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◎「日本一新運動」の原点―164
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2013年06月06日 日本一新の会・代表 平野貞夫妙観
〇 千葉から日本政治の一新を! 小沢一郎氏 突然 柏市に現る!
6月2日(日)午前11時、柏市のふるさと五兵衛≠ナ、小沢・生活の党代表を囲む会が開かれた。小沢さんにとって柏市は母親の故郷である。突然の会合であったが、120名近くが、焼き鳥料理で庶民に知られている店に集まった。
5月29日に、生活の党は太田かずみ前衆議院議員を、参議院千葉選挙区の公認候補として決定したばかりである。太田かずみさんといえば、小沢さんが民主党代表に選ばれた直後、平成18年4月の、衆議院千葉県第七区の補欠選挙で「奇跡の当選」と関係者を驚かせた政治家である。
この千葉7区の補欠選挙の歴史的意義は大きかった。民主党にとっては、衆議院予算委員会での「偽メール事件」で党の信頼を失墜し、前原代表や野田国対委員長が辞職するという、最悪の状態で行われた選挙であった。こんな状況で民主党公認候補が勝てるとは、ほとんどの政治家はもとより、メディアを含んで、だれも思ってはいなかった。小沢代表が先頭に立って、川上作戦や「ビール箱演説」を繰り返し話題となった。その背景には小泉・竹中の国民いじめ問題を、小沢代表が適切に政策判断し、「国民の生活が第一」を訴えたことである。「選挙の神様」という小沢神話を復活させ、民主党への政権交代の基盤はこの選挙でつくられたといえる。
ふるさと五兵衛≠ナの集会は、昨年の総選挙で千葉8区(柏市(旧沼南町は除く)・我孫子市)から未来の党で立候補した姫井由美子さんの司会で始まった。
(小沢代表の挨拶要旨)
昨年春の総選挙では、この千葉8区で姫井さんを突然に立候補をお願いし皆さんには大変お世話になり、また、ご迷惑をお掛けしました。実は、昨日、一昨日と関西に原発や原子力関係の勉強に行っていました。
何と言っても、柏市の沼南は母の故郷です。また、沼南には元参議院議員の平野さんも住んでいて、「日本一新運動」を全国的に展開している方々とともに今日も顔を見せています。今日、突然に柏市に参ったのは、太田かずみさんが2ヶ月を切った参議院選挙に千葉地方区から立候補することになりましたので、何よりも先に皆さんにご挨拶とお願いに参ったのです。
私が最初に民主党代表になったのは、平成18年4月7日、千葉7区の補欠選挙は16日後という緊迫のなかで、太田さんは奇跡の勝利をし、それが平成21年の民主党への政権交代の原点になったのでした。この大事な政権交代を、民主党の指導者たちが選挙で国民と約束した基本を、ことごとく反故にしたため、昨年の総選挙は自・公政権に逆流しました。
しかし、総選挙の内容は決して自・公政権を国民が歓迎して選んだのではありません。あまりにも民主党が酷かったこと、そして第三極が適切に作れなかったため、国民が冷静に総選挙に対応できなかったことで、私も責任を感じています。必ずや次の総選挙には国民の生活を大事にする政治グループを結集し、国民のための政権交代を実現します。
そのため7月の参議院選挙は極めて重要です。自・公政権は内政でも、外交でも、きわめて不安と危険性を国民に感じさせています。千葉で太田かずみさんが勝利することは、日本を一新させる原点になります。どうかよろしくお願い申し上げます。
(太田かずみ前衆議院議員の挨拶要旨)
千葉に帰って参りました。柏市生まれの私は、まずは柏市は故郷だとの思いの小沢代表とともに、ご挨拶の集会を突然に開かせていただき、日曜日というのに、大勢ご参加いただき感謝します。安倍政権で国民の生活は益々苦しくなりました。福島原発事故による放射能被害は、ここ柏市を中心に千葉県内でも大きな問題を残しています。脱原発とともに全力で取り組みます。消費税増税も挫折目前のアベノミクスも一緒に阻止しなければなりません。生活の党は、民主党が政権交代した時の初心を忘れない唯一の政党です。国民の生活の安定と向上、この実現を千葉から再出発させるため、皆様のご支援をお願いします。
(私(日本一新の会代表)の挨拶要旨)
時間の関係で一点だけ申し上げます。5月31日付東京新聞の「ミラー」という読者の声欄に注目すべき記事がありました。府中市の伊藤さんの意見です。「昨年12月の衆議院選挙で、国民の多くがミスを犯したということである」との書き出しで「第三極に力を与えるべき状況に、自民党と変わらない「維新の会」や「みんなの党」を第三極と勘違いし、実質、小沢一郎氏を中心とした未来の党にそれなりの力を与えていたら、自民党の独裁を牽制できたはずだ」というものです。原因は国民が多数のメディアに誘導されたことにあり、「参議院選挙ではメディアに騙されないようにしよう」という呼びかけでした。
賢明な多くの人々が、政治家・小沢一郎の力と政策と誠意を理解している証拠がこの意見です。メディアの一部もこういう形で報道し始めたことを評価します。「生活の党」支持率が増加し始めました。日本の危機を救う政治家は小沢一郎さんをおいて他にいません。太田さんを勝利させ、千葉から日本を一新させましょう。
〇 陸山会事件・「妄想から始まった事件は実在しなかった」
小沢代表を囲む会が終わり、柏駅東口での太田・姫井・平野の3人による街頭活動を行い、昼食を兼ねて打ち合わせ会となった。太田さんにとって福島2区の活動は、苦労と勉強の機会となったようで政治家として成長したことを感じた私は、ベストを尽くせば勝利できると確信した。そして、話題は「陸山会事件」とは何だったのかに移った。これさえなければ、今ごろは小沢政権が続いていたと語り合った。
自宅に帰って驚いたことに、本会の維持会員であり、山口県議の戸倉多香子さんから「陸山会事件関係資料」がファックスで届いていた。それは、主任弁護人であった弘中惇一カ弁護士による『妄想から始まった事件は実在しなかった』(季刊・刑事弁護 第74号)と題したレポートであった。重要な指摘があり、要点のみになるが紹介する。
論旨は『はじめに』に要約されており、「東京地検特捜部は、被告人に対し、ゼネコン等から違法な金を受け取ったのではないかという根拠のない妄想≠抱いて、収賄の嫌疑をかけ、大規模な捜査を行ったものの、結局、裏付ける証拠を得ることができず敗北≠オた」と、結論づけ、被告人および秘書をターゲットにした政治資金規正法の事件は、その残滓であると指摘している。「残滓であることのもう一つの意味は、検察官が想定したゼネコンなどからの不正な金銭収受が存在しないことが本件(政治資金規正法違反事件)が成立しえないことを明らかにしていることである」とし、「妄想から始まった事件は、最後まで実在しないのである」と断言している。
この妄想から始まった実在しない事件を証明するため『裏づけられなかった不法な金銭受領』、『捜査・起訴を断念すべきだった検察』と項を設けて説明し、最後の『検察審査会を欺いた検察』において、「検察官は、法律の専門家としての判断は嫌疑不十分―不起訴≠ナあったにもかかわらず、検察審査会に対しては、被告人に関する嫌疑は十分に存在するかのような田代検事作成の報告書を提出するなどして、検察審査会に起訴議決を行わせた。これは、大規模な捜査を行ったものの収賄事件の立件に失敗した検察官がそれによる批判を受けることを恐れ、検察審査会を欺いてまで被告人の起訴を確保しようと理解される」と、検察官の不正な行動と検察審査会制度のありかたに言及している。さらに、本論において5ページにわたり、事件の概要、公判での争点などを記述しているが、専門的な問題にわたるので省略する。
以上、序論にあたる部分だけの弘中レポートを紹介したが、法治国家の精神を放棄した司法界で、これだけの問題点を指摘し、見識を述べる弘中氏に敬意を表したい。
弘中氏が指摘する問題は、司法界内部だけの問題ではない。陸山会事件にみられるような、不法で不正な検察や検察審査会のありかたは、司法官僚だけの判断で行えるはずはない。そこには議会民主政治≠フ原理を冒涜した政治勢力の関わりがなければ、起こりえない問題である。何故こうも、衆・参両議院の国会議員がこのことに危機感を持たないのか。弘中弁護士の指摘は私にとって、現下の政治への重大な警鐘と聞こえる。
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