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2013-06-12 森功のブログ
今月号の中央公論「森功の社会事件簿」は、一連の橋下徹さんの舌禍事件について書きました。
芭蕉流に一句捻れば、物言えば唇寒し初夏の嵐、といった風情だろうか。「慰安婦制度は必要なのは誰だってわかる」に続いて、沖縄の米軍司令官に言った「もっと風俗を活用してほしい」発言。五月十三日のぶら下がり会見からこの間、大阪市の橋下徹市長の舌下事件は、いつになったら収束するのだろうか、と静観してきたが、事態は収まるどころか、ますますヒートアップしていった。知事就任以来、橋下徹を定点観測してきた取材者の一人として、一筆、愚見を申しあげる。
今度の抜き差しならぬ事態は、まさしく自業自得というほかない。他党やマスメディアから自らの発言を突っ込まれるたび、橋下本人が問題をすり替え、無茶な反論を繰り返してきた。そして、それは日頃の当人の言動を観察していたら、予見できる事態でもある。(中略)
が、それでも一連の発言そのものは撤回しない。それどころか、騒動の原因はマスメディアの「大誤報」だと責任転嫁する始末だ。理屈と飯粒はどこにでも付く、という。橋下理論はへ理屈にもならないレベルなのでこれ以上は触れないが、かくして日本で屈指の大きな自治体の首長であり、野党第一党をうかがう政党の代表として、世界に大恥をさらしたのである。
フェミニストでなくとも腹が立つ。で、問題はなぜこんな騒ぎになったのか、である。子供のように何でも反論しなければ気が済まない本人の資質はさておき、周囲に目をやると、やはりメディアの責任を問いたい。政治家のアイドル化、昨今はなかんずくお笑い芸人化している現象は、メディアの扱いが元凶だ。
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