http://www.asyura2.com/13/senkyo149/msg/267.html
Tweet |
安倍首相 尖閣問題でもオバマに裏切られていた
http://gendai.net/articles/view/syakai/142859
2013年6月12日 日刊ゲンダイ
米中トップ会談
8時間に及んだ「米中トップ会談」に安倍政権が焦りまくっている。日本の大手メディアは、〈尖閣 中国に自制要請〉などと、アメリカは尖閣問題について日本の国益を代弁したかのように報じているが、実際はまったく違ったからだ。オバマ大統領は、習近平主席にこう伝えている。
「領土問題については、どちらかの立場は取らない」「エスカレートさせないように双方で対話してほしい」
日本は「領土問題は存在しない」「話し合う余地はない」という立場だ。官邸も日本の立場をアメリカに伝えている。なのに「対話を」というメッセージは、領土問題を認めたも同然だ。中国はニンマリしている。
「右翼勢力に支えられている安倍首相は、もし支持率が下がったら、参院選前に尖閣諸島に公務員を常駐させるなどの強硬策を打ち出すつもりでした。昨年の衆院選の時も公約に掲げています。しかし、〈エスカレートさせるな〉とオバマ大統領に釘を刺されてしまった。訪米した時も、安倍首相はぞんざいに扱われている。やっぱりオバマ大統領は安倍首相が嫌い、という見方が一斉に広がっています」(政界関係者)
この先、中国が「尖閣諸島」にちょっかいを出してくるのは確実だ。すでに、11日まで3日連続で尖閣周辺に中国船を出没させている。
中国にとって決定的なのは、アメリカが日本の「施政権」を認めることはあっても「主権」は認めないことだ。施政権と主権は天と地ほど差がある。戦後、沖縄はアメリカに「施政権」があったが、「主権」は日本にあったようなものだ。早大客員教授の春名幹男氏が言う。
「尖閣諸島についてアメリカが日本の主権を公式に認めないことは、中国にとって大きい。日本はアメリカに主権を認めさせないといけない。しかし、沖縄返還協定が調印された1971年、アメリカの国務省スポークスマンは『日本への尖閣返還が中華民国の領土主張を侵害するものではない』と説明してしまっている。いまさら主権を認めづらいのでしょう」
アメリカに見放された安倍首相は、中国に対してどう出るつもりなのか。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。