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http://31634308.at.webry.info/201306/article_10.html
2013/06/11 09:20 かっちの言い分
東電と政府が福島原発の廃炉工程表案を発表した。溶融燃料取り出しを前倒しを行うと発表した。
溶融燃料取り出し前倒し=1、2号機で最大1年半−福島第1の廃炉工程表案・政府
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013061000735
東京電力福島第1原発の廃炉作業を進める政府と東電などの廃炉対策推進会議は10日、廃炉に向けた工程表の見直し案をまとめ、公表した。原子炉内に溶け落ちた核燃料の取り出しを、最大でこれまでより1年半早い2020年6月とするなど、計画の一部を前倒しした。福島県など地元自治体や学識経験者の意見を聞いた上で、月内にも正式決定する。
推進会議は米スリーマイル島原発事故を参考に、11年12月の「冷温停止状態」達成から10年以内に1〜3号機のいずれかで溶融燃料の取り出しを始めるとしていた従来の工程表を、各原子炉の現状を踏まえ再検討した。
1、2号機では、最も早い場合は17年度に使用済み燃料プールから燃料の取り出しを始め、20年6月に原子炉から溶融燃料の取り出しを始める。そのために、前提となる除染の進行状況や既存の燃料交換装置の復旧、建屋の耐震安全性確認などの判断を、14年度前半までに行うとした。
水素爆発で建屋が大きく損傷した3号機では、最短で21年度下半期に溶融燃料の取り出しを開始。がれきの撤去中にプールに鉄骨が落ちる事故などがあったことから、プール内燃料の取り出し開始を14年末から、15年度上半期に見直した。4号機は従来通り今年11月からプールの燃料取り出しに着手し、14年末ごろの完了を目指す。(2013/06/10-20:17)
上記の記事の内容を見ると、1,2号機は17年度に使用済み燃料プールから取り出すとある。また、炉心を溶かした溶融核物質も取り出しを行うとある。しかし核専門家が言うには取り出しは無理と言われている。なぜなら、どこまで核溶融物質が地中に潜り込んでいるか、どのようになっているか皆目わからない。普通の物質なら単純掘って確認出来るが、溶融核物質をカメラで観察しようとしても、その映像は強い放射線で全く見ることが出来ないだろう。それぐらい途轍もなく大きな線量であるからだ。
行程表の中で4号機の取り出しは今年11月から14年末には完了する予定とある。この記事の内容からはそれだけの情報であるが、少し福島原発の状況を知っているものは4号機の取り出しが何故最も早い計画になっているか理解できる。
これを知るためには生活の小沢代表が京大小出氏に原発の状況を聞いている以下の動画を見て頂きたい。
http://www.youtube.com/watch?v=lkVyQrT7sUU&feature=player_embedded#t=0s
4号機を真っ先に処理することは、4号機が一番危険だということである。今、4号機に事があれば、日本にとって、世界にとっても、最も危険な状態を招くからである。
4号機は水素爆発によって、核燃料プールを支える基礎部分が破壊され、また相当なダメージを受けている。いつ崩壊するかわからない状態だったので、東電が補強工事を行った。東電は震度6程度でも崩れないと言っているが、ダメージ自体がよくわからない以上、大きな地震で崩壊しない保証はない。
燃料棒を冷却出来なくなれば、核連鎖反応によって(大げさでなく)、今回の爆発による一時的な核物質の飛散の規模をはるかに超えて、継続的に核汚染物質が日本中に飛散される。
冷却出来ない以上、近寄ることも出来ず、手が付けられなくなる。日本は、風まかせで、至るところに核汚染物質が飛んでいく。別の意味で日本沈没である。
こういうことを知っていながら、アホノミクスの安倍首相は原発を再稼働すると言い、また世界で最も安全な原発と言って輸出しようとしている。確信犯中の確信犯である。
そのような自民党に40%以上の国民が支持しているという。こんな危険な政党に日本を任せておいては日本は本当どうなるかわからない。そのような事態を招いて悔やんでも遅い。
それこそ、脱原発、反原発を主張する政党を勝たせるのは「今でしょう」。
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