http://www.asyura2.com/13/senkyo148/msg/736.html
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中国人民解放軍副総参謀長の発言に対する評価については、次に示す投稿を参照していていただきたい。
中国のメディアは、小野寺防衛相の「日本はこの海域の現状を維持する」という答えを曖昧なものとしているが、日本の領有権の正当性を前面に出さなかった“現状”という用語法には、尖閣諸島の領有権をめぐる日中間の食い違いをベースとした施政権が含意されていると推測する。
「中国「争いは棚上げすべき」 アジア安全保障会議:戚副総参謀長が語った尖閣諸島をめぐる“サイン”」
http://www.asyura2.com/13/senkyo148/msg/692.html
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軍副総参謀長「釣魚島問題は後の世代に解決を委ねる」
中国人民解放軍の戚建国副総参謀長は昨日閉幕した第12回アジア安全保障会議での演説と質疑で、釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題について「中国側は後の世代に解決を委ねる姿勢を堅持する」と表明した。京華時報が伝えた。
■釣魚島問題は後の世代に解決を委ねる
戚氏は「手を携えてリスクと試練に対処し、アジア太平洋の共同発展を実現する」と題した基調演説で、平和的発展の道を歩むとの中国の一貫した立場について一段と明らかにした。戚氏は「中国は平和的発展の道を揺るがず歩み、平和的発展、開放的発展、協力的発展、ウィンウィン的発展の促進に尽力する。中国の発展と繁栄はアジア太平洋各国にとって脅威と試練ではなく、重要なチャンスだ」と表明した。
質疑では「釣魚島問題の解決は後の世代に委ねるか」との質問に「中国側が後の世代に解決を委ねる姿勢を堅持することに疑いを抱く必要はない。20年前にトウ小平氏は政治的知恵を発揮して、係争の棚上げを打ち出した。東中国海と南中国海の一部の問題をすぐに完全に解決するすべは現在ない。関係各国には十分な戦略的辛抱強さが必要だ」と述べた。
■黄岩島紛争を国際司法裁判所に訴える必要はない
戚氏は「黄岩島(スカボロー礁)をめぐる中国とフィリピンの対話はスムーズで、国際司法裁判所は必要ない。南中国海問題における中国の立場は一貫しているうえ、十分な歴史的、法的根拠がある。われわれとASEAN各国は南中国海における関係国の行動宣言にも調印した。この宣言には直接関係する主権国間の交渉によって係争を解決するとの重要な条項がある」と指摘。「われわれもフィリピンも宣言の調印国であり、宣言の真摯で全面的な実行を承諾している。黄岩島紛争の解決に関するわれわれとフィリピンの対話ルートもスムーズだ。したがって国際司法裁判所を通す必要はない。双方は対等な対話を通じてこの問題を解決することが完全にできる」と強調した。
■過去30年近く軍事力に訴えていない大国は中国だけ
戚氏は「中国の軍艦が中国領海内で巡航することに非難の余地はない。東中国海と南中国海が中国の領土であるとの中国政府の主張は明確だ。したがって中国の軍艦が中国の主張する領土範囲内をパトロールするのは完全に正当であり、非難の余地もない」と指摘。「過去30年近くの間に、世界のほぼすべての大国が多かれ少なかれ軍事力を使用した。中国だけが、軍事力を用いた戦争や軍事衝突の挑発を30年近く行なっていない。中国は着実な行動によって平和を守っている」と強調した。
また「アジア太平洋地域はすでに世界経済の転換の重点となったが、戦争と武力への転換の重点となることは望んでいない」と表明した。
■フランスの対中露「武器」売却に不満の日本
日本の小野寺五典防衛相はフランスのルドリアン国防相との会談で、フランスによる中国へのヘリコプター着艦装置売却について「東アジアの緊張を高める」と懸念を表明し、自粛を要請した。ルドリアン氏は「着艦装置は決して武器ではない」と表明した。
日本はフランスによるロシアへの揚陸艦売却についても極東の軍事バランスが崩れると考えている。
小野寺氏は1日に行なった20分間の基調演説で釣魚島には一言も触れず、質疑では「日本はこの海域の現状を維持する」と曖昧な回答をした。
小野寺氏は演説で、国防予算増額など安倍内閣の多くの動きが日本の右傾化、国際秩序への挑戦と受け止められていることについて、完全な誤解だと述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年6月3日
http://j.people.com.cn/94474/8268574.html
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