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あまちゃんテーマ曲 選挙カーで無断使用
東京都議選が告示された14日、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」のテーマ曲が一部政党の選挙カーで無断使用されていることが分かった。作曲者の大友良英氏(53)は、自身のツイッターで「流行を利用するような選挙活動はやめてほしい」と呼び掛けた。
都議選告示日に大問題だべ。発端は今月3日、大友氏のツイッターへの投稿だった。「東京・江東区で、みんなの党の看板を掲げたオレンジ色の広報車が、あまちゃんのオープニングテーマを拡声器で流しながら走り回っております。これ、OKですか?」。大友氏は「NGです」とつぶやいた。
その後も同様の報告が数件あり、大友氏は「複数の政党や候補者が曲を使用しているのではないか」と指摘。この日ツイッターで「流行にのって集票に利用していいと思う程度の想像力の人たちが政治に関わってどうなるんだろう」「政治家を目指すような人は流行を利用するような選挙活動はやめてほしい」と訴えた。
日刊スポーツの取材に「みんなの党東京都第15区支部」(江東区)は、同件について「事実です」と認めた。選挙カーは先月下旬、インターネット上でダウンロードしたテーマ曲を数時間流しながら、区内を回ったという。運転手は20代のボランティア男性で、別の関係者が「JASRAC(日本音楽著作権協会)に使用許可を得てないのでまずいのでは」と指摘し、その日のみとなった。曲を使用したことについては「(都議選告示前で)選挙活動ではなく、政治活動の一環だった。流行の曲を使うことで人々も振り向いてくれると思った」と説明。「ご迷惑をお掛けして申し訳ありません」と謝罪した。候補者は「何も分かりません」と話した。
曲には著作権があり、JASRACによると、選挙カーなどでの音楽利用は(1)著作者人格権がある作詞・作曲者の許可(2)録音することに対する財産的手続きが必要という。
あまちゃん人気は急上昇中だ。今月10日の放送は番組最高視聴率22・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。テーマ曲を含むサウンドトラックは今月19日に発売されるが、既に異例の1万5000枚超の注文があるという。先月29日付のレコチョク着うたランキングでは週間1位を獲得した。
◆あまちゃん 13年4月から放送中(9月まで)の連続テレビ小説。宮藤官九郎が脚本を手掛け、能年玲奈が、母の故郷岩手で一人前の海女を目指して奮闘する姿を描く。初回視聴率は関東地区で20・1%。方言で驚きを意味する「じぇじぇじぇ!!」が話題になる。
[2013年6月15日8時36分 紙面から]
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