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★孫崎享氏の視点ー(2013/06/11)★ :本音言いまっせー!
私は、理念的には、「みどりの風」が最もよいのでないかと思っている。
政策としては
(1)脱原発社会に向けて地道に取り組みます、
(2)国家主権を侵害するTPPへの交渉参加に反対します、
(3)沖縄の基地問題に真剣に取り組みます等を掲げている。
民主党のリベラル系の議員はいち早く脱党して、この人たちと
一緒になったらよいと思っている。いくら民主党がリベラルと言っても、
後ろに野田氏や前原氏が控えている。民主党にいて未来はない。
しかし、「みどりの風」に風は吹かない。
こんな折、たまたま茨城県で「TPPを考える国民会議」の講演に出かける
途中で、約一時間舟山康江氏にいろいろ質問した。
その答えが次のものです。
・緑の風の理念の中心は反「新自由主義」といってよいと思います。
(新自由主義の定義は様々ありますが、「企業の活動を最大限自由にする、
公共の介入を出来るだけ制限する」ということでよいかと思います)
・こうした中で、最近の政策で言えばTPPへの参加の反対、原発の再稼働反対、
消費増税の反対があります。
・民主党は当初の考えと全く逆のことを行う政党になりました。
(注: 1996年民主党の結党の時の考え方
「 小さな中央政府・国会と、大きな権限をもった効率的な地方政府による
「地方分権・地域主権国家」
経済成長至上主義のもとでの大量生産・大量消費・大量廃棄の産業構造
と生活スタイル、旧来型の公共投資による乱開発は影をひそめて、
技術創造型のベンチャー企業をはじめ「ものづくりの知恵」を蓄えた
中小企業経営者や自立的農業者、それにNPOや協同組合などの市民セクター
が生き生きと活動する「共生型・資源循環型の市場経済」
国のつごうに子どもをはめ込む硬直化し画一化した国民教育は克服
外交の場面では、憲法の平和的理念と事実にもとづいた歴史認識を
基本に過剰な対米依存を脱して日米関係を新しい次元で深化させていくと
同時に、アジア・太平洋の多国間外交を重視し、北東アジアの一角に
しっかりと位置を占めて信頼を集めるような国。」 )
・TPPは単に企業の効率(利潤の最大化)だけを追求するシステムです。
・今日の民主党は全く自民党と同じ政策を追求する政党となってしまった。
多くの民主党議員にはかっての民主党理念と同じ価値観を持っている人々
がいる。この人たちが現在の民主党にいるのは理解しがたい。
・私達にはかっての民主党の理念に共鳴している人々と共に行動したい
という思いはある。しかし、いろいろのしがらみで、これらの人々は
動けない。
・原発事故を経て我々が進むべきをしっかり見極めなければならない。
リベラル的政治思考、地方に活気を取り戻す等様々な課題がある。
・今、影響力拡大に向けて最大の問題はマスコミの対応である。
「みどりの風」を単なる弱小と扱い、ほとんど報じない。
NHKも日曜討論など党同士で討論を国会議員5人以上、直近の選挙で
2%を獲得した党のみが政党と参加する。
誰もみどりの風が真剣な選択肢であると考えていない。
どの党が真摯にどの方向に日本を持っていこうとしているか、
考えてみると、みどりの風が選択肢から排除されているのは、
本当に残念である。
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