗している。さいたま市や千葉市、名古屋市の市長選に続き、16日投開票の静岡知事選では、自民党支持の無所属新人が、現職の川勝平太知事にトリプルスコア以上離される完敗を喫したのだ。安倍晋三政権は依然として高い支持率を誇っているが、来月予定の参院選への不安もささやかれている。
「準備不足と知名度不足に尽きる。内閣や自民党支持率が高くても準備不足だと、このような結果に終わるのは当然だ。大きな戒めになる」
自民党の石破茂幹事長は16日夜、静岡県知事選の結果を受けて、こう語った。他の首長選でも負けており、警戒を強めているのは間違いない。
注目の静岡決戦で、川勝氏は連合静岡をはじめ、民主党やみんなの党の県選出国会議員らの支援を固めた。一方、元多摩大教授の広瀬一郎氏を擁立した自民党県連は「参院選の前哨戦」と位置付け、党幹部も応援に入ったが、歯が立たなかった。
他の首長選を含めて、自民党幹部は「一般的に現職首長は知名度もあり、地元の業界・団体との関係も深く、選挙は強い。川勝氏は、富士山を世界遺産登録確実にした実績もある。稼働停止中の浜岡原発(同県御前崎市)をめぐる対応も安定している。政権与党が後押ししても、新人が勝つのは簡単ではない」と語る。
加えて、5月以降、日経平均株価が乱高下したことや、安倍政権が先週14日に閣議決定したアベノミクスの「3本目の矢」である成長戦略について、市場の評価がイマイチだったことも影響したとみられる。
ただ、世論調査を見る限り、安倍政権への支持や、参院選への追い風はまだ止まっていない。フジテレビ系「新報道2001」の世論調査で、安倍内閣の支持率は69・4%(前回比1・4ポイント増)と高く、「次の選挙でどの政党の候補者に投票したいか」という質問でも、自民党は42・6%で、民主党(5%)や公明党(3・6%)、日本維新の会(2・2%)などを引き離している。
政治評論家の小林吉弥氏は「地方首長選の結果は、地方ではアベノミクス効果が実感できないことが大きい。また、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉参加で、農業票が離れていることもある。株価の乱高下で、アベノミクスへの不安が広がり、支持率もジリジリと下がっている。参院選は自民、公明両党で過半数は超えそうだが、圧勝までは行くかは微妙だ」と語っている。
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