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2013/6/4 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
安倍夫婦政治は憲法違反
写真は安倍首相夫人、昭恵さんが今月1日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス、フェイスブックにアップしたものだ。
タキシード姿の首相、ピンクのイブニングドレス姿で寄り添い、そっと腕を絡めている夫人。キャプションには〈これから野口英世賞授賞式です〉と書いてある。
アフリカ開発会議の最中、横浜で開かれた授賞式と晩餐会には天皇、皇后も来た。昭恵夫人はこうしたパーティーには目がないというか、よくフェイスブックに写真を載せる。で、今回も満面笑みのツーショットを載せたわけだが、さて、ふつうの国民はどう見るか。
「自分たちだけ楽しんでいればいいのか」「国民生活はどうなんだ」――と、こう噛み付きたくなるというものだ。
昭恵夫人のフェイスブックには3万5000人のフォロワーがいる。もちろん、一般国民もいるだろうが、「友達」は聖心つながりなどの「セレブ」や「文化人」たちだろう。そんな仲間内では、こういう写真も“受ける”のだろうが、庶民は違う。まして、多くの国民はいまだにどん底不況にあえぎ、賃下げ、リストラ、失業の恐怖と闘っている。
「ボンボン首相とセレブ夫人が勝手にやってろ!」と毒づきたくなるが、おそらく、この夫婦は絶対にそういう声に気づかない。そこが安倍の限界というか、どうしようもないところだ。
◆読んでて恥ずかしくなる夫人のFB
庶民の反感を買う。あるいは神経を逆なでする。そんな安倍夫妻の言動は何も晩餐会の“自慢写真”だけではない。
安倍はロシア、中東、ミャンマーと暇さえあれば外遊しているが、夫人も一緒で、各国首脳との懇談、会食などを楽しんでいる。
そうでなければ、高級レストランで食事をしたり、芸能人のコンサートを楽しんだり。南こうせつのコンサートでは安倍はあろうことか、歌を歌った。それを夫人がフェイスブックでこう書いた。
〈昨日は南こうせつさんのコンサートに行きました。主人はステージに上がり、「あの素晴らしい愛をもう一度」を熱唱。歌うことを知らなかった私は会場後方から「やめて〜」と叫んでいましたが、無事に歌いきり、皆さんから大きな拍手を頂き、私もホッ……〉
はしゃぎすぎ、浮かれすぎ、悪ノリしすぎ。ついでに言うと、南こうせつは昭恵夫人の友達で、いまや、夫妻でこうせつとカラオケに行ったりする仲だとか。だから、こうせつが「来てくれ」と頼み、安倍が応じた。首相という職業を勘違いしているのではないか、安倍は。
こんな軽〜い首相とミーハー夫人は見たことがない。
◆「夫人のため」みたいなODAの大盤振る舞い
その昭恵夫人は最近、政治にも口出ししている。
自民党はエイベックス所属の歌手、「東京プリン」の伊藤洋介氏を公認したが、昭恵夫人の父親が社長をやっていた森永製菓の社員だ。もちろん、“夫人枠”である。体操五輪金メダリストの塚原光男氏も出るが、こちらは夫人が昭恵夫人の飲み仲間。
「実は総理がミャンマーに行ったのも昭恵夫人と無関係ではありません。夫人がミャンマーの学校建設に寄付をするなど尽力していて、今回の訪問が実に10回目になるほど、親密なのです。この日程はもともと、日韓中の首脳会談が入っていたが流れた。急きょ、近場で行けるところを探して、ミャンマーになったんです」(首相官邸関係者)
昭恵夫人はさぞかし、いい気分だっただろう。なにしろ、910億円のODAと約2000億円の対日債務解消のお土産を持っていったからだ。
言うまでもないが、首相夫人は選挙で選ばれたわけではない。それなのに、このような政治的パワーを持つのはどうなのか。憲法違反じゃないか、国民の税金じゃないか、冗談じゃないよ、と言いたくなる。
「首相夫人はファーストレディーとして、ある程度の政治的サポートをするのは認められると思います。ただ、それが容認される範囲内かどうかでしょう。選挙の候補者選定などに関わっているとすれば、公私混同という気もしてきますが、一連の夫妻の言動を見ていると、むしろ、計算ずくのパフォーマンスのように見えます。アベノミクスといったって、実体経済が回復しないうちは見せかけです。安倍政権は高支持率を維持するために、常に何かを発信する必要性があるのでしょう。それが過密な外交日程につながり、夫妻のパフォーマンスになったりする。参院がねじれていて、政権基盤が脆弱なときに、どうやって、政権運営をするか。パフォーマンスで高支持率を維持するしかない。安倍首相は小泉政権のときにその手法を横で見ていて、覚えたのでしょう」(法大教授・五十嵐仁氏=政治学)
◆パフォーマンス首相には気をつけろ
そういえば、安倍のパフォーマンスの臆面のなさは、小泉を彷彿させる。
ブッシュの前でエルビス・プレスリーの真似をした小泉である。常にテレビのワイドショーやスポーツ紙、週刊誌が飛びつくような話題を振りまき、「自民党をぶっ壊す」というケンカ手法で耳目を集め、5年も政権に君臨、日本をぶっ壊したのが小泉だ。だからこそ、パフォーマンス政治家は要注意なのである。
政治評論家の野上忠興氏はこう言った。
「調べてみたら、安倍首相は就任以後、30日休みがあったが、外出しなかったのは2月の1回だけ。常にパフォーマンスを続けている。これは不安の裏返しでしょうね。高支持率を維持しているが経済は危うくなってきたし、外交はてんでうまくいっていない。不安だから、パフォーマンスをするのです。しかし、大物政治家というのはどっしり、落ち着いて構えているものです。安倍首相の軽々しい言動を見て、苦々しく思っている国民は実は相当いると思いますよ」
官邸内では「最大の危機管理は昭恵夫人のコントロールだ」なんて声もあるそうだ。もちろん、夫人に何も言えない安倍への皮肉も交えてだろう。この政権の正体と行く末が見えてくる。
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