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2013/6/7 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
政治利用された"大名登山"
安倍首相が「三浦雄一郎記念日本冒険家大賞」の創設を決めた。先月、世界最高峰のエベレスト(8848メートル)の登頂に成功した三浦雄一郎さん(80)をたたえ、顕著な業績を挙げた冒険家に贈る賞だという。
安倍首相はこの5月に長嶋茂雄と松井秀喜に国民栄誉賞を贈ったばかり。今度はわざわざ賞を新設したわけで、その裏に7月の参院選が潜んでいるのは言うまでもない。
「それにしても露骨なやり方ですね」とあきれているのはノンフィクション作家の奥野修司氏だ。
「僕ももうすぐ高齢者だから三浦さんの偉業は素直に評価します。彼がお年寄りを勇気づけたのは事実。だけど、それを政治利用するのはいかがなものでしょうか。5月に成年後見人制度を改正したのは障害者とその家族の票を掘り起こそうという意図がミエミエでした。今度は高齢者の票を狙っているのでしょう」
三浦氏は恵まれた冒険家だ。今回のエベレスト登頂はスポンサーからの1億円など約1億5000万円の大金を使って達成した。その登山は大名行列と批判された。重い酸素ボンベなどはスタッフが運んでくれるのだから、カネがない登山よりはるかに楽だ。今回は6500メートル付近で動けなくなり、ヘリで下りてきて「本当に登頂といえるのか?」という疑問の声も上がった。そこに「冒険家大賞」だ。ますます鼻白んでくる。
三浦氏は先週、「とくダネ!」(フジテレビ)の取材を受け、司会の小倉智昭とともに都内の高級ステーキ店で食事をしていた。頼んだのは1・5キロのステーキ。月に1回、息子と食べに来ていると自慢げに語っていた。
作家で社会学者の岳真也氏はこう言う。
「三浦さんのエベレスト登頂は、言葉は悪いが、カネに飽かして成功したようなもの。マスコミをうまく利用して、これでもかとばかりニュースになっていました。冒険家と同時に、商売人のイメージがつきまとうんです」
参院選前に「話題」が欲しい安倍官邸と商売人・三浦氏の“利害”が一致した「冒険家大賞」であるのは間違いない。
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