http://www.asyura2.com/13/senkyo149/msg/211.html
Tweet |
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-9014.html
2013/6/10 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
警視庁警察官の最高の栄誉である「警視総監賞」は一体、いつからこんなに「軽く」なったのか。
警視庁が、サッカー日本代表のサポーターらの交通整理に当たった20代の機動隊員「DJポリス」に警視総監賞を贈ることを決めたという。
渋谷のスクランブル交差点で拡声器を持ち、「おまわりさんもW杯出場がうれしいんです」「皆さんは12番目の選手」などとアドリブを織り交ぜながら歩行者を誘導。逮捕者もケガ人もゼロだったことが評価されたらしい。
テレビは当時の映像を繰り返し流し、「メデタシ、メデタシ」みたいなお祭りムードだが、ちょっと待ってほしい。「警視総監賞」といえば、「捜査の神様」で知られた平塚八兵衛など、難事件を解決したり、命懸けで市民を守ったりした警察官だけに与えられる栄誉だ。「シャベリ上手」を理由に簡単に贈ってしまっていいのか。
「警視総監賞」受賞歴がある元警視庁刑事の北芝健氏はこう言う。
「『警視総監賞』は、警視庁の『叙勲』といわれるほど、相当、ハードルが高かったものです。それが今回は……。随分、ハードルが下がったな、というのが正直な印象です。おそらく、メディアに大々的に取り上げられたため、警視庁が『市民に近しい警察』をアピールする絶好の機会と捉えたのかもしれません」
◆警察官も目立つが勝ち?
「DJポリス」が活躍した渋谷・スクランブル交差点には当時、他にも複数の警察官が沿道に立ち並び、汗をかきながら歩行者や車両の整理に当たっていた。「逮捕者、けが人ゼロ」は「DJポリス」ひとりだけの功績じゃないのだ。
「『警視総監賞』を贈るなら、交通整理に当たった全ての警察官を対象にするべき。つまり、彼が所属する機動隊あてにすればいい。それなら組織が評価されたことになる。仮に個人に贈るなら所属長の賞で十分ですよ。今回の授与は、メディアが大きく報じたことが背景にあると思うが、こういうやり方をすると、『目立つヤツが勝ちか』と真面目に働いている警察官がシラけて、士気にも影響が出かねません」(元愛媛県警警察官の仙波敏郎氏)
警察官の不祥事は後を絶たず、懲戒免職処分となった警察官は昨年62人で、過去最多となった。仮に警視庁が地に落ちた警察イメージ払拭のために「警視総監賞」の利用を画策しているとしたら、まさに愚の骨頂である。
渋谷の"DJポリス"に警視総監賞授与の方針
あの、機動隊員に警視総監賞です。
「皆さんは12番目の選手です」(機動隊員)
今月4日、サッカー日本代表がワールドカップへの出場を決めた夜、渋谷駅前でユーモアを交えて誘導を呼びかけて話題となった警視庁の機動隊員に対して、警視庁は今週中にも警視総監賞を授与する方針を固めました。
渋谷駅前には大勢のサポーターが集まりましたが、巧みな話術には「DJポリス」という愛称までつけられました。大きなトラブルや逮捕者、けが人が出なかったことが評価されたということです。(10日11:19)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。