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(回答先: Re: パームスプレングスでの米中サミットと米日サミットの違い 投稿者 弟子筋 日時 2013 年 6 月 09 日 20:41:02)
http://grnba.com/iiyama/index.html#st06091
◆2013/06/09(日) ランチョ・ミラージュ余話 (1)
オバマ大統領と習近平国家主席は、6月7日〜8日の二日間、
米カリフォルニア州のパームスプリングスで会談を行った。
会談の場所をもっと正確にいうと、パームスプリングス市郊外
のランチョ・ミラージュ。米国随一の最高級避寒地だ。
ランチョ・ミラージュで首脳会談を行うことの意味は、重大だ。
米国が、英国のエリザベス女王を国賓として最大級の接遇を
した縁(ゆかり)の地で、習近平国家主席に破格の接待をする!
というのだから、米国の意気込みは只事ではない。
余談だが…、
先月の「米韓首脳会談」で、米国は、朴槿恵(パク・クネ)大統領を
大変に厚遇した。
昼食をはさんでたっぷりと2時間以上も会談し、会談と昼食の
合間には通訳を抜いて2人だけでホワイトハウス内の庭園を
散策している。
さらに、朴大統領には上下両院でスピーチまでさせている。
ちなみに日本の首相は、アメリカ議会での演説を誰もさせて
もらってない…。
みじめだったのは安倍晋三・日本国総理大臣だ。
安倍総理は、1月訪米を発表したのに米国政府に断られて、
2月に先送りされた訪米に昭恵夫人を同行したかったのに、
ミシェル夫人の都合が悪いと断られた。
共同記者会見も開かれず。かろうじての「記者懇談」のあと、
オバマ大統領は安倍総理と握手もせず退席する始末。
慌てた日本人記者から「握手を!」とせっつかれて、握手。
これには安倍総理も、さすがにガックリ肩落とし。
この腹イセに飯島薫を訪朝させた!という解説も、あながち
マトハズレではない鴨夜。
(つづく)
◆2013/06/09(日)2 ランチョ・ミラージュ余話 (2)
パームスプリングス市郊外のランチョ・ミラージュ。
この場所で、米国政府が中国の国家主席を接遇する…。
この意味は重大だ!と、先に書いた。
それは…、
米国政府が、習近平・オバマ会談を今世紀における最も重要
な“枠組みづくり”の機会である!と認識しているからだ。
米国各紙も、習・オバマ会談を、
「今後40年つづく米中協力関係の新しいモデル」
(“a new model” of more cooperative relations after 40 years)
をつくるための会談であると大きく報じている。
それはそーと、ランチョ・ミラージュ。
この米国随一・超最高級の避寒地に招待されることを、喉から
手を出しながら願っていたのは、中曽根康弘だった。
日本で宣伝された“ロン・ヤスの関係”は、実は、根も葉もない
作り話で、ロン様(ロナルド・レーガン大統領)は、ヤスには会いたく
なかった。野暮ったい日の出山荘での悪印象も残ってたし…。
ところで、ランチョ・ミラージュ。
ロン様は長年の習慣で年末年始はランチョ・ミラージュで避寒
休養するのだが、ソレを知ったヤスが、ロン様に無理を言って
やっと実現したのが1985年1月2日の“ロン・ヤス会談”だった。
しかし、この時、ロン様はランチョ・ミラージュにいたのに…、
「ヤス! ランチョ・ミラージュで会おう!」
とは言わなかった。
ランチョ・ミラージュでロン様に会いたかったのに、ロン様は、
「中曽根総理、ロスで会いましょう!」 と冷たい返事。
そーして、ロン様はランチョ・ミラージュを出てロスまで行って、
ヤスに会ったのである。この時の会談時間は、たった1時間。
粗末な昼食は出たよーだが…、冷たい接待だった。冷や飯。
ま、ロン様には、その程度にしか思われてなかったのでR。
以上が “ロン・ヤスの関係” の実態。
(Wikiなんかばかり読んでると、勘違いすっかん寝ーーwww)
鼠ーか、今の安倍総理も同じよーな仕打ちを受けている…。
それでも、脳なしの妾(メカケ)のよーに、旦那に尽くすヌッポン。
(つづく)
◆2013/06/09(日)3 ランチョ・ミラージュ余話 (3)
ランチョ・ミラージュ(RANCHO MIRAGE)での米中両首脳の会談が
“世紀の会談”だと言えるのは、大きな理由がある。
それは…、
21世紀後半に向けて国際政治の枠組み(レジーム)が決まる!
ということだ。
今後の国際政治の枠組み(New Regime = New Model)とは何か?
ひとつは…、
今後、世界は、米・中=二大覇権国家の領導で動いていく!
ということだ。
ふたつ。
米・中は、かつての米・ソのような冷戦状態を避ける!
ということ。
簡単に言えば…、
「お互い戦争は出来ない状態なんだし、ま、ウマくやろーや!」
と習近平とオバマが確認しあった。これが今回の会談の本質。
米国は、軍事費を削減して“財政の崖”をクリアしないと国家が
破綻してしまう。だから戦争は出来ない。
戦争屋の女ボス・ヒラリーを失脚させて、平和主義者のケリー
を国務長官に据えたのも戦争を避けるためだ。
中国は、大戦争になると、必ず内戦状態になり国が分裂する。
国家の分裂→群雄割拠状態は、西欧の帝国主義者の思う壺
なので、「ひとつの中国」を中国は何が何でも守ろうとする。
「国内分裂は絶対に避ける! ひとつの中国のままで行く!」
これが中国の“国是”。内戦と内乱を呼ぶ大戦争は避ける!
ここが分からないと、中国の“戦術的な好戦性”も分からない。
さて…、
ランチョ・ミラージュでの一泊二日、8時間以上にもおよんだ
ネクタイをはずし胸襟を開いての“世紀の会談”は、大成功!
となったよーでR。
とくに習近平が、満面に笑みを浮かべるよーになった…。
(つづく)
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