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2013年06月10日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆イスラム圏から日本に留学して以来25年、日本を拠点に活動しているジャーナリストが、日本社会の変貌ぶりを慨嘆している。それが、「TPP(環太平洋戦略的連携協定)」に参加すると、もっと激しく変貌する危険があると嘆き、深刻に憂慮している。
変貌を慨嘆しているということは、言い換えれば、「悪くなる」という意味だ。25年前と言えば、日本のバブル経済が、頂点に達する直前である。どう悪くなったのか。整理すると、以下の通りである。
◆日本企業に勤務している正社員の大半は、会社に対する忠誠心が強く、責任感も強かった。だが、このごろは、派遣社員やパート、アルバイトが増えたせいか、責任感が希薄になっている。従業員の出入りが激しく、いつの間にか、担当者がいなくなっているケースが多々ある。前任者から後任者への引き継ぎも、十分ではない。労働者の移動、転職が活発になり、流動化するのはいいけれど、「忠誠心、道徳観、倫理観」が希薄化するのは、日本の良さが失われることになるので、決して好ましいことではない。
これが、TPP参加により、「金銭解雇」が常態化し、あるいは、海外からの移民や労働者の受け入れが盛んになると、もっと悪くなるのではないか。外国人の立場で、こんなことを言うのは、おかしいけれど、海外から移民や労働者を安易に受け入れない方がよい。
◆25年前に、父親がイスラム圏から日本にやってきて、会社を設立しようとしたら、役所に届け出る書類の作成が煩雑なうえに、審査も厳格で、許可認可が得られなかった。このため、日本での起業を諦めて、国に帰ってしまった。ところが、いまは、外国人が日本で会社をつくるのは、難しくなくなっている。医療関係のスタッフを集めようとすると、優秀な日本人が、たくさん集まってくる。病院をつくれば、日本に住んでいる外国人が、大勢やってくるに違いない。医師や看護師などのスタッフが優秀なので、外国人の金持ちが、内外から押しかけてくる。そうなると、日本人の貧しい受診者は、いままでのように、安心して病院にかかれなくなる心配がある。病院が、金持ちを優先するようになるからだ。
◆最近の日本は、どうも治安が悪化してきている。殺人事件が、以前より増加していて、死刑判決を受けて、処刑を待っている人が、130人にも達していることが、何よりの証明である。東京・六本木の中心地をはじめ歓楽街では、不良外人が増えているせいか、治安が悪くなっている。日本と言えば、世界のなかで「最も平和で治安が良い国」だったのに、いまは、違ってきているのが、残念だ。だから、タチの悪い外国人を入国させない方がよい。
◆ついでに言えば、日本人が話す言葉も、乱れてきている。男女ともにきたない言葉を平気でしゃべっている。25年前は、多くの人が、きれいな日本語をしゃべっていた。ところが、いまでは、テレビやラジオに出演しているアナウンサーやお笑い芸人などの言葉が、乱れている。一口で言えば、「品格」が落ちてきているということだ。テレビ・ラジオが、時折、むかしの街頭録音を再生するときがあるが、アナウンサーが質問している言葉も、答えているサラリーマンや主婦だけでなく、若い子の言葉も、みんなきれいな日本語を使っていた。それがいまは、悪い方に様変わりしている。
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