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2013年06月14日 日刊ゲンダイ
ツイッターで「左翼のクソども」などと暴言を繰り返していた復興庁の水野靖久参事官(45)。すべてがマスコミ沙汰になった13日、水野氏は担当していた東日本大震災の被災者支援から外され、事実上の更迭処分となった。そんな中、ネット上で「この暴言官僚と何が違うの?」と疑問視されているのが、安倍晋三首相の“左翼”発言だ。
渋谷・ハチ公前で都議選候補の応援演説を行った9日の夜、安倍首相はフェイスブックにこんな書き込みをしている。
<聴衆の中に左翼の人達が入って来ていて、マイクと太鼓で憎しみ込めて(笑)がなって一生懸命演説妨害してましたが、かえってみんなファイトが湧いて盛り上がりました。ありがとう。前の方にいた子供に『うるさい』と一喝されてました。立派。彼らは恥ずかしい大人の代表たちでした>
安倍首相はツイッターにも同様の書き込みをしたが、一部で「彼らは左翼ではなくTPPや原発に反対していた人たちでは?」といった指摘が出てくると、この書き込みはいったん削除され、その後なぜか復活した。
14日午後10時現在、550近いコメントが寄せられるなど大きな反響を呼んでいる。賛否両論いろいろだが、首相の書き込みに対する批判コメントの一部を紹介すると……。
「反原発と反TPP=サヨクか。認知が歪んでいる」
「一国の首相がレッテル貼りか・・・あきれるわ」
「ここは民主主義の国です。左翼、右翼というのは古い」
一方、首相擁護派からは「サヨクどもを一掃しなくては」「日本からとっとと出ていけ!カス共め!」といった過激なコメントが目立つ。
また、ネット上の個人ブログなどにも続々と疑問の声があがっている。
<復興庁幹部が市民団体を『左翼のクソ』、安倍首相が『彼らは恥ずかしい大人の代表』という思考停止>
<復興庁幹部の『左翼』発言は、安倍首相の『左翼』発言と同じ>
首相には暴言官僚との“違い”をぜひ説明してもらいたい。
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